飯田譲治さんが語る『沙粧妙子 - 最後の事件 -』

『沙粧妙子 - 最後の事件 -』DVD-BOX発売決定にあたり脚本の飯田譲治さんが沙粧妙子についてつぶやいています。 飯田さんのつぶやきにもありますが、これから見る方にはネタバレになりますのでご注意を。 (追記) 2013/6/26 飯田さんのツイートに加筆修正したKindle本が発売されました。 続きを読む
110
飯田譲治 @iidageorge

沙粧妙子最後の事件の脚本を執筆することになった時は、まだ連続ドラマの脚本執筆の経験がなく、12話をひとりで書くことが可能かどうかもわからず、とにかく突入していったという感じでした。

2010-04-14 02:20:53
飯田譲治 @iidageorge

最初に書いたのは、「アナザヘヴン」の原形です。空から落ちてきた悪意がいろんな人に乗り移って悪事を重ねていく。それを二人の刑事が追い掛ける。毎回犯人役は代わっていくけれど、犯行を行う「意志」はひとつ。

2010-04-14 02:24:05
飯田譲治 @iidageorge

考えたらこれは、「意志」が乗り移っていくというネタを取り除くと、まるで「古畑任三郎」ですよね。でも、そういう構想を練っているときはまだ「古畑」の放送前でしたから。

2010-04-14 02:25:20
飯田譲治 @iidageorge

ところがこれは、SF過ぎてお客さんが着いてこれないだろうということでボツになりました。第一話、自分ではけっこう面白かったんですけど。

2010-04-14 02:26:10
飯田譲治 @iidageorge

実は、フジテレビの水曜九時という枠でSFがやりたかったんです。無謀ですよね。

2010-04-14 02:28:18
飯田譲治 @iidageorge

何年か後に、テレビ朝日で「アナザヘヴンec.」というSF連続ドラマをやりましたが、やっぱりお茶の間のお客さんは着いてきてくれなかったので、当時のフジの判断は正しかったんだと思います。

2010-04-14 02:29:21
飯田譲治 @iidageorge

お客さんが着いてくる→付いてくる(訂正)(>_<)

2010-04-14 12:50:54
飯田譲治 @iidageorge

沙粧妙子最後の事件は再放送の時にとある事件とリンクしてしまい、二度と再放送がされない作品になってしまいました。

2010-04-14 13:03:20
飯田譲治 @iidageorge

だから、DVD化も不可能だと思っていましたが、15年という時の流れがそれを可能にしてくれた。

2010-04-14 13:04:12
飯田譲治 @iidageorge

というともっともらしく聞こえますが、フジテレビソフト事業部、河井真也プロデューサーの尽力のおかげです。

2010-04-14 13:05:14
飯田譲治 @iidageorge

河井さんがいなかったらDVDになることはありませんでした。世の中そんなもんなんですね。

2010-04-14 13:05:41
飯田譲治 @iidageorge

「沙粧妙子〜」SFドラマの構想を却下され、そこからまた、どんなドラマにしたらよいかをフツフツと考え始めました。

2010-04-14 13:12:28
飯田譲治 @iidageorge

沙粧妙子と松岡はSFだった時から登場人物だったような記憶があります。

2010-04-14 13:12:57
飯田譲治 @iidageorge

「犯人はいますが、脳みそありません!」というような松岡のセリフを書いた気がする。

2010-04-14 13:13:50
飯田譲治 @iidageorge

沙粧妙子を書く前に、羊たちの沈黙を読んだかどうかは定かではないんですが、FBIの捜査官が執筆した犯罪心理学という本に刺激を受けました。

2010-04-14 13:47:15
飯田譲治 @iidageorge

優秀な捜査官が、犯罪者と接見を繰り返すうち、次第に犯罪者の心理に同化していってしまうという記述がすごく刺激的でした。

2010-04-14 13:48:38
飯田譲治 @iidageorge

そうか、そういう心理ってのは人間にあるんだろうなぁ、と。

2010-04-14 13:48:54
飯田譲治 @iidageorge

それで、犯人を「姿なき意志」ではなく、とんでもない知能犯に設定して物語を構築しなおしていきました。

2010-04-14 13:49:45
飯田譲治 @iidageorge

しかし当時、自分の中ではSFドラマで盛り上がっていたので、再構築するのにだいぶ時間がかかりました。

2010-04-14 13:54:32
飯田譲治 @iidageorge

沙粧妙子のお話。続き。 SFから話をリアルな方に持っていくのは、頭の中でだいぶ時間がかかりました。

2010-04-14 23:47:51
飯田譲治 @iidageorge

しかし、FBI犯罪心理捜査官の中の記述、犯罪者と接見していくうちに、ただ話しているだけなのに犯罪者に同化してしまっていく心理をキーポイントにするというアイデアはすごく自分で面白かった。

2010-04-14 23:50:19
飯田譲治 @iidageorge

プロファイリングチームの解散から後、現場の刑事になった女性と、新しく配属される新米刑事のバディストーリーということで第一話を書いてみました。

2010-04-14 23:52:03
飯田譲治 @iidageorge

池波宗一は第一話にサブキャラで登場させていたんですが、このキャラクターを発展させていくと面白いという意見が出て、以降、池波を重要キャラとしてふくらませていきました。

2010-04-14 23:53:13
飯田譲治 @iidageorge

梶浦が生きているか死んでいるかは、決めずに物語を書き続けてみました。あの結末を考えたのは8話が完成したくらいの時だったと思います。

2010-04-14 23:54:49
飯田譲治 @iidageorge

沙粧妙子は最初12話の予定だったんですが、最終的に11話になりました。これは視聴率が悪くて短縮したわけじゃありません。イレギュラーな理由がありました。

2010-04-14 23:56:11
残りを読む(213)

コメント

卯組のひと @ugumi 2010年5月5日
『ギフト』の話も入っていますが、一連の流れなのであわせて追加しました
1
純友良幸@「サレ妻の復讐」「筋肉紳士」連載中 @YSumitomo 2015年12月18日
「「既視感」が共通認識になることが、映像作品の場合はとても多いです」に共感する。
0
小雪 @hokusaixxx 2016年2月7日
これ読むと沙粧妙子って結構狡噛に被るな~と思うとこある
0