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茂木健一郎
@kenichiromogi
瞑想(meditation)においてマインドフルネスを実践することは、脳のコンディションを整えて、よく働くようにする上では有効なやり方である。ただ、その環境の設定について、世間では誤解があるように思う。
2021-12-11 07:06:11
茂木健一郎
@kenichiromogi
瞑想やマインドフルネスを実践する際に、景色の良い海岸だとか、見晴らしのよい縁側だとか、そういうセッティングができればそれに越したことはないけれども、それが必要条件なのではない。むしろマインドフルネスはどこでもいつでも実践できる。
2021-12-11 07:06:58
茂木健一郎
@kenichiromogi
例えばカフェの中で友人と話しているときにも、友人の話す様子や、店内の照明、ざわめきなどに注意を向けてマインドフルネスの状態になることはできる。満員電車の中でも、瞑想をすることはできる。
2021-12-11 07:07:46
茂木健一郎
@kenichiromogi
マインドフルネスにおいて重要なのは、さまざまなまわりのこと、自分のことを、価値判断や評価をすることなく、そのまま受け止めることで、それさえできれば、別に美しい景色や整った状況でなくても、実践は可能なのである。
2021-12-11 07:08:38
茂木健一郎
@kenichiromogi
「瞑想」や「マインドフルネス」で画像検索すると典型的に出てくるような状況は、日常生活の中でレアにしか訪れない。そのような状況を待って実践を始めるというのでは、心の状態が時間的につながらない。
2021-12-11 07:09:24
茂木健一郎
@kenichiromogi
むしろ、整っていないところ、乱雑な日常、そのようなところでもマインドフルネスを実践できるという認識を持つことが、とても大切だと思う。
2021-12-11 07:09:57
茂木健一郎
@kenichiromogi
その上で、自然の中は、こもれびや木の葉のさざめき、通り過ぎる風、鳥のなきごえなど、マインドフルネスを実践する上で適度な刺激に満ちているから、近くの公園でもどこでもいいので、人間がつくったのではないものたちに囲まれることは大切だと思う。
2021-12-11 07:11:07