茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2619回「給付金のその先に期待したい知的なコラボ」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２６１９回をお届けします。文章は即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

条件付きながら１８歳以下の子どもたちに給付金が決まるようで、大いに結構だと思う。もともと私はベーシックインカム支持者で、できるだけ条件をつけずに一定の額がいきわたるようなシステムをつくればいいと思っている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

野党も、今回の給付金のようなときに、その額や条件であまり批判せずに、大いに結構、くらいなことを言った方が結果として支持が集まるように思う。コロナ禍で苦しんでいる方々に即効性のある支援をしようと思ったら、無条件でいい。

茂木健一郎 @kenichiromogi

問題は、給付金のその先で、停滞している日本の社会、経済を立て直し再び成長（必ずしもいわゆる経済成長に限らず）させるための道筋、それを考えることが難しい。そして、そのような国家構築の課題については、与党も野党も関係なく、大いに知恵を絞ったらいい。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくは、政治家というのは良い政策は「パクる」ものだと思っている。また、パクっていいものだと思っている。政策には著作権はないし、あってはいけない。だから、与野党関係なく、日本の社会をどうしたら良くできるか、知恵を絞っていけばいい。

茂木健一郎 @kenichiromogi

与野党の論争よりも、日本を前に進めるための知恵の出し合いの方に興味がある。シンクタンクを強化しなければならないし、立場や利害を反映したためにする批判や論争ではなく、政策の長所や弱点を冷静かつ客観的に論じ合う雰囲気がほしい。

茂木健一郎 @kenichiromogi

科学では、ある理論やモデルが誰が提出したかに関係なく、まるで机の上に置かれたオブジェのように眺めてあれこれと論じるのは当たり前だが、どうも政治はそうなっていないようだ。給付金のその先を論じる際には、党派性に関係なく知的なコラボを期待したい。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２６１９回、「給付金のその先に期待したい知的なコラボ」をテーマに６つのツイートをお届けしました。