- toshi3636_1
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反田恭平さんが2位になった先日のショパンコンクールのlaureate recital youtube.com/watch?v=6-dIM9… を聴いているけれども、やっぱりほんとうに素晴らしい。魂のこもった演奏というのはこういうのを言うのだろう。
2021-11-09 07:16:17そのショパンのことを時々考えてみる。ショパンは演奏家でもあったけれども、自作の曲を放浪しながら弾いていたわけだし、その奇跡のような時間は、その場にいる人たちに異様な感銘を与えたことだろう。
2021-11-09 07:17:01英雄ポロネーズにせよ、ノクターン2番にせよ、そのほかの数多の名曲にせよ、ショパンの曲ははっきりとした姿をしていて、それがこの世にリアルタイムで生み出された時間のことを考えると、シュテファン・ツヴァイクの言う「人類の星の時間」がそこにあったんだなあと思う。
2021-11-09 07:18:36そのショパンの生きた時空はもうすっかり遠くなり、そのゆかりの場所を訪れてショパンのありし日をしのぼうとしても、そこにはもうその人はいない。ただ、普通の街並が広がっているだけだ。ショパンという現象は、その生きた時空で生まれ、存在し、そして消えていった。
2021-11-09 07:19:37人間がまさに今生きている時間にしか、その奇跡は存在しない。だから、時々、私たちは○○さんと同じ時代に生まれた良かったなどという。その○○さんの起こしている奇跡は、その人が生きているというかぼそい時間の中にしか存在しないからだ。
2021-11-09 07:20:31反田恭平さんやそのほかのすばらしいピアニストが演奏をしているその時間の中にしか、ショパンの魂につながる銀の細い糸はない。だからこそ、ショパンコンクールには意味があるのだろう。一人ひとりの今、ここを生きている時間にしかない奇跡があって、それを音楽が思い起こさせてくれる。
2021-11-09 07:21:49以上、連続ツイート2617回、「ショパンコンクールに思う、その人が今そこに生きているという奇跡」をテーマに6つのツイートをお届けしました。
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