かつて日本刀はもっと簡略的に研いでいたらしい

日本刀は繊細みたいな話を聞くたびに、室町や戦国時代の人間はどうしてたんだと疑問に思っていたが、やはりけっこう簡素に扱ってたようだ。
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鍛屋 山源 @tonogen0805

呼び名は『たんや やまげん』 武術の稽古道具制作販売いたしております。⇩よりカタログ 9407959107.amebaownd.com/posts/23993244 修武堂にて古武術(試斬・卜伝流・弘前伝林崎新夢想流居合) 鍛冶 研ぎ 古武術稽古道具 蔵金具 和釘 古式農具等の制作

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鍛屋 山源 @tonogen0805

なんか 刀の研ぎで騒いでるようですが(;^ω^) 自分の経験から言うと 荒身の刀身に軽くでも刃付けして巻きゴザ斬りましたけど 普通に切れました。 あと戦国期は荒身の打ちっぱなしに刃を付けて終わりだったようでして 内曇りまで研ぐようになったのは江戸初期(戦国末期?)からだそうです。  続

2021-11-10 12:36:06
鍛屋 山源 @tonogen0805

『砥石もない研ぐ技術もない武士が』とありましたが 幾ら無いとはいえ 『寝刃あわせ』という技法は主に武士が戦場の心得とばかりに河原の石など拾って、やっていたとのことです。 かといって仕上げほど磨かれる物ではなく あくまで刃を立てる程度だったとか

2021-11-10 12:45:09
鍛屋 山源 @tonogen0805

話は戻りますが 内曇りまで研ぎをするようになったのは本阿弥光悦が最初と言われてます。 豊臣秀吉日本刀石高を付け刀剣が美術品となり始めたのが要因かと思われます

2021-11-10 12:50:46
鍛屋 山源 @tonogen0805

またしても話は戻ります。 研ぐというのは当時生活の一部かと思いますし 砥石の一丁くらいは各家庭に武家・町人農民問わずあった物と思います。 今のように『刀は是が非でも専門職の砥師が研ぐ』と言うのは現代の話であって 全ての侍が砥師に刀を研がせていたかと言うのは考え深い所はあります。 続

2021-11-10 13:14:12
鍛屋 山源 @tonogen0805

人斬ったら直ぐ切れなくなる的な話はどうも眉唾で 自分も実験的に豚頭や鶏とか肉屋さんから廃棄の肉を貰って斬りそのあと巻きゴザを切るというのを繰り返し実験しましたが、切れ味は変わりませんでしたね。

2021-11-10 13:14:13
鍛屋 山源 @tonogen0805

補足として 切れ味について包丁使い方はそもそも違うので 同じ観点から見ることはお勧めできません。 刀の場合振り上げて手の内で切る 包丁は刃全体を使って引いて切る と言う点からして違います。

2021-11-10 13:50:39