リベラルフェミニズムの定義を捻じ曲げたい人たち

兵頭先生の玉稿

戸常梨香騒動に関連して、人気サイト『Daily WiLL Online』において、兵頭新児大先生の玉稿が掲載されました。

街の人の声

しかし、この玉稿における「リベラルフェミニズム」の定義について、こんな市民の声が。

「リベラルフェミニズム」及び「ラディカルフェミニズム」については表現の自由クラスタがずっとデマを流し続けてきて、ぼくはそれに対しずっと批判してきました。
近年も再調査の上、それなりの結論を出しています。
詳しくは以下を参照。

↑長くなるから最初の記事だけを挙げとくけど、三、四回の連載記事です。

ひるがえって、ではこのフェミトー師匠の言にどこまでの理があるのか。
「ポストフェミニズム」というのは「フェミニズムは必要としない」と考えるようになった世代の女性を指す言葉。
それに対し、「リベラルフェミニズム（という言葉の、今日日的用法）」は学問的な専門性のない、一般的な女性に広まる、俗流のフェミ、とでもいったこと。これは彼女自身が引用しているぼくの原稿中の「一般的な女性たちに広まっている俗流のフェミニズム」という表現で既に説明されています。
彼女は「リベラルフェミニズム」という「フェミの一派の定義」に対し、「一般的な女性にフェミは流行っていないとの風潮を表す言葉」をぶつけるという、意味のない、文脈を無視した「反論」を行っているわけです。
言わば「カツ丼の美味さを語るスレ」で「私は天丼が好き。だから（私の好みという点では）天丼が正しい」とドヤるようなもの。
大変残念ながら、フェミニストたちの言というものは本当に、ほぼ100%これです。

正直、観見師匠の言っていることは意味が理解しにくいのですが、想像するにぼくが玉稿中で「リベラルのクセに性に不寛容と取れる発言をするのは不可解だ」と書いたのを、全く読解敵わず「リベラルは性に寛容なはずだ、だから兵頭は間違い」とガッツポーズを取っているのではないかと。
これは「カツ丼の美味さを語るスレ」を見つけて「天丼の方が美味いから間違い」とドヤるような行為であり、残念ながらフェミニストの返答は100%（ｒｙ

「ハルヒブームでオタクは死んだ」などと書いた記憶が、ぼくには全くありません。
本当にこの種の妄言を吐く手あいは多い。
本当に、非常にしばしば、フェミからはこうした妄想を根拠にしたインネンをつけられます。
ただ、想像するならば、ぼくはここしばらく「この十年、オタク文化は停滞している」と繰り返しています。
それがこの人の中で捻じ曲げられ、この発言になったのではないでしょうか。

フェミトー師匠の言は反論たる要素を1mm足りと満たしていませんが、恐らくは「リベラルフェミニズム」という言葉をフェミを延命させるために使うという、表現の自由クラスタしぐさを援用したい方なのでしょう。
しかしそれは虚偽に満ちたやり方だということは、繰り返しておく必要がありそうです。

現場からは以上です（センス溢れる表現）。
ともあれ、このフェミトー師匠、「ピルとのつきあい方公式」みたいなものであくまで個人なんですな。
ただ、一応、何とはなしに権威ありげな人が何やら述べておられるので、このように反論しておくことにしました。

後、上の記事、そろそろ第三弾も発表されるのでよろしく。