研究コミュニティからのアドボカシーの必要性

研究コミュニティからのアドボカシー・政策提言の必要性。関連ツイートをまとめました。
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Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

日本の研究関係者もそろそろ政治家の方々ときちんと対話していくことの重要性に気づくべき時期なのではないですかね。日本の研究業界には、政治に関わることにはどうも歴史的・文化的・心理的なトラウマのようなものがあるようで、これはおそらく世界的にもちょっと特殊なのではないかと。 twitter.com/tsuyomiyakawa/…

2021-10-30 13:19:34
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

カセイケンと日本版AAASによる科学技術政策アンケート(私もアンケートの作成にかなり関与させてもらいました)の結果ですが、主要政党によるご回答がほぼ出揃い、一般の方々のネットでのご回答も含め、なかなか興味深いです。科学技術予算は全党「大幅増額」。 kaseiken.org/g-election2021…

2021-10-30 09:11:51
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

日本では政治に表立って関わることはダーティでかっこわるいというイメージ、そしてそれがわかるとキャリア上のリスクにすらなる、という感覚がないでしょうか?そのリスクの感覚は必ずしも気の所為とも言えず、実際、現実であったりする、というのが私も感じているところ。

2021-10-30 13:20:28
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

しかしながら、この比較的特殊なメンタリティが、実は日本の大学関係者の最大のリスクになっているのではないかと。私は米国の神経科学学会(大会に毎年3万人ほど参加するような学会)の会員ですが、そのニュースレターには、「アドボカシーをしましょう」というような呼びかけが毎号掲載されている。

2021-10-30 13:21:21
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

「地元の議員さんとところに神経科学、基礎科学の重要性を説明するために会いに行きましょう!」みたいな。 大会には有力政治家を招いて、お話ししてもらったりもする。そういうことをオープンに地道に行っていれば、当然、相互の理解は深まるし、予算もたくさんおりてくるようになるわけですね。

2021-10-30 13:23:13
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

われわれ、たいていの場合、国民の税金によって人件費も研究費もかなりの部分、支出していただいている場合がほとんど(私立では人件費については事情は異なりますが)。ですので、当然、様々なことに説明責任が存在するわけです。

2021-10-30 13:25:48
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

昨今はだいたいどこの国でも民主制で、国民主権であって、政治家というのは主権者である国民の代表。主権者である国民を代表していらっしゃる方々に研究の重要性や、研究がどうあるべきななどについて、説明に出かける必要は当然ありますよね。

2021-10-30 13:28:07
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

その説明責任を果たさないのは、業界として極めて大きなリスクと言わざるを得ない。建設業も、農業も、医療業も、それぞれたいへん重要なわけですが、地道にそれぞれの業界でアドボカシーをしている。そのようなことをあまりしない業界が地盤沈下するのはある意味当然の帰結ではないでしょうかね。

2021-10-30 13:30:41
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

どうも、大学関係者全体が山月記の李徴状態になっているうようにも感じられます。健全なアドボカシーをしないのは、「臆病な自尊心、尊大な羞恥心」によるものではないのかと。

2021-10-30 13:33:51
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

健全なアドボカシーを長年、怠ってきたことが、現在の日本の科学の危機を招き、その日本の科学の危機が、日本全体の危機の大きな背景になっていると思うわけです。日本の科学が悲しい人虎になってしまう前になんとかしたいところです。いつもの主張ですが、選挙前ですし、またつぶやいてみました。

2021-10-30 13:36:20
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

というわけで、よろしければこちらの一般の方々向けのアンケートにもご回答いただけますとありがたいです。匿名で回答できます。 選挙のあとにこういう結果を持って政治家の方々との対話に出向きましょう(本当は選挙のしばらく前が良いのですが今回は準備時間がなかった)。 twitter.com/tsuyomiyakawa/…

2021-10-30 13:43:25
Tsuyoshi Miyakawa @tsuyomiyakawa

このアンケートですが、一般の皆様(もちろん研究関係者も含む)にもご回答をお願いしてます。政治家の方々と対話を進めて改善を行う上でも、皆様のアンケートの結果が重要となりますので、ご回答お願いできますとありがたいです。よろしくお願いします! docs.google.com/forms/d/e/1FAI…

2021-10-30 09:32:41
motoyuki @motoyuki

FSFのRichard Stallman御大(rms@)はアメリカではバリバリの左派だと思うけど、FSFが昔発行していたGNU Digestという小冊子には「地元の議員に手紙を書いてフリーソフトウェアを理解してもらおう」と書かれていて政治との関わり方がいいなと思った記憶がある。 twitter.com/tsuyomiyakawa/…

2021-10-30 13:33:58
motoyuki @motoyuki

日本だとデモや反対運動の形でしか政治と関われない人が多すぎ、ということでもある。

2021-10-30 13:42:12
Ahmad Zaki @ahmadzakijp

>RTs:日本の政策形成では、アドボカシーの窓口は、懇談会・審議会ですね。特に研究者の場合は。議員の地元事務所は、懇談会・審議会で議論されるような案件を受けることは想定されていないでしょう >「地元の議員さんのところに神経科学、基礎科学の重要性を説明するために会いに行きましょう!」

2021-10-30 14:14:28
Ahmad Zaki @ahmadzakijp

組織力がある場合は、自民党の政務調査会と会合を持ったりしていますが、たぶん、ここが一番強力なのではないでしょうか>日本工学アカデミー。医学は、別格として。産業界と不可分に結びついた分野ほどアドボカシーは強いですね。 eaj.or.jp/?p=9955

2021-10-30 14:19:20
Ahmad Zaki @ahmadzakijp

ただ、個別議員へのローカル・イシュー以外のアドボカシーについては、成功例もあり、その最たる例が、親学やEM菌でしょう。あれらはなぜ成功したのか、真面目に調査された方がいいでしょう。族議員や出身母体からの個別議員へのアプローチとはまた違うように見えます。 twitter.com/ahmadzakijp/st…

2021-10-30 17:38:50