放射線の直近のリスクに関する別向きからの検証
放射線関係の健康被害がらみの話に関してちょっと別方面からの一考のための情報を。最近たまたま畜産関係の獣医と話をしていて聞いた話。#genpatsu
2011-09-02 12:32:50報道でも知られているように宮城県は福島第一原発のベントの際の放出された放射性物質によってしばらく牧草が汚染されていた。この牧草はすぐ屠畜されることになる肥育肉牛や搾乳する乳牛には与えられないが、与えられる牛が存在する。
2011-09-02 12:40:17親牛は基本的に摂取されていたとしても農家が保持し続け食卓へ並ぶことはほとんどないし、子牛は出荷される10ヶ月ほどまで摂取していたとしてもその後の肥育の期間でほぼ生物学的半減期からほぼ害がないと言える。#genpatsu
2011-09-02 12:48:13で、昨今騒がれているお母様準備中な方の「お腹のなかの子供への心配は」という話もツィッター中では疑心暗鬼や絶望論が入り乱れているためたまに見ることがあるが、ここでひとつ対象を別のものでの類推ができないかということで畜産獣医への質問をぶつけてみた。#genpatsu
2011-09-02 12:52:15答えは「地震の揺れのストレスから来る早産は3~4月には増えたもののすでに沈静化しているし、奇形や異常分娩の類は増えたというわけではない」というもの。#genpatsu
2011-09-02 12:59:13チェルノブイリ事故の際の被曝拡大につながったことに当時、事故が公表されなかったことで知らずに牧草を食べた牛の乳を子供が頻繁に飲むことで甲状腺にたまった、という話があるようにこういった事故が起きた際には牧草を食べる牛はそれなりに影響が出るとされている。#genpatsu
2011-09-02 13:02:44比較対象として体重差を勘案するにしても基本的に食料を路地にあるものを直接食べるわけでもない人間よりも都合汚染は進むであろうという論理ができる。実際、畜産牛はそういった目安に使われやすいとも聞いたことがある。#genpatsu
2011-09-02 13:05:41だが、今回聞いたのは農業共済組合の獣医であり、しかも宮城でも和牛産地として頭数の多い登米市を抱えた県北地域の所属だ。もし奇形や異常分娩などが起こった場合はまず報告が入る部署だ。死亡共済金の支払いもあるため、実数を把握する必要があるわけだ。#genpatsu
2011-09-02 13:11:13で、その獣医が「別に増えたということはない」と否定されているわけであり、少なくとも大量に食べることで摂取する牛が通常と比べて胎児に影響があるということは考えられないと考えられることになる。#genpatsu
2011-09-02 13:15:00単純に「牛がこうだから人もこう」と簡単に引き合いにすることも危険性があるため断言は危険であるが、ただ少なくとも人よりも放射性物質を食べる頻度の強い牛ですらデータ上の特異差が見られなかったのにそれよりも食品安全性にこだわる人間が危険というのは早計ではないだろうか。#genpatsu
2011-09-02 13:19:32