メモリアルウィークin小田原 沢田昭二先生講演会
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岩上「5日目です。名大の沢田昭二先生の講演を。二部構成、拡散した放射能の影響の内部被曝の話、不当に軽視されてきた歴史踏まえ。裁判の過程での内部被曝の重要性。追跡調査データの扱いも。ICRPについても歴史経緯を踏まえ」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:12:42
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沢田「こんにちは。1945年に中2、爆心地から1400mで被曝。学徒動員を病欠していた。原爆は瞬間的だが、周囲は暗闇。見渡すかぎり潰れた。火事嵐で逃げざるを得なかった。直ぐに結びつかなかったが後の雑誌で存在を思い出した。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:18:58
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沢田「大学3年の時にビキニ事件が起きた、専門にしようと思っている物理学で核戦争で人類が滅亡してしまうということで、原爆反対運動に投じることに。当時は県と市の助成で原爆展を開き運動すると同時に専門家としても」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:21:22
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沢田「素粒子物理学の湯川さんや朝永さん、また若い方々との研究で小林さん松川さんらがいる。こういう研究環境は事実に基づいて技術を提供する、という集団。95年の退職後、健康管理もあり後遺症もなく。97年頃から原爆訴訟に関与」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:23:33
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沢田「で00年代になって放射線関連の研究に、つまり新参者。で従来との違いから研究論文は認められてない状況が続いている。これは内部被曝については真面目に研究してこなかったから。民主的研究体制を科学的に事実から踏まえている」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:24:36
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沢田「なので現在内部被曝の問題が重視されているが、直ちに影響はない、などと言うだけ。真面目に研究してないので科学的に自信持って言えない。最近は内部被曝の重要を認識する人が増えていると思うが、まだ少ない。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:26:06
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沢田「科学的事実を共通の財産としていくのが私の責任であると。これが重要な課題であると。今分かっていることを基礎から伝えていこうと、将来役に立つと」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:27:01
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沢田「内部被曝の影響。放射線の人体へは電離作用が一番。粒子のエネルギーが人体に入ると細胞の分子、つまり蛋白やDNAだがこれら原子を付けるのが電子の重要な役目。だが放射線が電子にエネルギーを与え、飛び出しバラバラに」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:30:18
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沢田「電離作用が大元。値的には10電子Ｖ(eV)極僅か。一つの放射線で数百万eV有し、一発で数万箇所電離作用、で生体分子が壊れる。幸い修復機能で数時間で回復だが、誤った修復や失敗の可能性もありこれが損傷になる」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:32:47
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沢田「このベクレルという単位、1秒間の原子核崩壊量つまり放出量。グレイは組織1kg当たりの吸収線量。シーベルトとは生物学的効果比X線と比べるとα20 βγ1だが内部には適用できないと思うのだが重視してないのでこのまま」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:36:22
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沢田「人体は60兆の細胞。50kgの人が1Sv浴びると、50J、これは電子Vだと18乗オーダー。平均して1細胞520万箇所電離の計算。1mSvにしても520箇所の損傷で殆どは修復されるも1細胞平均1箇所修復ができなくなる」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:39:12
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沢田「これが100mSvだとその100倍で100箇所のダメージだが一般にはこれで細胞死が始まる。まとまると急性症状が起きる。が個人差もある。僕も被曝量は相当、1500mSv位だが急性症状はなかった。抵抗力は個人差が大きい」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:40:54
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沢田「食品などを経由して日本人では平均して1.8mSv程度だが世界ではもっと高いところも。自然放射能での癌の可能性もあるが多くの生命は進化を続けてきた。自然放射能のレベルでは現状の進化を継続できると」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:43:06
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沢田「ただ線量が高すぎると対応ができなくなると。基本的な単位が年間1mSvだと。60兆の細胞の中で一番影響をうけるのは細胞核、染色体など含有。ここには遺伝情報が全て。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:45:15
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沢田「この細胞核の染色体に放射線、特に透過の強いγ、つまり電離作用を繰り返しても減衰が弱い、ので染色体に当たるとこちらも通り抜ける。αβ線は透過力弱い。γが透過して破損させる修復は正常傾向。ただαβはそうではない」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:48:22
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沢田「原爆の放射線を考えると、秒速300ｍの速度、原子雲を水蒸気で構成するが重くなるので雨が降る。原子雲は成層圏まで行き横に広がる。真っ黒い空という証言、微粒子が充満。ただ日米友微粒子の影響はないという態度」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:50:38
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沢田「雲の広がりと降雨地帯以外でも微粒子が落ちている。その点から研究するべき立場だが、日本の研究ではお門違いと認められてないがそのうちそうせざるを得ないと、まだ論文はダメだがそのうち載せることになると」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:51:53
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沢田「これは1955年の核戦争懸念からの軍事的必要性からの調査、ABCC。被曝者の急性症状を調査。脱毛などだが、遠距離は精神的ショックだとして原爆の影響ではないと、しかしこれは他では見つかってない。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:54:19
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沢田「ABCCからの研究所も遠距離の被曝を研究してない。世界中そういう状態。ただ1989の論文データから放射線降下物を被曝者が取り込んだと推定できる。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:56:31
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沢田「被曝者は50年まで生き残ることが出来たのも少数。大体が室内にいた、約半分がそう。それと降下物の影響を見ると、爆心地から1.2kmからで両者の影響が同じ、それ以上は降下物の影響が大きい。だが降雨の影響は微量と判明」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 13:59:04
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沢田「法定で国側と論争するとこちらのほうが事実に基づくものなので勝てる。唯一負けたのは国が正しいと裁判官が盲信していたケースだがこちらも控訴。しかし学会ではまだ。権限の問題もある。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 14:02:03
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沢田「1km屋内で被曝された方、暫く動くことが出来たが12日後に髪が抜け、その後の皮下出血で28日後の死亡した。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 14:03:22
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沢田「紫斑の発症率と脱毛はほぼ同じだが、症状ごとの差が存在する。近距離での外部汚染と、遠距離の内部被曝。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 14:05:35
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沢田「内外の違い、透過線量が強いと大量にγ線がないと影響は出てこない、腸などでは。これでは近距離では発症は高くないが、遠距離ではβαが力を発揮する。集中して電離作用をおこなすので粘膜が損傷して細胞が死んでいく。」 #iwakamiyasumi5 #IWJ_odawara
2011-08-25 14:07:03