- toshi3636_1
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茂木健一郎
@kenichiromogi
個人の人間でも、国家でも、「プライド」というのはやっかいなもので、根底に劣等感や自己肯定感の低さがあるほどプライドは暴走し、下手にいじるととりかえしがつかないくらいこじれてしまうことがある。
2022-01-05 06:43:32
茂木健一郎
@kenichiromogi
自然に自己肯定感があって学ぶ力がある個人、国家のプライドはのびやかで、批判を受け入れる。むしろおおらかに笑う。しかし、根底にあやうさをかかえた個人や国家のプライドは表面がひびわれていて、少しの批判でも過剰に反応して劇的なことになる。
2022-01-05 06:44:32
茂木健一郎
@kenichiromogi
実際に良いことをしていて、周囲もそれを認めている個人や国家の場合、余裕があって、少々の批判や皮肉を言われても笑って受け流している。しかし、自身の価値に内心自身がない人や国家の場合、批判を受けると過剰防衛になってややこしい。
2022-01-05 06:45:39
茂木健一郎
@kenichiromogi
どうしたら、自己肯定感の低さが背景にある個人や国家の過剰なプライドに向き合えるのかは難しい問題である。北風と太陽で言えば、太陽でいくしかないが、そうなるとその個人や国家の問題のある現場を追認することにもなりかねない。
2022-01-05 06:46:29
茂木健一郎
@kenichiromogi
結局、自己肯定感の低い個人や国家の過剰なプライドをとかしていくためには、長い時間をかけて、本当によいものを提示していくしかない。相手の欠点や駄目なところを指摘するだけだと、ひび割れた外殻がますます固まって、コミュニケーション不全に陥るだろう。
2022-01-05 06:47:33
茂木健一郎
@kenichiromogi
以上、連続ツイート2673回「自己肯定感の低さを背景にした個人や国家の頑ななプライドにどのように向き合うべきか」をテーマに5つのツイートをお届けしました。
2022-01-05 06:48:13