キャンディス・オーウェンズの動画『プランテーション: 今と昔』を訳してみた。奴隷制は遠い昔の話となり、プランテーションで働かされていた黒人は解放された。しかし今、プランテーションはヴァーチャルなものに形を変え、アメリカの黒人は再びそれに囚われている。

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動画『プランテーション: 今と昔』を訳してみた。21世紀の今、奴隷制は遠い昔のこととなった。プランテーションで働かされていた黒人は解放されて久しい。本当にそうだろうか? 実際には、別の方法で利用されているだけだ。キャンディス・オーウェンズが解説します。 youtube.com/watch?v=ukUpqQ… pic.twitter.com/aRRw6EIBYD

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19世紀の前半、400万人の黒人がアメリカ南部のプランテーションに押し込められ、奴隷として働いていた。読み書きを学ぶことは禁じられ、家族は強制的に別れさせられ、逃げようとすれば厳しく惨たらしく処罰された。プランテーションの所有者は、ほぼ例外なく民主党支持者だった。 pic.twitter.com/bioptHgCdI

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南北戦争前、奴隷を所有する民主党支持者は、国会や選挙人団における票数を大幅に増やすために、黒人を利用した。「5分の3の妥協」(注) により、ジョージア州で5人の奴隷を所有する1人の民主党員は、奴隷を所有しないペンシルベニア州の1人の共和党員の4倍の票を持った。 pic.twitter.com/Xok69O0hUg

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つまり、民主党支持者にとって常に重要なのは、政治的権力を得るために黒人をどう利用すればいいかということなのだ。利用方法は変われども、プランテーション・モデルは今も生きている。 pic.twitter.com/CX8QZBXUqS

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現在、黒人は奴隷から解放されたにもかかわらず、多くの黒人の子供は質のよくない学校に通い、読み書きを習うこともほとんどできない。誤った福祉政策によってたくさんの家庭が壊され、逃げ出そうとすれば罰を受ける。 pic.twitter.com/etTkbJjQwt

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もちろん、21世紀のプランテーションは物理的なものではなくヴァーチャルなものである。こうしたプランテーションの所有者は、ここでもほぼ例外なく民主党支持者だ。 考えてみてほしい。何十年にもわたって民主党が市政を担当してきたシカゴ、ボルチモア、… pic.twitter.com/y67AQdfG2p

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…デトロイト、セントルイス、アトランタ、ミルウォーキー、フィラデルフィアの一部のエリアは現在ではヴァーチャル・プランテーションとなっている。こうしたエリアに住む人の多くは、食べ物、住居、ヘルスケアのすべてとは言わないまでも大部分をご主人様、すなわち政治家に頼っている。 pic.twitter.com/fD5xfhCYW3

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これは公正な交換条件とは言えない。政治家は金持ちになる。住民は政府の無償給付により (かろうじて) 生活を維持できる投票奴隷だ。 以前のプランテーションでは、奴隷の売買という制度を強化するために黒人の家庭は破壊され続けた。今日の民主党も同様に、家族の崩壊を後押しするような政策をとる。 pic.twitter.com/OwJtySCHl4

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母親や父親ではなく、政府を頼るように仕向けるのだ。1つだけ例をあげよう。都市の中心部にある低所得者地域のほとんどすべての学校では、朝食と昼食が無料で提供される。寛大な措置に聞こえるかもしれない。だが実際には、伝統的な保護者の責任を親から国に移しているだけだ。 pic.twitter.com/hVAXiXvFkR

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だが、この抑圧的なシステムから逃れた者も多くいる。フレデリック・ダグラスなどの逃亡奴隷のように、彼らはより良い人生を目指して駆けだす。 pic.twitter.com/k96FrCIXeX

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しかし、プランテーションを去ることはここでも大きなリスクを伴う。もちろん、鞭で打たれるわけではない。現代の罰は誹謗と中傷である。その目的は、黒人保守派の職や、ときには個人的な生活さえも脅かすことだ。反逆者は容赦しないという警告である。 pic.twitter.com/eVrI2s0lQw

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嘘だと思うなら、ベン・カーソン博士や、フーヴァー・インスティチューションのトーマス・ソウルや、最高裁判事のクラレンス・トーマスに聞いてみればよい。この3人は顕著な例だ。 pic.twitter.com/S3Ob681YY2

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カーソンは現代において最も高名な脳外科医のひとりだが、保守的な政治観を持っているという理由で旧来のメディアに「愚か者」と呼ばれている。 pic.twitter.com/JSEE84NPgn

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ハーバード大で学び、コーネル大、アマースト大、UCLAで教えたトーマス・ソウルは、おそらくこの国で最も頭脳明晰な経済学者だが、彼よりも力の劣る者たちが光を浴びる中で、ほぼ黙殺されている。 pic.twitter.com/a6m47bHcv7

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クラレンス・トーマスは、私たちの時代における最も聡明な法曹のひとりだが、最高裁判事の指名を受けた際には大がかりな中傷キャンペーンの犠牲者となった。保守的な思想を持っていたためにメディアに攻撃され、彼の評判は泥にまみれた。 彼はこの体験について次のように語っている。 pic.twitter.com/B55A3LnKkt

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「これは、恐れ多くも自分自身のために考え、行動し、異なる意見を持とうとする高慢な黒人に対する最先端のリンチである。そして、古い秩序にこびへつらわなければ、同じことがお前にもおきるぞ、というメッセージだ。つまり、木から吊るされるかわりに、リンチされ、破壊され、嘲笑われるのだ」 pic.twitter.com/SQXTFGMKbq

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今日のプランテーション所有者は、彼らが所有物だと見なすものを手放さなくてすむなら、どんなことでも行う。 pic.twitter.com/JJGSOEAAZH

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驚くにはあたらない。2012年、バラク・オバマは黒人票の93%を獲得した。2016年のヒラリー・クリントンは88%だった。この減少がクリントンの敗北の重要な要因となった。民主党支持者は、黒人票を失えば国政選挙に勝てないとわかっている。 pic.twitter.com/LkfFxIzsod

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そこで彼らは嘘をでっちあげる。アメリカは奴隷制を持続させるために建国されたのだと言う。白人は私たち黒人を憎んでいると言う。制度全体が人種差別的であり、黒人の唯一の希望は彼らだと言う。相も変わらずの民主党である。 pic.twitter.com/Q1qa0RvFug

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黒人が子供たちに良い教育を受けさせることを要求したらどうなるか。政府の補助金への依存を振り払えばどうなるか。そして、自らを犠牲者だと見なすことを拒否し、アメリカが提供するすべての機会を両手でつかもうとすればどうなるか。プランテーションの所有者は理解している。 pic.twitter.com/W4BHJwWL2L

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プランテーション制度が崩壊するのだ。きれいさっぱりと。 19世紀には、解放されるために他の人々の助けを借りなければならなかった。今度は私たち自身がやらなければならない。 さあ、一緒に。 pic.twitter.com/ElswdGDCSy

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『Blackout: How Black America Can Make Its Second Escape from the Democrat Plantation』(ブラックアウト: 黒人のアメリカ人は民主党のプランテーションからどうやって二度目の逃亡を図るのか) の著者、キャンディス・オーウェンズでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/the-plan…

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注: 5分の3の妥協案は、1787年の憲法制定会議で州の代表団が合意したもの。妥協案の下では、奴隷であるアメリカ人はすべて、課税と代表の目的で人の5分の3として数えられることになった。