2021年10月29日

ヤバい歯科医と関わってしまった話

「自分は正しい」が「結論」ではなく「定義」として言動する人って、偶によくいますよね。
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これはこれで、ツッコミどころ満載ですが、数多のツッコミは、twitterのツリーを直接ご覧ください。

チョーさん@人生健康サロン @chotokugi

電子レンジは、絶対だめ。最悪ですよ。電磁波も本当にやばい(サイクロトロン共鳴)。 分子の摩擦熱で温めるので、ビタミンやミネラルもぶっ壊れる。 pic.twitter.com/LypmqlOto0

2021-10-25 20:26:22
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知ったかぶりで、間違ったことを言うリプを見かけたので、補足リプ実施

「電子レンジに使われているのはマグネトロン」という点は正しく知っていいるも、サイクロトロン関係については知らず、シンクロトロン放射も勘違いしている様に見受けられたので、補足リプを実施。

  • 「サイクロトロン共鳴」という現象は、存在する事
  • 「マグネトロン」と「シンクロトロン放射」は。無関係な事
  • 「シンクロトロン放射」は、光速に近い特殊相対性理論が適用される運動エネルギーの領域でしか生じない事
  • 「サイクロトロン運動」による「磁場に巻き付く円運動(螺旋運動)」を利用するのは、「マグネトロン」ではなく、「ジャイラトロン」である事
窪田 敏之(料理と科学好きで口が悪い歯医者)コロナ流行中は実名で @QuickToshi

@chotokugi 分子の摩擦熱のエネルギーレベルはビタミンが壊れるレベルの10万分の1ぐらいなので全く壊れません。 ミネラルは無機分子なのでさらに頑丈です。 サイクロトロン共鳴ってなんですか?シンクロトロン放射と間違ってない? 電子レンジの中身はマグネトロンでサイクロトロンじゃないです。

2021-10-26 22:00:24
ネワノ @One_of_Engineer

@QuickToshi @chotokugi 本題とは無関係ですが、サイクロトロン共鳴という現象自体は存在します。 個体中の伝導電子有効質量やプラズマ中のイオン比電荷の測定に利用されています。 後、荷電重粒子の比相対論領域内での連続大電流ビーム加速にも使われ、短寿命放射性元素製造にも使われます。

2021-10-27 12:10:42
リンク Wikipedia サイクロトロン共鳴 サイクロトロン共鳴 (英: cyclotron resonance)とは静磁場中の荷電粒子が、サイクロトロン振動数に等しい角振動数の電磁波を共鳴的に吸収し、軌道半径を増大する現象をいう。静磁場中の荷電粒子は磁場に垂直な方向についてみると、周期が一定の円運動をしている。この角振動数ωc はサイクロトロン振動数或いはジャイロ振動数 (gyrofrequency)と呼ばれ、粒子の電荷をZe,質量をm、磁束密度の大きさをBとしてωc=ZeB/mcで与えられる(ガウス単位系)。ただし、固体内の電子や正孔については、
リンク Wikipedia サイクロトロン サイクロトロンとは、イオンを加速するための円形加速器の一種。 アーネスト・ローレンスが1932年に考案した。彼は1934年にアメリカ合衆国特許第1,948,384号を取得した。当初、ノルウェーの物理学者ロルフ・ヴィデローの論文に触発されてローレンスはDavid H. Sloanと共に線形加速器を作ったものの、当時に使用可能だった高周波電源では線形加速器が長くなりすぎるため、小型化を検討したとされる。ローレンスは一様な磁場の中の荷電粒子の回転周期が粒子の運動エネルギーによらず(非相対論的には)一定であること 1 user 15
ネワノ @One_of_Engineer

@QuickToshi @chotokugi あと一応、マグネトロン内の電子は、サイクロトロン「運動」はしていますので、相対論領域エネルギーの荷電粒子偏向で生じる「シンクロトロン放射」よりは、関連性があるかと。

