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編集部イチオシ
2021年10月27日

アニーの140字小説まとめ読み!

\2023月1月27日分までを追加しました!!(1月29日更新)/ 1ツイート小説作品のまとめです! Twitterもよかったらフォローしてね! 「イチオシ」がお気に召しましたら、目次からご興味のあるジャンルのお話に飛んでください。
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イチオシ

あやこあにぃ @ayako_annie

ゴマはコマに鍵は柿に…巫女には濁点を除き別の物に変える力がある。そんな​​噂を聞いた意地悪な殿様、「タマゴを変異させてみよ」とニヤニヤ命じた。はて、タマコとはと皆が固唾を飲む中、飛び出したのは美しい白兎。失敗かと喚く殿様に巫女は微笑み、「いいえ、卵の点を2つ抜いたのです」#140字小説

2023-01-08 16:48:04
あやこあにぃ @ayako_annie

『卯年なので』 #140字小説方丈杯 #140文字小説 #140字ss #twnovel (2023年の140字小説、ようやく書き初め✏️)

2023-01-08 16:48:05
あやこあにぃ @ayako_annie

俯いて林檎を剥く母を見下ろし思う。何でわざわざ皮でうさ耳を。手間かけたって病気が治るわけでもないのに… その夜、突然うさぎ林檎達に取り囲まれた。口々にがんばれとぴょんぴょん跳ねている。 これが愛か。 温かな涙が込み上げて、ついに私は病室の自分の体へ戻る決意をしたのだった。#140字小説

2022-10-03 21:20:04
あやこあにぃ @ayako_annie

数年後の自分に繋がる番号にかけた。が、電話の向こうは静寂。まさか僕、既に死んでる?ならば好き放題だと仕事を辞めた。遊び歩いた末に新たな夢を見つけ、妻と結ばれ子供もでき… 夜、電話が鳴る。 自由な世界へ羽ばたく為。最愛の人と出会う為。受話器を耳に当てた僕は、願いを込めて、押し黙った。

2022-08-26 21:11:05
あやこあにぃ @ayako_annie

毎年"我が子検定"を受けている。子の趣味嗜好を問う記述式なのだが、年々難しくなり、20級になる今年はわからない問題だらけ。途方に暮れていると、そっと肩を叩かれる。振り返れば、今までアリガトとはにかむ娘。「来年から私が"親検定"を受けるね」視界の中で、あでやかな振袖姿がじわっとにじんだ。

2023-01-16 21:30:30
あやこあにぃ @ayako_annie

「近ごろ童話の主人公が危機に晒されてるの」森の奥の家で少女がぽつり。 「竹林が荒れてかぐや姫は生まれないし、海亀が減って浦島は竜宮城から戻れない。わらしベはそもそもワラがなくて困ってるし」 赤い頭巾を頭にかぶり遠い目をする。「張り合いがないのよ。狼も絶滅しちゃったしね」#140字小説

2022-12-15 19:36:20
あやこあにぃ @ayako_annie

喜怒哀楽。倉庫には、ヒト、という生物の感情が保管されていた。怒りはよく檻を突き破って逃げ出すので大変だ。悲しみが地面付近で動かない時は、喜びをふりかけてふわんと浮き上がらせる。 これらを一つの体に同居させていたなんて。彼らが住んでいた地球は、さぞ賑やかで、孤独な星だったのだろう。

2022-11-14 22:00:23
あやこあにぃ @ayako_annie

おやつ栽培キットをもらった。専用の深皿にココアパウダーを入れ、ビスケットのかけらを埋めると、やがてポッキーがにょきっと顔を出す。チョコを忘れて生えてくるやつはプリッツだ。たまにふざけてキノコやタケノコを栽培しようとすると、「うちはグリコ。あっちは明治!」と怒られる。#140字小説

2022-11-11 16:59:06
あやこあにぃ @ayako_annie

押入れから出てきた古い手紙は、全て白紙だった。戦場の恋人からのもので、文字を書く余裕もなかったのだろうと祖母。手紙の意味ないじゃないと私が言うと、祖母は封筒に貼られた切手を撫でながら静かに笑う。「相手が生きているのが確認できるだけで嬉しい。そういう時代があったのよ」#140字小説 pic.twitter.com/FpJsSQtehh

2022-07-14 12:13:31
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あやこあにぃ @ayako_annie

祖母の誕生日には謎の電話がくる。毎年違う声で、トメ先生に代わって下さいと一言。少し不気味だったが、昔の教え子達よと嬉しそうなので放っておいた。 やがて祖母はこの世を去り電話は来なくなった。祖母の勤めていた学校が戦争で焼け、生徒が犠牲になったと知ったのは随分後の事だった。#140字小説

2022-07-03 23:10:11
あやこあにぃ @ayako_annie

#文披31題 Day3「謎」 『ご機嫌伺い』 祖母の誕生日には、謎の電話がくる。 #140字小説 #140文字小説 pic.twitter.com/pzyPdnoZTR

2022-07-03 23:10:13
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あやこあにぃ @ayako_annie

金魚に名前をつけてはいけないらしい。名のある金魚には情が宿り、死ぬ時に寂しくて、飼い主を道連れにするからだそうだ。 そんな話を聞いた夜、赤い金魚を飼い始めた。願いを込めて、いとしい人の名前をつける。 金魚よ、どうかきみが死ぬ時は連れて行っておくれ。先に逝った、妻の元へと。#140字小説

2022-07-02 17:25:44
あやこあにぃ @ayako_annie

#文披31題 Day2「金魚」 『みちづれ』 金魚に名前をつけてはいけないらしい———。 #140字小説 #140文字小説 # pic.twitter.com/kLQqNsKYK1

2022-07-02 17:25:46
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あやこあにぃ @ayako_annie

「思い出すな。これが僕のカバンになぜか入ってて」父が母の古い髪留めを見て言う。恐らく会社で紛れたらしいそれを返しがてら、お茶して意気投合したのだとか。運命の偶然だね。私にもないかなぁそういうの。父が席を外した後、簡単よと目配せする母。「運命はね、自分で手繰り寄せるの」#140字小説

2022-06-03 20:24:46
あやこあにぃ @ayako_annie

『母の画策』 #140文字小説 #140字ss #twnovel 清く、正しく、したたかに

2022-06-03 20:24:46
あやこあにぃ @ayako_annie

最近、幼い娘が「キラキラだ!」と空中を指差す。晴れた日の縁側。料理中の私の隣。寝る前の枕元… 「今日はどこにいる?」今夜はあえて娘に聞いて、彼女が指した椅子に向かって手を合わた。「49日間、見守りありがとうお母さん」呟けば、私にも一瞬だけ、輝くもやが見えた気がした。#140字小説

2022-07-26 18:35:02
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