茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2675回「Choose Life ProjectとDappiの騒ぎを比較した時に見えてくるリベラルと保守の強さと弱さ」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２６７５回をお届けします。文章は即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

Choose Life Project が出てきたとき、アメリカで言えばLincoln Projectみたいなものか、と思って、なかなかよいことをやっているなあと思っていたら、今回の立憲からのお金が行ってたということでたいへんなことになっているようだ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくの感覚では、正直、そういうこともあるだろうな、という程度のことで、だからと言ってChoose Life Projectはダメだとかは思わない。立憲からの資金提供があったことは開示した方がベターだったとおもうけど、「市民性」とか「中立」ということを杓子定規にとらえるのもどうかと思う。

茂木健一郎 @kenichiromogi

面白いのはDappiとの比較で、自民党からの資金提供があったみたいだけど、これについても、ぼくは、まあそういうこともあるだろうなという印象で、事実と異なることや誹謗中傷はダメで検証批判されるべきだけど、資金提供は許されないという考えはない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

いずれにせよ、ネットの上でなにかやろうと思ったら、人が要るし、お金もかかるし、そこにどこかからお金が入っているんだろうし、それが自民党でも、立憲でも、そういうことはあるだろうとしか思わない。そうやって表現されたものを人々がどう受け止めるかは別の問題である。

茂木健一郎 @kenichiromogi

Choose Life ProjectとDappiを比べると、前者についていわゆるリベラルの人がけしからんとか、ちゃんと検証しなくちゃと言っているのに対して、後者についてはだんまりである。リベラルと保守のそれぞれの特徴、弱さと強さが表れていると思う。

茂木健一郎 @kenichiromogi

Choose Life Projectへの立憲の資金提供に対するリベラルの人たちの反応を見ていると、Dappiについての保守のだんまりと比較しての特徴と弱さが見えてくる。人間や社会の実態よりも、市民性や無党派性というイデオロギーを重視する点にロバストネスが欠けている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

そうか、Choose Life Projectには立憲からお金出てたんだ、まあ、立憲としても共鳴できるメディアだったし、CLPとしても資金に困っていたんだね、ちゃんと開示した方が良かったね、じゃあ、先に行こうか、くらいの感覚でやった方が日本のリベラルは伸びると思う。内ゲバ的な正義感は生命的ではない。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２６７５回「Choose Life ProjectとDappiの騒ぎを比較した時に見えてくるリベラルと保守の強さと弱さ」をテーマに７つのツイートをお届けしました。