2011年9月1日

圧倒的に権力不均衡なとき「中立」は既得権側に立つことに。なので民事裁判ではルールの修正も by 川先生ほか(9/1)

by 川淳一先生 (@KawatheCathand) ONAI Takayuki先生 (@tkonai) 平川秀幸先生 (@hirakawah) あららさん (@A_laragi)
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Hideyuki Hirakawa @hirakawah

既存の権力の圧倒的不均衡において既得権側にナイスアシストする「中立病」と同じく、政治性と問題の本質の隠蔽レトリックですよね。RT @A_laragi: 「論争」や「論戦」は未熟、「対話」こそが成熟、本当にそう簡単に変化してよいのか?それもこんな短い間に。

2011-09-01 11:33:34
hugobarcarolle @hugobarcarolle

@hirakawah @A_laragi こんにちは。私事で恐縮なんですが、「既存の権力の圧倒的不均衡において中立な立場をとる=既得権側にアシスト」という考え方を以前あららさんに教わったのですが(恥ずかしながら自分は目から鱗だった)、先生とAさんの表現がほぼ同一でびっくりしました

2011-09-01 12:36:39
hugobarcarolle @hugobarcarolle

@hirakawah @A_laragi そのような背景もあり、そういった話を体系的に勉強してみたいのですが、お時間があれば、キーワードやおすすめの教科書などを教えていただくことはできませんでしょうか。

2011-09-01 12:37:19
あらら @A_laragi

@hugobarcarolle @hirakawah 直接的に「中立病」みたいなのを扱っている人っているのかな。 私の場合、ハイデガーとかフーコーとかレヴィナスとか高橋哲哉さんとか・・・あとはマルクスとかその他諸々、全部チャンポンにしたところから、そういう認識になってますね。

2011-09-01 15:04:21
あらら @A_laragi

@hirakawah @hugobarcarolle この辺り、私の知識は、あまりアップデートされていないので、平川先生なら、もっと具体的に「中立病」みたいな問題が焦点化されている本や事例をご存知かもしれません。もしありましたら私も読んでみたいので、紹介していただければと。

2011-09-01 15:11:09
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi 因みにという話ですが、民事裁判の場では、既存の権力の圧倒的不均衡において中立な立場をとる=既得権側にアシスト」というのは、かなりの程度共通認識になっていて、必要な場合には勝ち負けにとって決め手になるルールの修正という手法が取られることがあります。(続)

2011-09-01 17:17:52
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi 具体的にいうと、民事裁判の一般ルールは、武器対等という前提の下で、裁判官は中立であるように決められています。しかし、その前提が妥当しない場合があります。それはこういうことです。一般的には、被害者が賠償を求めるためには、加害者の行為と被害の間の(続)

2011-09-01 17:18:09
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi 因果関係を証明しなければなりません。これはルールとしては中立です。「自分の不幸は誰かのせいだというなら、そのことを証明せよ」ということですから。しかし、公害裁判等の場合、被害者と企業の間の武器の差は歴然としているわけで、その場合には、(続)

2011-09-01 17:18:22
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi 中立のルールは適切でないと考え、被害者の証明責任の軽減をする場合があります。裁判所は中立でなくなるわけです。ただ、この話の肝は、場にルールの変更を少なくとも事実上宣言できる超越者(裁判官)が存在するということなわけで、(続)

2011-09-01 17:18:35
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi そこがまあ応用の効かない話ではあり、「因みに」という事になってしまうわけですが。すみません、いつも勉強させてもらってるので、頑張って考えてみましたが、結局どうも役に立たない話でした。(了)

2011-09-01 17:19:24

(後日補足。「超越者」について)

Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@hugobarcarolle @sunaoh 横レス失礼します。「超越者」というのは、僕の言葉由来だと思うので。裁判官が法廷でありうる解釈の一つを選び取ることができるのは、彼が万能だからではなく、その判断が究極には社会の良識、(cont) http://t.co/5uCfpCY

2011-09-11 16:18:26

(本題続き)

あらら @A_laragi

PL法なんかもこれにあたるのかな??

2011-09-01 18:29:51
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi 過失に関する証明の仕方について、消費者に有利な方向に判例で積み上がっていたルールを制定化した例ですね。ただ、あれは結果としては、消費者に有利な方向にそれほど大きくルールを変更してはいないという評価もあります。PL法。

2011-09-01 18:35:47
あらら @A_laragi

とりあえず、民法上の法理にも、不均衡に対する考慮というものが組み込まれている、ということか。

2011-09-01 18:38:43
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi さっき書いたのは、具体的には、表見証明の法理とか、間接反証の理論と呼ばれるものを念頭に置いていて、法文の形にはなっていないものです。条文をいくら読んでも出てこないけど、裁判に関わる人は知っているという、まあなんというか、いつもの話なのですが。

2011-09-01 18:38:54
くろぴよ @tkonai

oO(ポイントは(メタ)ルール制定権力との距離かな。

2011-09-01 18:40:19
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi あとは、一応の証明、とか、疫学的因果関係論、あたりがキーワードとしては役に立つと思います。ちなみに、あの楽器は弾くのではなく、勢い良く振るものだったりしますw

2011-09-01 18:53:45
あらら @A_laragi

応用は効かないとしても、私たちの社会にくみこまれている基本ルールに、そういう思想が含まれている、というのは、「正義」や「公正さ」とは何かを考える場合に、意味のある事実というか、傍証の一つになる気がする

2011-09-01 18:57:08
あらら @A_laragi

(とはいえ、私たちのコモンセンスを確認する際に、法律を参照しなければならない、というのは、すでにそこに何か顛倒があるような気はする。)

2011-09-01 18:59:24
あらら @A_laragi

@kawathecathand ご教示ありがとうございます。結構随所に組み込まれてるんですね・・・m(_ _)m 楽器は「ショカーリョ」ですよね!

2011-09-01 19:02:57
Jun-ichi_Kawa @KawatheCathand

@A_laragi です、です、ショカーリョ。民事の法律論の中核の一つは、自由で平等な市民同士の問題というところから話を始めるけれど、いやしかし、事実を直視しろよ、揉めてる当事者間の力の差は歴然だろう、どうすんだよそれ!?ということだったりします。

2011-09-01 19:06:51
くろぴよ @tkonai

oO(adversary systemはこの国にはほんとにつらい・・・

2011-09-01 19:10:48
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