日本語になっていない ヘーゲルの翻訳文

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ネオ高等遊民🛺哲学youtuber @MNeeton

現代文の大学入試はヘーゲル『精神現象学』を題材にしてほしい。まじで日本語として意味がまったく取れないから……日本国民が一丸となって解読してほしい。(しかし出題者も意味が取れなければ、そもそも出題できないか😂) こういう文章↓ pic.twitter.com/an3w87QVZC

2021-12-09 14:50:30
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ネオ高等遊民🛺哲学youtuber @MNeeton

タイで積読📚してます🇹🇭地に足のつかないプラトン主義者🐎🐎🛺イラストは朶野さん作 月100回以上の哲学語学の読書会サークルをやってます➡ https://t.co/freeZN2Ngo 問い合わせメール neo+https://t.co/UyzGKHxLsG +を@に

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ネオ高等遊民🛺哲学youtuber @MNeeton

区別は廃棄される、、、かくて区別は絶対的な区別である あああああああああああ

2021-12-09 14:51:18
ネオ高等遊民🛺哲学youtuber @MNeeton

わたしが気に入っている哲学ジョーク画像をどうぞ。 pic.twitter.com/caRseG20Lc

2021-12-10 18:19:14
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ネオ高等遊民🛺哲学youtuber @MNeeton

たくさんの反応をありがとうございます。 読書会にて、序文序論から1年以上地道に1文1文読んでいますが、特に「悟性」の章に関しては歯が立ちません。ここをわかるように整理できる人などいないのではと本気で思ってしまうほど難しいです。 もしよい解説文献をご存じの方は、ぜひ教えてください🙇‍♂️🙇‍♂️

2021-12-10 09:20:11
品陀リウキ @HondaRiuki

@MNeeton 最近の精神現象学だと、 止揚(アウフヘーベン)を廃棄なんて訳した上に、 自己の「疎外」を 自己の「排斥」、なんて訳してるんですね・・ せっかく先人が積み重ねた理解の蓄積もあった言葉だったのに・・

2021-12-10 12:44:44
ネオ高等遊民🛺哲学youtuber @MNeeton

@HondaRiuki この「排斥」って「疎外」なんですか! まったく気づいてませんでした・・・疎外なら方々で解説を見かける用語なので、少し見えてくるかもしれません。ありがとうございます。

2021-12-10 13:05:42
品陀リウキ @HondaRiuki

@MNeeton いえいえです。 止揚も疎外もヘーゲルの追随者であるマルクスにその信奉者たちが使いまくった言葉ですので、それへの配慮もあってのこんな変な訳文なのかもしれませんが・・ 拝借したもののやらかしの割りを、 拝借されたものが喰って、 こんな変な文章にされる、というのも釈然としませんね・・

2021-12-10 17:30:17
ネオ高等遊民🛺哲学youtuber @MNeeton

@HondaRiuki 変な文章なのではないと思います。というのもプロフェッショナルの目には大変よい翻訳との評判なので。 「排斥」が「疎外」とわからないような素人読者が手を出す本でないのかもしれませんね。もともと『精神現象学』が難解なのはわかってますが、ここまで歯が立たないとは正直思いませんでした笑

2021-12-10 17:46:55
品陀リウキ @HondaRiuki

@MNeeton ああなるほど。 当のヘーゲル本人は術語や専門用語が大嫌いで、平易な語りを好んでいたというその意を汲んだ訳なのでしたら、失礼なのは自分の方でしたねー そして、ヘーゲル先生は確かに読み解くのに相応のものは必要ですね。 意外と東洋的な禅の発想なんかが役に立ったりもするようですが・・

2021-12-10 18:11:12
浦 隆美 @uratakami1

@HondaRiuki @MNeeton 拝見して1点気になり失礼します。 熊野訳の「排斥」はabstoßenなので「疎外」ではなく、物理的に「突き放すこと」「反発する」ことです。 サッカーのゴールキックが「アップシュトース」です。 私が訳すなら「自分を自分自身から突き放し…」となるところです。 pic.twitter.com/kO1tnH6YTX

2021-12-10 22:06:58
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浦 隆美 @uratakami1

@HondaRiuki @MNeeton この「突き放し」(Abstoßen)は、ヘーゲルが好きだったビリヤードの突き棒と玉のインパクトの瞬間を強くイメージしたものだというのが、私の真面目な珍説です。 詳しくは、下記のツイートでいくつか書きました。 twilog.org/uratakami1/sea…

