@itokenstein presents エンタメ化する科学番組・・・テレビ番組の質のはなし

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Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

「人生が深まるクラシック音楽入門」ご高評を頂き本当にありがとうございます。日経など一般原稿を書いていますが、専門の話になると大変細かくなってしまうので、そのギャップで目を白黒される方もあるのでは、と恐縮もしています。ですが、最初に一番値引きのない本物に触れるのが大切と思っています

2011-08-18 02:35:45
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

例えばこれ、科学なんかでも同様で、子供向けに理科を面白おかしく、なんてやっても、間口は広くても「ああ面白かった」というエンタメで終わってしまいやすいのです。長く良い付き合いをするためには、掛け値なしの本物に触れるのが大切。これは音楽でも全く事情は同じで、出会いはとても大切なもの。

2011-08-18 02:37:25
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

15年ほど前に「題名のない音楽会」というテレビ番組を毎週作っていたのですが「イトーサン、これテレビなんですから、こんな程度でイイんですよ」というある種のスタッフと正面衝突しつつ、黛敏郎さんの時代に守っていた音楽側の良心を一貫する役柄となってしまい、いろいろな経験をしたものでした。

2011-08-18 02:39:35
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

テレビだから薄くていい、じゃないんです。テレビだからこそ、つまり浅く広く多くの人が視聴するからこそ、一番いいものをオンエアに掛けるべき。そういう信念があります。決して過去のことではなく、いまも、今後も、コンテンツで演奏する際にはそういう番組作りを基本に考えてゆく所存です。

2011-08-18 02:41:55
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

ビジネスって何でも、その文脈での「勝ち筋」ってあって、テレビ「業界」なら数字(視聴率)などになりますが、それを「最低コスト」で「最大効用」だと良い、というホネがある、というかあってしまう。そのそろばんが先に立ってしまうと「音楽的に良いもの」なんて話ははるか後方に退いてしまう訳で

2011-08-18 02:59:11
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

20年30年前には画面でも活字でも、武満徹とか小澤征爾とか一線でモノを作る人の手の温もりのある言葉とか音声動画とか、割りに普通に世間に出ていたわけです。それが激減してしまった。何か伝われといっても、中々難しい状況があります。出来ることから一つ一つ手触りの通じる仕事をと思う訳です。

2011-08-18 03:01:57
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

リアルタイムで戴きいくつかResもお送りしましたが、現在進行形の仕事の話を一つだけ。音楽中心で考えるとパートが難しくなったりするのですが「オペラ」という制約がつくと合唱など余り複雑になりすぎると難が出ます。とはいえまずは一通り書くことが先決でもあり修正も念頭におきつつ、なんて具合

2011-08-18 03:14:32
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

質を問う方法って意外にいろいろあると思います。例えば食べ物、価格が安い、意外にも、すべて有機栽培の原料というのは大きなセールスポイントでしょう。電力、すべて再生可能エネルギーによる発電というのは売りになります。可能性のシナリオを考えるのはとても魅力的な仕事である筈。目を開きたい。

2011-08-18 13:12:41
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein

質を問う方法って意外にいろいろあると思います。例えば食べ物、価格が安い、意外にも、すべて有機栽培の原料というのは大きなセールスポイントでしょう。電力、すべて再生可能エネルギーによる発電というのは売りになる。可能性のシナリオを考えるのはとても魅力的な仕事である筈。目を開きたいもの。

2011-08-18 13:26:30