
直島に行って、美しいモネを観て、子供に「モネはモダンアートの父だよ」って教えてあげたら、「じゃ母は?」って聞かれて、苦し紛れに「セザンヌ」って答えた。あってるのかなあ…
2011-09-01 00:21:51
うわ、、、ROBART(ろばと)さん、やっちゃいましたね。その後、RTは外されたようですが2700人超えのフォロワーにこれが流れてしまったという。そのうちの何割かは、心の中で「あ"ぁ~あ"ぁ」状態になってしまったのでは。。。 http://t.co/loGoUMd
2011-09-01 18:41:58
……というか、かくいう僕も先日、近代の始まりからたどるとすればクールベから、と言ってしまったところをベイコン論でMFAの友人に、いやマネですね、と訂正されてしまったばかり。
2011-09-01 18:45:35
モダンアートの父はモネ、母はセザンヌ、という何気ないツイートが晒されていた。ピカソとかデュシャンなどと言うよりは気が利いている位の事で、確かにちょっとナイーヴだとは思うが、全く間違っているとまでは言えないのではないか。
2011-09-01 19:35:07
更に遡ってしまえば、クールベでもマネでも良かろうし、ドラクロアでもアングルでも良い。澄んだ目でコンスタンタン・ギースと言い張るのも洒落ているかも分からない。
2011-09-01 19:36:36
ただし神話にも功徳はある。遡れば遡っただけ美術史は、極めて微細なリンクが張り巡らされているかのような異貌を呈し始める。
2011-09-01 19:43:34
そうなると、歴史はそれまで知っていたものと同じではなくなってしまう。この異貌は、歴史を学ぶ者の投影に過ぎないのかも知れない。しかし、彼/彼女の歴史に対する眼差しが、それぞれの程度に従ってではあれ、繊細さを高めている事も確かなのだ。
2011-09-01 19:46:14
高階秀爾は確か近代の起源をゴヤ辺りに置いていたと思うし、まあ人それぞれでしょうねえ。誰が起源かというよりむしろその根拠を問われるしそこが重要なのかもしれないな。
2011-09-01 19:47:23
おっと、これは失礼しました。ROBART(ろばと)さんにしては珍しい「皮肉」のケースですね。それに、「あ"ぁ~あ"ぁ」はROBART(ろばと)さんではなく、電通の若林宏保さんに向けてのものになっていると思いますよ。<@rob_art 完全に皮肉のつもりのRTだったのだけど不快。
2011-09-01 20:58:27
ちょっとツイートの仕方もまずかったです。次の「かくいう僕も」云々は、僕が別に美術史に明るいわけではないということをフォローしてくれている方々や見ている方々に一応伝えておいたほうが良いだろうと思ったからです。失礼しました。<@rob_art
2011-09-01 21:00:52
クールベよりもマネ、と言った友人のために申し添えておきますと、現代のアートを考えるのに、とりあえずどの辺りから辿っておくべきかという話の中での言葉でした。だからそこでの文脈はアメリカの美術史研究での言説、もっと言えばオクトーバー周辺ということになります。<@qualquelle
2011-09-01 21:11:51
このあたりはまさにおっしゃる通りですね。歴史記述の問題ですね。qual quelleさんもおっしゃっているように、例えば洒落ているからギースと言い張ってみたとして、それは自己の趣味の投影(先行する他の発話に対する差異化)でしかないという。<@qualquelle そうなると、歴史
2011-09-01 21:16:27
そういえば、ちょうど2時間ほど前から石田圭子さん(@sophia0027 )も歴史についての話をツイートされていたのでした。
2011-09-01 21:23:12
歴史的事実は語の選択とレトリックで完全に書き換えられてしまうということもよく分かった。言葉の選択とレトリックに敏感にならないといけない。
2011-09-01 18:49:26
中世、近代、現代、どのあたりがその人のフィールドなのかによっても、近代の起源をどことするのか違ってきそうです。つまり、その人の専門領域にとって有利な語られ方をすることがあるという。歴史は常に誰かのための歴史でしかない。というふうにも言えるかもしれませんが。<@cezannisme
2011-09-01 21:28:32
@n291 そうですね。あと、例えばゴヤならゴヤに近代の起源を設定することによって、ゴヤの新しい面やモダニティの新しい捉え方が見えてくるならば、起源を考える価値もあるかもしれないと思います。
2011-09-01 21:38:23
表象するものとされるものの乖離、といったようなストーリーでしょうか。マネの新奇性は疑えませんが、それはクールベからだって組み立てられると思いますよ。阿部良雄の諸論考(手っ取り早いところで新潮美術文庫の『クールベ』など)を参照されては。@n291
2011-09-01 21:49:26
はい。研究者にとってはそういう部分こそが面白くてやりがいのある所ですよね。<@cezannisme そうですね。あと、例えばゴヤならゴヤに近代の起源を設定することによって、ゴヤの新しい面やモダニティの新しい捉え方が見えてくるならば、起源を考える価値もあるかもしれないと思います。
2011-09-01 21:50:47
うろ覚えのままに綴れば、政治・社会への奇矯かつ過剰なコミットメント、grand genre(歴史画)への超通俗的なイラストレーション(民衆版画)のアプロプリエーション、晩年の海景画に見られるような再現から現前へのメティエの暴走、などなど。
2011-09-01 21:52:21
うろ覚えのままに綴れば、政治・社会への奇矯かつ過剰なコミットメント、grand genre(歴史画)への超通俗的なイラストレーション(民衆版画)のアプロプリエーション、晩年の海景画に見られるような再現から現前へのメティエの暴走、などなど。@n291
2011-09-01 21:55:30