2021-12-10 22:10:10
品陀リウキ @HondaRiuki

@uratakami1 @MNeeton おお! どうもありがとうございます! 浦さんのヘーゲル訳は時折拝見させて頂いておりましたが、まさに件の訳もなさられてたとは! 止揚(アウフヘーベン)についても、単に物を棚の上に揚げる際に使ったりすると言いますからね~ ただ、即自、対自、向自などにも「突き放し」は関わってくるのが・・

2021-12-11 07:40:17
有沢翔治@読書垢、創作垢(文芸同人誌『TEN』配布中:最新作は『イメージの裏切り』) @shoji_arisawa

@MNeeton ご存じかと思いますが、アウフヘーベンには日本語に訳すと「廃棄する」と「持ち上げる」の二つの意味を含んでしまいます。恐らくで新しい段階に入ると旧来の区別は「廃棄」されるからなのでしょう。 ちなみにこれもすでにご存じかと思いますが長谷川宏の解説書がおすすめです。

2021-12-10 17:34:51
🖋(人文学) @ShinnyanS

@MNeeton 名の上で対立しているものが実は同じだとか区別されているものだみたいた話は、フレーゲの意味と意義の区別の議論(A=BとA=Aの違い)を、力の生成や変化のモデルに投影して説明しようとしたのかなと思いました。 ここら辺が後に生成と原因の根拠を区別するショーペンハウアーを誘発したのかなと…

2021-12-10 08:13:37
薬研亭木乃伊 @kentashiro

@MNeeton 「逆上がりできるようになる前の自分」と「逆上がりできるようになった後の自分」とでは別人のように感じるかもしれないが同一人物だ、というようなことを言っているように見えます(逆上がりできるようになったという「ことがらによる区別」が「絶対的な区別」?)。素人読みでスミマセン。

2021-12-10 12:43:24
川瀬 和也『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書) @kkawasee_wdl

ヘーゲルがこういうモードに入っているときは、 (1)「力」や「法則」や「区別」が具体的にはどういうものか当たりをつける (2)「区別」のような頻出語は複数の意味で(意味を「ずらして」)使われているのではないかと疑う という感じで読むと多少マシになります。 twitter.com/MNeeton/status…

2021-12-09 18:47:48
川瀬 和也『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書) @kkawasee_wdl

それでも「ぜんぜんわからん」が健全な感覚だと思いますし、よくこんな暗号を書いたな、我々もよくこれを頑張って200年も読んできたな、とも思います。前後も見てみましたがこの箇所は特にヘーゲルも書きあぐねていそう。直前の「不等性の自己同等性」まではうまいこと言ってやった感がありますが。

2021-12-09 18:52:23
川瀬 和也『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書) @kkawasee_wdl

横浜市立大学准教授。著書『ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力』(光文社新書、2022年)、『全体論と一元論――ヘーゲル哲学体系の核心』(晃洋書房、2021年)。お仕事のご依頼はフォームへ→https://t.co/ntOeEVVey9

https://t.co/uO4tuofTKL

skks @skks1028

@MNeeton twitter.com/skks1028/statu… 専門的な正確さはまったく保証できませんが、あくまで貼ってあったところだけ要約しようとするとこんな感じかなと(一応ツリー)。出題するなら「この区別(や対立)と同じ意味の区別を選べ」とかそういうのになりそうですけど、そもそも悪文ですね

2021-12-10 19:05:22
skks @skks1028

同じ名前を持つものが存在するということは、同じ名前を持つ自分とは違うものがあるということを意味しているが、同じ名前で呼ばれる限りはその言葉の体系においては区別されえない。つまり、同じ名を持つということがらによってのみ認識されうる区別がある、みたいな感じに要約できそうだけど

2021-12-10 18:58:39
skks @skks1028

この箇所、言いたいことはなんとなく察するけど、まあこれで説得される人はいないだろうな

2021-12-10 18:24:14
skks @skks1028

その箇所だけ読み解いた感じ、同名のもの同士の区別は名前による通常の区別とは別のものを含むが、それは同名のもの同士によって初めて認識されうる区別であるということを言ってると思う

2021-12-10 18:49:31
skks @skks1028

最初のところにある「力の分解」はその前の段がないと精確には「力」が何を指しているかは分からない。この後を読む限りは「名によって違うもの同士を結びつける力」を言っているように読めるけど

2021-12-10 18:51:37
skks @skks1028

途中から出てくる「ことがらそのものの区別」も「ことがら」がヘーゲルにおいて何を指してるかが分からないと意味は取りにくいけど、これは「名による区別」ではない「同名のもの同士の区別」であるように読める

2021-12-10 18:53:55