西表島沖1924年10月31日噴火と軽石漂流

福徳岡ノ場2021年軽石の漂流先と時期を予測するために役立つ唯一の前例
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

石垣島の海岸 地層に軽石の層 100年前に火山から噴出か|NHK 沖縄県のニュース www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/… 「この海岸は古い地層が露出する場所で、散策中に偶然、見つけました。」 なるほどねえ。

2021-12-01 19:18:49
早川由紀夫 @HayakawaYukio

西表沖1924年10月31日軽石の漂着月日 ▼太平洋 1月15日 沖縄島 4月01日 屋久島 5月01日 阿波 6月10日 志摩 6月20日 犬吠埼 7月05日 御前崎 8月20日 小名浜 ▼日本海 4月20日 対馬 7月10日 出雲 8月04日 能登 8月30日 佐渡 冬場は沖縄でうろうろしていて暖かくなった4月から北上を始めた。 pic.twitter.com/Eekr5GZda1

2021-12-01 21:04:36
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

西表沖1924年10月31日軽石漂流図に月日をわかりやすく付した。 pic.twitter.com/i6N9poKrlp

2021-12-01 21:54:07
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

関(1927)に掲載してある鳩間島と小浜島の軽石写真。 pic.twitter.com/Kf6V4Hm374

2021-12-25 17:59:06
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

宮古丸船長の報告には海水が沸騰していたとあるが、海面に落ちた軽石がまだ熱かったから煮えてるように見えたのだろう。真下の海底から浮上したのではなさそうだ。風上側に高いプリニー式噴煙柱が立って、そこから軽石が海面に落下したのだろう。噴出源はまだ特定されていない。 pic.twitter.com/ngPc1a8xBJ

2021-12-25 18:06:22
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

福徳岡ノ場近海で操業中だった@yutaka_kosugiさんの画像。8月13日15時。高空で風上側にも大きく広がった傘がよく見えている。画像の傾きを直した。 1924年10月31日、宮古丸がいたのもこれと同じような火山との位置関係だったのではなかろうか。 pic.twitter.com/QZxq33iqWT

2021-12-26 07:43:52
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

ただ、こすぎさんは高空の風と直角方向にいた。宮古丸は風下にいて軽石ラフトに遭遇した。そのときの海上は北東の強風だったという。高空の風向きとは逆に下層を噴火口に向かう火事場風だったのではなかろうか。 pic.twitter.com/rnZSd0Anis

2021-12-26 08:04:19
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

宮古丸船長の報告を含む関(1927)論文をみんなで徹底的に読み込んで、西表島沖1924年噴火とその後の軽石漂流をいましっかり把握したいものだ。ここから読める。 dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2021-12-26 08:05:27
早川由紀夫 @HayakawaYukio

宮古丸船長報告に出てくる地名の地図上表示 pic.twitter.com/2mLEzdE7XI

2021-12-26 08:52:02
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12月1日のNHK沖縄ニュースをwaybackmachineで探し当てた。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「軽石の層があるのは、石垣島の北東部に位置する明石地区の海岸で、石垣市の文化財審議委員、松島昭司さんが見つけたものです。」 pic.twitter.com/0wNiLZaUce

2021-12-26 09:11:35
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

西表島の海岸には、20メートルから1キロも層をなし、10月31日から3か月継続した。つまり、11月、12月、1月に渡って軽石が海岸に停留した。そのあとなくなったとみられる。 pic.twitter.com/n9892TFR82

2021-12-26 15:40:53
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

▼沖縄島への漂着 第1回 11月20日 第2回 1月中旬 第3回 3月2日 pic.twitter.com/XDUMFCnZBQ

2021-12-26 15:47:36
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

紀伊半島では4月中旬に軽石を認めたが、最も多数の漂着は6月中旬だった。 pic.twitter.com/9R8LFyIhk6

2021-12-26 15:54:07
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

石川県美川町には、桜島の軽石も漂着したと書いてある。前年とあるが、これは10年前の1914年の意味だろう。 pic.twitter.com/esGEswPp5W

2021-12-26 16:09:50
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

1間 = 1.8メートル 1町 = 60間 = 109メートル 1寸 = 3センチ 1尺 = 10寸 = 30センチ

2021-12-26 17:23:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

▼西表島沖1924年10月31日の軽石漂流の前例から見た福徳岡ノ場2021年8月13日軽石の漂流季節予測 1)3月まで南西諸島近海に留まる。 2)4月になると移動を始めて、本州の太平洋側と日本海側の二手に分かれて北上する。 3)紀伊半島から関東までの区間には6月と7月にもっとも多く漂着する。

2021-12-26 20:23:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

関(1927)は、軽石漂流を利用して日本周辺の海流の動きを知ろうとした。火山噴火に興味を持ったのではなかったのだが、噴火に遭遇した宮古丸船長の報告や各地気象台からの報告など貴重な証言を多数書き残している。ここで閲覧できる。 dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2021-12-26 20:28:32
早川由紀夫 @HayakawaYukio

私は、西表島沖1924年噴火は海水をグツグツと煮え立たせて海底から軽石が海面に浮きあがった(特殊な)噴火だとずっと思い込んでいたが、そうではなくて、福徳岡ノ場2021年と同じように噴煙柱を空高く上げたプリニー式噴火だったと、昨日考え直した。その目で関(1927)を今日読み直した。

2021-12-26 20:33:51
早川由紀夫 @HayakawaYukio

軽石は海流に乗って漂流するが、海岸への漂着は風が決め手になる。

2021-12-26 20:37:38