江戸時代に麺類が発展した背景

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亜留間次郎 @aruma_zirou

こういうの見るとウチにいるソビエト人のお姉さん、本当に富裕層の出身だったんだなって思う。 欧州やロシアでは貧者の不味い食べ物と呼ばれる蕎麦を美味しくしちゃった日本人すごいな。 twitter.com/jenya_jp/statu…

2021-12-27 06:55:00
ジェーニャ @jenya_jp

ソ連育ちエピソード。 一番手に入って安かった食糧は、蕎麦の実。 そればかり食べて、私にとって、貧乏の味。好きな人もいるけど、私は仕方なくそれを食べていたので、好きじゃないし懐かしくも思わない。 だから、ここだけの話、日本の蕎麦も少し苦手(美味しいとは思うけど!)うどんの方が好き❤️ pic.twitter.com/QToErAOWtC

2021-12-26 20:13:05
亜留間次郎 @aruma_zirou

ウチのソビエト人の飼育係のお姉さん、昔はKGB48のセンターやってたロシア美女です… KGB48はアイドルグループじゃあにょ…

2021-12-27 06:56:38
亜留間次郎 @aruma_zirou

@HansUlrichRude7 まだ60代の戦後生まれの人です。

2021-12-27 08:55:57
亜留間次郎 @aruma_zirou

蕎麦は世界的に栽培されて食べられているけど、ここまで一般に人気がある食べ物になっている国は日本だけじゃないだろうか? 欧米じゃ貧困者が我慢して食べる不味い食べ物の代表格だよ。

2021-12-27 06:58:29
勢州たぬき工房 @rabbitueki

@aruma_zirou 東欧の軍の携帯糧食に蕎麦のカーシャが入っていました。なので、人気の主食と思いきやそうでもないのですね。 軍が貧乏だから?軍人に貧困層出身者が多いから?と勘ぐってしまいます。

2021-12-27 08:16:46
亜留間次郎 @aruma_zirou

@rabbitueki 蕎麦のカーシャは安いから、 単純に軍の食費の都合…

2021-12-27 08:57:03
亜留間次郎 @aruma_zirou

日本で蕎麦やうどんが発展した背景には大きな一枚の木の板が量産できるようになったのと、正確な円柱の棒が量産できるようになったのが大きく影響している。 戦国時代は蕎麦を打つための板と棒が簡単に手に入らなかった。 だから主流は餅みたいにしていた。

2021-12-27 08:59:32
亜留間次郎 @aruma_zirou

鉄器文明が始まっても木の板と棒の量産には長い時間がかかっている。 ノコギリとロクロ(木工旋盤)が登場したことで麵料理の蕎麦が始まったと言ってもいい。

2021-12-27 09:01:18
亜留間次郎 @aruma_zirou

実はストーンワールドでラーメンを作ろうと思ったら麺を打つための清潔で平らな場所と薄く延ばすための円柱の棒をゲットするのが意外と難易度高い…

2021-12-27 09:06:06
亜留間次郎 @aruma_zirou

原始社会どころかかなり近代でも大量の木の板が手に入らない後進国の橋は木の棒を横に隙間を開けてロープで吊るした吊り橋しか作れなかった。 pic.twitter.com/6gR16kWyqK

2021-12-27 09:17:59
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亜留間次郎 @aruma_zirou

本当の原始社会の吊り橋はこんなので、隙間がつまっていればかなり上等で普通なら右の写真ぐらいスカスカなのが普通 pic.twitter.com/LtQDAQbAmq

2021-12-27 09:20:19
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亜留間次郎 @aruma_zirou

ストーンワールドでちゃんと木の板が隙間なく並んでいる吊り橋を作ったカセキ爺さんの能力は石器時代の職人としては超有能 石器であれだけの木の板を作るのに何年かかってたんだろう?

