怖いのは、損得ではなく正義で動く人間なんだ

medtoolz @medtoolz

「戦略の格言」という本を読んだ。 「怖いのは、損得ではなく正義で動く人間なんだ」といったことが書かれていて。納得できた。損得で動く相手は会話ができるし行動が読めるけれど、正義とか善悪で動く人間というのは、何をするのか全く分からないから恐ろしいのだと

medtoolz @medtoolz

「損得で行動しろ」という教えは、「道徳を無視しろ」というのとは全く異なるのだと。道徳は、得を取りに行くときに役に立つ道具であって、道徳を外さず行動することは、目先の得を逃がしてでも、将来的に大きな得を獲得できる可能性を高めるから、これは損得勘定においても正しいのだと

medtoolz @medtoolz

まず損得があって、道徳を使うのが正しいありかたで、これを逆転するのが恐ろしいのだと。まず道徳が来て、損得を敵視するような人。道徳律は人によって全く異なって当然、特に道徳や正義というものは、地理の影響を色濃く受けるから、地政学的にはけっこうやっかいなものなんだと

medtoolz @medtoolz

異なって当然の、正義とか道徳を、置かれた地理の違う相手に対して同じ基準を持ち込んで行動すると、これはもう、全く思考プロセスの違う人間が、土足でやってきては好き勝手振る舞ってるようにしかうつらない。だから争いが起きる

medtoolz @medtoolz

正義は地理から自由になれない、という地政学の考えかたには納得できる気がする。これを「普遍的なものがある」とやってしまうと、たぶんいろんな人が不幸になる