編集部イチオシ
2021年10月27日

今まで書いたもの まとめ

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イチオシ

せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

妻が具合が悪いというので慌てて会社を休んだ。こんな事、結婚生活が始まって以来初めての事だ…一体どうしたら…。突然、背後からシャツの襟を掴まれベッドに押し込まれる僕。冷えピタを貼られ呆然としていると、不敵な笑みを浮かべながら妻が言った。「こうでもしないと休んでくれないと思って」

2021-06-30 21:56:24
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

かつて何もかもうまくいかず死のうとした時、彼女がコインを持ってきた。 「投げて表が出たらもう少し頑張りましょ」 そうしてコインに助けられた俺の命。おかげでこの世には美しいものもあると知った。裏返してみる。ん、同じ模様………? 50年目、金婚式にしてこれは妻にもらった命なのだと知る。

2021-04-15 12:49:33
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

「旅人にマスクを外させる試練、どちらが成功したのだ?」神様は北風と太陽に聞いた。「ひとりでは失敗しましたが、ふたりで協力したら嬉しそうにマスクを外し深呼吸しまして」と太陽。ほぉどうやって、と興味深げな神様に、北風は笑って「太陽の光で咲かせた花の香りを、私が運んだのです」#140字小説

2021-10-23 17:39:58
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

死期近づく獅子は、昔迷子の少年と暮らした一月を思い出していた。魂が抜けたようだったが都へ返す頃には逞しくなった。元気だろうか。薄れる意識の中、たてがみが白く綿毛となり風に舞う—— 春。王宮の片隅に根付いたたんぽぽが花を咲かせた。切ろうとした庭師を、王は私の恩人だからと止めたという。

2021-10-25 12:18:52
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

王は村人全員に石を渡して言った。「早く割った者に褒美を与える」大人達が石を叩き苦心する中、少女だけは懐に入れて大切に温めた。 数日後、少女の石にヒビが入った。割れ目はたちまち大きくなり、美しい金の鳥が顔を覗かせた時、ようやく大人達はそれが石なんかじゃなかった事に気づいたのだった。

2021-07-18 09:46:37
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

隣国の姫が牢獄からどこかへ手紙を送っていることが判明した。王は怒り王子に姫を殺すように命じた。数刻後、戻って来た王子は言った。「父上、今すぐ姫を牢屋から出してください」何故、と怒りを増す王の鼻先に便箋を突きつける。「姫は自国に停戦願いを送っていました。両国の平和を願って」#140字ss

2021-10-18 12:06:29
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

クラスの女子が、転校する日に花の種をくれた。花なんか育てる趣味はない。ていうか僕も何か渡せばよかった。思いを伝えて当たって砕ければよかったんだ。後悔の念に押しつぶされながら封筒を開けてすぐ、園芸店へ走った。種と一緒に入っていた手紙には、番号の横に一言「咲いたら電話して」とあった。

2021-10-05 11:52:29
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

紅茶好きの彼女から茶葉を持って遊びにいくねと連絡。ポットがないからせめてフィルター付きのマグを買った。当日張り切って見せると、気まずい顔をする彼女。「気遣いすぎるあなたが好き」なんて言うから、その言葉そっくり返すよと答えておいた。開けたお土産の箱の中身が、ティーバッグだったから。

2021-08-19 12:50:23
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

誰その女!彼が何の断りもなく連れて来た白いワンピの美人。私というものがありながら、今日から一緒に住むという。二人で過ごした時間に勝るものなんてないはずなのにどういうこと?まさか私を捨てる気なの⁈カチコチと憤る壁の私を見上げ、女が微笑んだ。「素敵な時計ね。私のを隣に掛けてもいい?」

2021-09-06 22:10:58
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

別れる事になり部屋掃除中、大量の写真が出てきた。フレームの中で輝く思い出。急に後ろ髪を引かれる。 出会えるだろうかこの先。酸いも甘いも共有できる、これ以上の人に…? 「写真は人生の栞みたいだね」と、ぽつり。 大切な瞬間に戻れるからさ、と写真を撫でる君は、多分僕と同じ事を考えている。

2020-10-07 07:30:04
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

彼は順番待ちが大嫌い。店の行列とか嫌がるし、せっかちなんだよね。でも今日見ちゃったんだ。彼が女性ブランド香水の限定販売の列に並んでるの。整理券握りしめて何だか幸せそうにさ。『24日どこ行く?』ってLINEが来て、思わず笑っちゃった。クリスマスにびっくりする演技を今から練習しなくちゃね。

2020-12-04 12:55:20
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

ごめんなさい、ご注文は珈琲でしたね。ミルクティーを引っ込めようとする店員に男は言った。『そのまま置いてって下さい。珈琲を持ってくるついでによかったら一緒にお茶しましょう——』 で、そのままデートして結婚したの。向かいの席で両親が笑う。ははぁ。偶然を装った必然に、父が便乗したわけね。

2021-09-27 22:20:07
せぐちぇこ✏️📖 @tamu_writes_

「お似合いの連れ合い」 『コーヒーとミルクティー』 #言葉の添え木 #140字小説 #140字ss

2021-09-27 22:20:08
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