内田麻理香著『科学との正しい付き合い方』の血液型性格判断の件にまつわる議論
@kasoken 前後しましたがご著書を通読しても直接問い掛けてもいないのにお返事いだだき感謝します.ところでhttp://togetter.com/li/17734 の議論を興味深く拝見していました.血液型の話への批判について見解を示される予定はおありですか? 興味があります
2010-05-02 21:55:24.@cactus_f 血液型に関しては、黒に近いグレーだと思っています。「他人に害を及ぼさない限り」というのを数行入れた方が良かった、とも思います。今回の本ではエセ科学に関して「線の引き方」を提示できていないという反省があります(一般的な線の引き方、私は答えがわかりません)。
2010-05-02 22:18:11「他人に害を及ぼさない限り」 黒人差別に反発する理系人をKY扱いしてもいいと RT: @kasoken: .@cactus_f 血液型に関しては、黒に近いグレーだと思っています。「他人に害を及ぼさない限り」というのを数行入れた方が良かった、とも思います。(以下略)
2010-05-02 22:21:36黒に近いグレーだなんてあの本からは全然読み取れませんでしたね。竹内薫氏のインテリジェントデザインに対する姿勢と同じものを感じました。
2010-05-02 22:22:32.@kasoken 血液型性格判断については長い歴史があるので、すでにほとんど論じ尽くされていると言っていいと思いますよ。
2010-05-02 22:23:50血液型、ぼく個人は、遊びの範疇なら、「否定」はしても「反論」はしない程度に留める。RT @Mochimasa: 「他人に害を及ぼさない限り」 黒人差別に反発する理系人をKY扱いしてもいいと RT: @kasoken: .@cactus_f 「他人に害を及ぼさない限り」
2010-05-02 22:25:10@nennpa 私も反論しない人を咎めるつもりはないんですよ。問題なのは内田氏が反論する理系人を空気の読めない駄目な理系人として扱ったことです。
2010-05-02 22:26:27拙著での取りあげ方について、今、説明を求められたところでした。 RT @kikumaco: .@kasoken 血液型性格判断については長い歴史があるので、すでにほとんど論じ尽くされていると言っていいと思いますよ。
2010-05-02 22:26:47同意.会社で「血液型性格判断」は非科学的であるのはわかってて楽しんでるからとたしなめられた経験あり RT @nennpa: 血液型、ぼく個人は、遊びの範疇なら、「否定」はしても「反論」はしない程度に留める。RT @Mochimasa @kasoken @cactus_f
2010-05-02 22:26:59.@kasoken 詳しいコメントをしようと思いつつ、さぼってるんですが、まあ、あの本で血液型の話をする必要はなかったでしょうね。差別と関係する問題ですし、歴史が長いだけに踏まえなくてはならないことが多いから。
2010-05-02 22:37:26@Mochimasa ぼくは、コミュニケーションしようと思うなら相手を引かせちゃいけません、程度に読みました。一方で、「主張としての反論が存在すること」自体に否定的な文章、と読める点は確かに危うい。どこがかというと、その後に続く「断定的な言い方はできないはず」に続いているから。
2010-05-02 22:38:51@kikumaco なるほど。そもそも取りあげる必要がなかったと。しかもあの短い文面で、ですよね。それも反省点ですねえ。
2010-05-02 22:45:53@kasoken 血液型性格診断の「白黒」の問題だけでなくて,それによる差別が存在することも踏まえて批判されているのに,それを「"非科学的"なのは許せない」から「雰囲気読まずに水を差す」と評するのはどうか,という話もあったかと思うのですが,それについてはいかがでしょう?
2010-05-02 22:56:15.@kasoken 血液型問題については、BPOが「差別を招きかねない」と明言した事実を踏まえることは重要かと思います。就職の面接で血液型を訊かれて不快な思いをした人たちの経験も数多く報告されていますしね。正直、科学の問題じゃないんですよ。仮に科学的に正しいとしても差別だから。
2010-05-02 23:04:25@kikumaco 「科学的に正しいか否かではなく、差別だから」という問題で、取りあげたら確かに不適切でしたね。ありがとうございます。
2010-05-02 23:06:41.@kasoken 何度か言っていますが、「科学的正否」が一番簡単な部分であるという問題にはよく出会います。問題の最も難しい部分は、正義だったり善意だったり希望だったりするわけです。それを「科学的正否の問題」に落としてしまうとうまくいかないです。
2010-05-02 23:11:55@Mochimasa ぼくはそう思っています、というか、そう読めてしまう。血液型は事実上クロ、その後の「グレーが広い」はまた別の話、とも読めるけど、けど。確かに難しいんだけど。そしてまた、ぼくも「ファンと当事者で閉じてしまう」傾向に問題を感じる向きではるけど。
2010-05-02 23:22:51.@yhr_ 血液型差別の問題は「科学的に正しいか間違っているか」とは全く独立な問題ですよね。よしんば実際に血液型と性格が強い相関を持っていたとしても、差別が許されるわけではないから。むしろこの問題は「仮に血液型と性格が強い相関を持つとしたら」と考えたほうが分かりやすいでしょう。
2010-05-02 23:39:25実は『ニセ科学入門』の練習問題として血液型問題の概論を書いているのだけど、30kB書いても書き足りないので、なにを省くか悩み中、という事実があるわけです。マイナスイオンの55kBのほうが「書きすぎ」問題は深刻かもしれないけど。
2010-05-03 00:02:12