2021-10-27 12:13:39
リンク Wikipedia 放射光 放射光(ほうしゃこう、英語: Synchrotron Radiation)は、シンクロトロン放射による電磁波である。「光」とあるが、実際は、人工のものでは赤外線からX線、天然のものでは電波からγ線の範囲のものがあり、特に可視光に限定して呼ぶことは少ない。また、電磁波が放射される現象は他にも多くあるが、シンクロトロン放射による電磁波に限り放射光と呼ぶ。 シンクロトロン放射は、高エネルギーの電子等の荷電粒子が磁場中でローレンツ力により曲がるとき、電磁波を放射する現象である。「シンクロトロン(同期式円形加速器) 8 users 17
窪田 敏之(料理と科学好きで口が悪い歯医者)コロナ流行中は実名で @QuickToshi

@One_of_Engineer @chotokugi まぁ実は彼らの言葉遣いが不正確で雑なのでおちょくってるだけですね。実際にはマグネトロンの内部で電子ビームが磁束に巻き付いてサイクロトロン運動(円軌道)を描きます。円運動は加速度運動なのでシンクロトロン放射の機構によってマイクロ波を放射している訳なんですね。

2021-10-27 12:22:57
ネワノ @One_of_Engineer

@QuickToshi @chotokugi 言っている事が無茶苦茶ですよ。 「シンクロトロン放射」は相対論領域エネルギーにある荷電粒子が偏向される時にその進行方向へ高い指向性と広い白色性を持った電磁波を放出する現象であり、非相対論領域エネルギーの粒子では発生しません。 サイクロトロン運動での放射はサイクロトロン放射です。

2021-10-27 12:35:28

↑ここから、第1章 第1項に分岐

リンク 天文学辞典 | 天文、宇宙、天体に関する用語を3000語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。 サイクロトロン放射 | 天文学辞典 磁場中を荷電粒子がローレンツ力を受けて運動することにより電磁波を放射するメカニズムの名前。放射される電磁波の周波数はサイクロトロン周波数(ジャイロ周波数)であり、多くの天体ではこの周波数は非常に小さく観測対象にならない。しかし粒子のエネルギ
ネワノ @One_of_Engineer

@QuickToshi @chotokugi 更に言えば、マグネトロンは電子を2重円筒な電極間を周回させ、外筒電極作ったスリット生じる誘導起電力よって高周波放射を生み出します。 この電子の電極間周回運動の一部にサイクロトロン運動含まれるだけです。

2021-10-27 12:42:33
ネワノ @One_of_Engineer

@QuickToshi @chotokugi サイクロトロン運動による円運動加速度からの放射を利用するのはマグネトロンではなく、ジャイロトロンです。

2021-10-27 12:45:19

ジャイラトロンの紹介に対しては無反応でした。

第一章:「シンクロトロン放射」の独自定義への固執

以下の様な「シンクロトロン放射」の独自定義を展開し始める。

  • 円運動は加速度運動なのでシンクロトロン放射の機構によって(円運動する荷電粒子は、)マイクロ波を放射している
  • (荷電粒子の運動エネルギーが)相対論領域かどうかは(シンクロトロン放射であるかに)関係無い
  • 制動放射⊃シンクロトロン放射⊃サイクロトロン放射
  • 単に呼称の問題なので。学問領域によっても(シンクロトロン放射の指す物は)違うのでは?
オマケ:窪田敏之氏の定義に従った場合
ネワノ @One_of_Engineer

@QuickToshi @chotokugi 貴殿の定義なら、「アラゴの円盤」が作る磁場は極めて低周波のシンクロトロン放射となってしまいますね(笑) twitter.com/QuickToshi/sta… pic.twitter.com/P8HlaCe59M

2021-10-27 21:00:09
あひる@PPPMP+料理科学IoT歯医者 @QuickToshi

@One_of_Engineer @chotokugi シンクロトロン放射の定義は荷電粒子が磁場によって回転運動をした時の加速度で制動放射される電磁波では?相対論領域かどうかは関係無いと思いますが。 概念としては制動放射⊃シンクロトロン放射⊃サイクロトロン放射でしょう。

2021-10-27 18:59:24
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第一項:「皆が使っている」のに、「皆が使っているかは関係ない」
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