- mumimushunyu
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物語の世界を皆様とともに旅したい。吟遊詩人。世界中の神話伝説を語り奏でます。英雄クー・フーリン&円卓の騎士ガウェイン愛。国際アーサー王学会会員。お仕事のご依頼はDMかライブ予約先メールにご連絡を。名前の読みは「みゅう」です。
海外のドラゴン本読んでたら、日本の龍伝説が紹介されていて。人間に化けて人間界にやってくる龍が、僧のお経が好きでよく聴きに来てて、いつしか親友になり、それは長年に渡り、僧は歳をとり竜は歳をとらず、そのまま仲良いまま、龍はお経の美しいリズムに耳を傾け、ふたりは毎日午後を共に過ごし、→
2021-11-05 21:12:38人々に二人の仲が知れ渡るようになり、あるとき日照りが続き、人々は苦しみ、帝は龍に懐かれてる僧を呼び出し、「龍に言って雨を降らせるようにせよ、もし命令が聞けないならば国を追放する」と命令し、僧は困って龍に言うが、龍は「できなくはないが、私が雨を司ってるわけじゃないので、→
2021-11-05 21:18:14雨を降らせたがさいご、私は代償に死ぬ」と言い、僧は龍が死ぬなら自分が国外追放でいいと言うが、やっぱり日照りで人々が苦しむのは心苦しく、龍は雨を降らし、雨が三日間降り続き、龍は骸をさらして死に、僧は龍のために三つの寺を建立し、生涯弔いにお経を上げ続けた。 し、心臓が痛い……!!
2021-11-05 21:24:21元ネタ、日本の文献できちんとあり。海外のは海外の人にわかりやすいように脚色されてることがわかりました。元ネタは仏教説話の性格が強い。 とはいえ元ネタの龍の死のシーン、山の峰の池にズタズタになった血塗れの龍の遺骸があり、池は血の池と化し、僧が泣きながら埋めるシーンが壮絶でした……
2021-11-05 21:41:05元ネタ
元ネタを此方の方がリンクを紹介してくださってます。他にもいろんな類話をあげてくださってる方がいらっしゃって興味深く読ませていただいております。ありがとうございます。 twitter.com/maquino/status…
2021-11-06 10:40:05@ginyumu 『今昔物語集-巻13第33話』の「竜聞法花読誦依持者語降雨死語第三十三」ですね。 yatanavi.org/text/k_konjaku…
2021-11-06 09:01:00@ginyumu 『今昔物語集-巻13第33話』の「竜聞法花読誦依持者語降雨死語第三十三」ですね。 yatanavi.org/text/k_konjaku…
2021-11-06 09:01:00感想
@ginyumu 千葉県の北総地区に伝わる龍にまつわる伝説かな?🤔 こういう話、大切にしたいし知っているとその景色も違って見えそうです😊
2021-11-06 11:20:05今朝読んだこのツイートの龍のお話が、頭に取り憑いて離れない。 後日談が複数パターン勝手に展開されて。 龍が弔われて数年後、見窄らしい身なりの老夫婦が、その寺を巡礼した。 夫はその墓に、やや憤りを含んだ悲しみを見せ、妻はひたすらに悲しみに耐えているようだった。 (この先は長いのでry) twitter.com/ginyumu/status…
2021-11-06 12:11:34どっかで聞いたことあると思ったら龍角寺、龍腹寺、龍尾寺の伝説じゃないか。 twitter.com/ginyumu/status…
2021-11-06 11:44:43