2021-12-27 09:21:44
ナカイサヤカ💉×7 ♿翻訳と歴史と介護とトンデモ批判 @sayakatake

@aruma_zirou そそ。日本の中世の木製容器はわっぱみたいなまげ物が主流で、桶、樽が普通になったのは近世になってから。木を割って作るタイプだと柾目板になるので、年輪に沿って水が漏れちゃう。のこぎりで板が作れて、水漏れしない板目板の樽が大量に作られて、酒や醤油を船で運べるようになって流通が以下略

2021-12-27 09:45:30
黒住和隆 @qEWAU5TVs8A9HIZ

@sayakatake @aruma_zirou 〉年輪に沿って水が漏れちゃう 柾目板だと痩せたときに幅が縮まって板どうしの隙間が広がりますよね。

2021-12-28 03:06:14
G007 @jilyuuzaburou

@aruma_zirou 世界中に麺類があるなかで、蕎麦を麺にした料理がほとんどないのかがわからない。 ノコギリとロクロは紀元前からあるので、小麦の麺料理も紀元前から発展しているのに蕎麦の麺はほとんど発展していないのでしょうか。 ピッツォッケリと日本の蕎麦ぐらいしか思いつかない。

2021-12-27 09:15:42
亜留間次郎 @aruma_zirou

@jilyuuzaburou 江戸時代に庶民でも大きな木の板が買えた国が日本以外にあんまりなかったからだと思います。 粉を扱うから小さな板の組み合わせだと無理です。 さらに、正確な円柱の麺棒も意外と高級品です。 道具が買えるレベルの料理人は蕎麦なんて貧困者向け食材を使わないから…

2021-12-27 09:25:55
G007 @jilyuuzaburou

@aruma_zirou ありがとうございます、合点がいきました。 そば料理が貧しい地域や山岳で多く、団子が多い理由が木の板と麺棒という料理器具が手に入るかということで納得いきました。 確かにアフリカや南アメリカでは伝統的な麺料理がないな。 啜る文化影響もあるのでしょうが。

2021-12-27 09:54:05

近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

かつて日本の麺類といえば、素麺が主流でした。 ところが中世にうどん、蕎麦切りが現れ、江戸時代にはうどんやそばといった切麺が主流となっていきます。 それは中世に起こったある技術革新が切麺の生産性を高めたからだと、石毛直道は『文化麺類学ことはじめ』において推測します。 pic.twitter.com/23zNHszTTF

2021-09-11 05:07:12
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近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

その技術革新とは麺打ち台の生産、つまり「板」の生産に関する技術革新でした。 ”古代や中世の机の類などに、比較的おおきな平面をもつ調度品があるが、それらは貴族の邸宅や、寺院などで使用されたものだ。当時の民衆の住居には、まったいらで、おおきな板などなかったであろう。” pic.twitter.com/1wCrSSXimK

2021-09-11 05:07:12
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近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

”そんな状況では麺棒と麺板を使用してつくる、切り麺が普及するはずはない。” かつて贅沢品であった大きな板が、木工技術の進歩により価格が低下し普及したことが、切麺の台頭を促したと石毛は考えます。 pic.twitter.com/sAuwVj1Wgs

2021-09-11 05:07:13
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近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

14世紀の『春日権現験記』に描かれた、当時の板の製作場面です。 まず木目に沿って丸太にクサビが打たれ、板が剥がされます。 そして手斧と槍鉋を使用して、凸凹の板を平らにしていきます。 pic.twitter.com/SRoJWzF9WH

2021-09-11 05:07:14
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近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

クサビで剥がされた板は凸凹が多く、平らにする作業に時間がかかり、また無駄な削り屑が多く出ました。 youtu.be/c8y_MY04wi4?t=…

2021-09-11 05:07:15
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近代食文化研究会@新刊『なぜアジはフライでとんかつはカツか?』発売中 @ksk18681912

ところが15世紀に中国から大鋸(おが)が渡来、平らな板を比較的短時間に、無駄なく製材できるようになります。 画像は『三十二番職人歌合』の大鋸。 pic.twitter.com/AoOYi9tQLL

2021-09-11 05:07:15
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