スペシャルファイヤーアナーキーキャッツ略してSFAC

「いたたたっ」というPNでやってます @NFulA3rhf52bpQb

SFAC 142 ユケはご飯を食べながら皆の顔を見た。いつまでもこんなふうに皆と一緒にいられたらいいのに。とユケは思う。「ユケちゃん〜。賑やかになってよかったわね〜」ユケママがユケの気持ちを察したようにそんな事を言いとても素敵な笑みを顔に浮かべた。 おしまい。

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SFAC 141 自分の食事をすべて平らげたフロイが欠伸を一つした。「時間はあるんだ。のんびりしようや」フロイが言ってその場て眠り始める。「あらあら〜」ユケママが言い眩しそうな目でフロイを見る。「まったく。だがフロイの言う通りかもな」ネマが笑いながら言った。

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SFAC 140 ロボユケママがゆっくりと片膝を床に突き目を閉じると動かなくなった。「ねえ直せる？」キアがネマとフロイを見る。「自動修復機能がある。時間はかかるがいつか直るはずだ」ネマがロボユケママを見つめて言った。

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SFAC 139 フロイがもぐもぐと動かしていた口を止める。「ロボユケママだ。でもどうして」「片方の足がない。片足だけが爆発したんだ」フロイが言いネマが言った。「でも戻って来られてよかったね」キアがロボユケママに近付くと嬉しそうに笑った。

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SFAC 138 皆でご飯を食べ始めると玄関の呼び鈴が鳴る。「あら〜。誰かしら〜？」ユケママが部屋を出て行き暫くして戻って来るとユケママが二人になっていた。「どういう事かしら〜？」ユケママがユケママを見て言う。「待った。よく見るとこっちのママさんはぼろぼろじゃないか」ネマが言った。

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SFAC 137 キアがユケママに近付く。「ママさん。ごめんなさい。天井は今の私達には直せないの」ユケママがキアの頭を撫でると顔を天井のあった場所に向けた。「大丈夫よ〜。きっとなんとかなるわ〜」ユケママが言って微笑む。「ママさん」ネマが呟くように言った。

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SFAC 136 フロイも何かを思い出したような顔をすると顔を上に向ける。「天井のせいだ。これどうすんだ？」「私達の力はあの時のチワワに使えなくされてるしね」フロイが言ってキアが言いキアも顔を上に向けた。「ご飯よ〜」ユケママが嬉しそうに言いながらネマを連れて部屋の中に戻って来た。

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SFAC 135 ネマが部屋の出入り口に向かって歩き出す。「俺が行く。その子の相手をするのだって手伝いになる」ネマが言って部屋から出て行く。「このままここで年を取って死んでいくのも悪くないかもな」フロイが言い香箱座りをする。「ねえ。なんか肌寒くない？」キアが何かを思い出したように言った。

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SFAC 134 APが切れユケは普通の子猫に戻るとキアに戯れ付き始める。「ちょっと急にどうしたの？」キアがそう言いつつもユケの相手をする。「とりあえずご飯を用意するわ〜」ユケママが言い部屋を出て行く。「三食昼寝付きか」フロイが言うとキアが「ママさんの手伝いに行って来る」と言った。

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SFAC 133 フロイとキアがユケの傍に来る。「そういう事だからこれから世話になる」「一緒に暮らしてもいい？」フロイが言ってキアも言う。「大歓迎だ」ユケは笑顔になって言う。「もう〜。こんなに猫ちゃんが増えて。嬉しいわ〜」ユケママがいつもの調子に戻ってそう言った。

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SFAC 132 ユケはネマの目をじっと見つめる。「それでもいいが帰れないぞ」ユケの言葉を聞いたネマが頷く。「だが、まあ、本気で帰ろうと思えばなんとかなる。この星には他にも宇宙から来てる奴がいるだろうからな」ネマが言い笑顔をみせた。

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SFAC 131 ネマがユケの顔を見つめると片方の前足でユケの頭をそっと撫でる。「力は使うな。その力は便利だがそれを使うとまたおかしな奴等が来るかも知れないからな」ネマが言いユケの頭を撫でていた前足で今度は優しくユケの頭をぽふぽふと叩いた。

