influenzer氏の投稿 B.1.1.529について

1
influenzer @influenzer3

権威を嫌う孤独な無名内科医www

influenzer @influenzer3

●ボツワナ変異株B.1.1.529について →Daily mailの記事が各変異について詳細にまとまっていたので取り上げます。 確認されている各変異の特性、南アフリカでの患者の急増から、本変異株が既感染やワクチン免疫を逃避して再感染するのは恐らく間違いないのでしょう。

2021-11-27 20:26:44
influenzer @influenzer3

ただし南アフリカで入院例が急増しているというデータはなく、感染しても軽症例で済んでいる(重症化阻止効果は残存)という可能性は残されています。 そうである事を祈ります。

2021-11-27 20:26:44
influenzer @influenzer3

Why IS the Omicron variant so scary? Super strain has evolved to have ALL of the worst mutations of Alpha, Beta and Delta combined plus new ones that could make it the most infectious and jab-resistant variant ever dailymail.co.uk/news/article-1…

2021-11-27 20:26:44
influenzer @influenzer3

----- ・専門家らが史上最悪と表現するボツワナのコロナ変異株は、これまでの変異株が持っていた懸念変異に加えて、これまでで最も感染性が高くワクチン抵抗性となる可能性を懸念される多くの変異を含んでいる。

2021-11-27 20:26:45
influenzer @influenzer3

・この変異株は世界主流株となったデルタ株の感染性を高めた変異をそのまま保持している。同時に、南アフリカで発生し、免疫逃避能が最も高いと考えられていたベータ株の変異も含んでいるのだ。

2021-11-27 20:26:45
influenzer @influenzer3

昨年冬にイギリスで発生したアルファ株の世界流行に関与したと思われる欠損変異(drop-out mutation)も含んでいる。

2021-11-27 20:26:45
influenzer @influenzer3

まとめると、この変異株はspike protein上に32か所の変異を持ち、これまでのどの変異株よりも多い、デルタ株の2倍の変異を有しているのだ。spike proteinの2つの特定箇所にも変異があり、この変異はヒト細胞への感染を容易にする役割を持っている。

2021-11-27 20:26:46
influenzer @influenzer3

・これらはすべて、本変異株が数か月以内に世界の主流株になる可能性を示唆する危険な兆候であるが、科学者らはこれらの変異の影響を実験で直接確認できているわけではないとも述べている。

2021-11-27 20:26:46
influenzer @influenzer3

・南アフリカの人々はすでに高いレベルで免疫保有者になっているはずであるが、本変異株は容易に拡大を続けているように見える。イギリスの専門家はこれは本変異株が過去の感染既往者にも容易に感染できる事を示しているのだと考えている。

2021-11-27 20:26:46
influenzer @influenzer3

しかし、同地域で入院例が急増しているという事はなく、もしかしたら感染しても軽症ですむのかもしれない。

2021-11-27 20:26:47
influenzer @influenzer3

・この変異株は全部で50以上の変異があり、そのうち30以上がspike proten上に存在する。P681HとN679K変異という同時に見られる事が極めて稀(rarely seen together)な変異を持っており、この変異はワクチン免疫からの逃避能を高める可能性がある。

2021-11-27 20:26:47
influenzer @influenzer3

この2つの変異は、H655Yと同時に存在することでウイルスのヒト細胞への感染を促進すると考えられている。

2021-11-27 20:26:47
influenzer @influenzer3

・N501Y変異はアルファ株やベータ株も有していたもので、ウイルスの感染性を高める。R203KおよびG204Rもウイルスの感染性増強と関連しており、一方で、NSP6上から変異が消失したことで感染力はさらに高まっている可能性がある。

2021-11-27 20:26:48
influenzer @influenzer3

・ベータ株と同様のK417NおよびE484Aを有しており、これはワクチン抵抗性を高めると考えられる。デルタ株に存在したN440KおよびNY変異株に存在したS477Nも有しており、これらは3月にそれぞれの地域で症例数の急増をもたらしたが、これも防御抗体からの変異に関連したものである。

2021-11-27 20:26:48
influenzer @influenzer3

・G446S、T478K、Q496S、Q498R、Y505Hといった変異は、現時点でその意義は明らかになっていない。 ・WHOは本変異株をVOC(懸念すべき変異株)に分類した。これは最もリスクの高い変異株に与えられる分類であり、WHOが感染が急速に拡大しワクチン効果が低下する可能性が高いと判断した事を意味している。

2021-11-27 20:26:48
influenzer @influenzer3

・本変異株は現在までに南アフリカ、ボツワナ、香港、イスラエル、ベルギーの5か国で確認されている。大部分はヨハネスブルグのある南アフリカ北東部のGauteng州からである。最小の症例は香港がGIAIDに登録したもので、南アフリカからの渡航者由来の株であった。

2021-11-27 20:26:49
influenzer @influenzer3

・イギリス保健安全局はB.1.1.529変異株をVariant Under Investigationに分類したが、今後の専門家の評価によりVOCに格上げされる可能性がある。

2021-11-27 20:26:49
influenzer @influenzer3

・イギリスが他国に警告を発した後、南アフリカで77例、香港で2例、ボツワナで3例の新規感染例が確認された。イスラエル保健省は、本日、感染確認例が1例と疑い例が2例いる事を発表、ベルギーからも疑い例2例が報告されている。

2021-11-27 20:26:49
influenzer @influenzer3

・専門家はボツワナで発生した変異株であると考えているが、アフリカ大陸におけるサンプル収集は不十分であり、実際にどこで発生したのかは分からない。

2021-11-27 20:26:50
influenzer @influenzer3

・科学者らはこの変異株により、ワクチン効果が40%低下する可能性があると警告し、そのため対象者はbooster接種を受ける重要性がより高くなったと述べている。保健省長官のSajid Javid氏も、「booster接種はこれまでも重要であったが、現時点ではその重要性がより高まったと言える」と述べた。

2021-11-27 20:26:50
influenzer @influenzer3

・イギリスは感染者のもっとも多い南アフリカに情報収集のための支援を行っており、2-3週の間に感染性についての情報が得られると考えられる。入院や死亡への影響については4-6週程度の期間が必要となるだろう。 -------

2021-11-27 20:26:50
influenzer @influenzer3

・それぞれの変異の役割について 分かっているだけでもこの変異株の脅威を想定するのに十分です。 ・3つの変異(P681H, N679K、H655Y)はヒト細胞への侵入性(感染力)増強 ・2つの変異(R203K、G204R)は増殖力および感染性増強 ・NSP6遺伝子から変異が消失した事による感染性増強

2021-11-27 20:26:51
influenzer @influenzer3

図中にはありませんが、感染性増強のN501Y、免疫逃避能と関連するK417N、E484Aも有しています。 pic.twitter.com/smbxTFKUpN

2021-11-27 20:26:51
拡大
influenzer @influenzer3

・拡散速度のこれまでの変異株との違い 恐らくは症例の多いGauteng州のデータだと思いますが、記載が見当たりません。 分離株からの検出率の経時的推移の比較です。 過去のベータ株、デルタ株に比べて、異常な速度でB.1.1.529株に置換されているのが分かります。

2021-11-27 20:26:52