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SFAC 130 転寝から目を覚ましたユケは三匹が帰らないと分かるとテンションが上がり三匹を相手に戯れ付き始める。フロイに向かって放った猫パンチがフロイの毛を数本毟るとAPが発動してユケの知性が覚醒する。「どうしても帰りたいなら帰してやれる」ユケは三匹に向かってそう言った。

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SFAC 129 ユケママが皆の頭を一匹ずつ撫でる。「うちにいればいいわ。何も心配はいらないから」「ママさんが普通に話してる」フロイが驚く。「ありがとう」ネマが頭を下げる。「迷惑かけてごめんなさい」キアが言って甘えるようにユケママの掌に額を押し付けた。

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SFAC 128 ユケ以外の皆が空を見る。「ロボットはどうなったの？」キアが小さな声で言う。「駄目だろう」ネマが言い難そうにしつつ言う。「ロボットは自業自得なとこもあるが俺達自身も困った事になってるぞ。宇宙船がなくなったんだからな」フロイが言って溜息を吐いた。

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SFAC 127 ロボユケママと宇宙船を咥えていたチワワの姿が見えなくなると空から強烈な閃光が降って来る。「なんだ？」フロイが呟く。「宇宙船の最終防衛機能が働いて自爆したんだろう」ネマが言ったのとほとんど同時に町中のすべての電子機器がその機能を停止した。

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SFAC 126 ロボユケママが宇宙船を咥えたままのチワワを持ち上げる。「このままこれを宇宙に捨てて来る」ロボユケママの足の裏から噴射されているジェットが唸りを上げチワワとロボユケママがの姿が空の彼方に消えて行く。「助かったのか？」フロイが空を見上げつつ言った。

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SFAC 125 ロボユケママの足の裏から炎が迸りロボユケママが煙を引いて飛んで行く。「なんだ？　何がどうなってやがる？」フロイが言う。「銃を落として元のまともなロボットに戻ったみたい」キアの声がし皆の視線がキアに向く。「ほら」キアが言って床の上に落ちている銃を片方の前足で指し示した。

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SFAC 124 チワワが噛み付いた宇宙船を首を思い切り振り空の彼方に向かってぶん投げようとして転んだ。世界がひっくり返るような轟音の中「おいー」というネマが叫び声が響く。「こりゃこの星終わったな」フロイが遠い目をして言う。「任せて」ロボユケママが凜とした声で言った。

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SFAC 123 レーザーが巨大化したチワワの装甲に当たりいくつかの光の筋に分かれて周囲に飛び散る。「おい。周りに被害が出てるじゃないか。ちゃんと仕事しろ」フロイが大きな声を出す。「そんなの無理。小回りが利かないんだから」チワワが言ってから大きく口を開くと宇宙船に噛み付いた。

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SFAC 122 屋根がなくなり四角く区切られている空が赤い光に染まる。「レーザーが来た」フロイが叫ぶ。「お待たせ」チワワが言うと、チワワが巨大化する。「あ、あれは、惑星タトゥーミンを水の七日間から救ったとかいう宇宙警察の最終兵器」ネマが巨大化したチワワを見上げて言った。

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SFAC 121 既にAPが切れていたユケはこの状況下でもお構いなしに眠くなってしまっていてうとうととしていたので、ミャウミャウミャ。と寝言を言う。「駄目だこれー」ネマが言い困ったような顔をする。「チワチワ。大丈夫。もうすぐチワワンパワーが溜まるから」チワワが全身をくねらせながら言った。

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SFAC 120 チワワが、チワチワ。と言いながら両方の前足をくねくねと動かし始める。「え？　ちょっと何？　どうしたの？」キアがチワワを見つめて言い「いやいや。そんな事よりロボットの方はどうするんだ？」キアに続けてフロイが言う。「力は使えるか？」ネマがユケに向かって言った。

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SFAC 119 サイレンのような音が止まると宇宙船から赤色の光の筋がいくつも発射された。「ホーミングレーザーだ」ネマがレーザーの軌跡を目で追いながら言う。「こっちにも来る」フロイが言って皆の顔を見回す。「大丈夫。皆の事は必ず守る」チワワが言い後ろ足だけで立ち上がった。

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SFAC 118 不気味なサイレンのような音が宇宙船から聞こえて来る。「逃げるってどこに逃げるんだ？」ネマがフロイを見て言う。「逃がさない」ロボユケママが言って銃をなぜかユケママに向ける。「あらあら〜。どうしましょう〜」ユケママが緊張感のない声で言った。