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近代ポルトガル史は面白いんだぜ in 第一次大戦

大航海時代を過ぎた後のポルトガルの歴史は、日本では教科書にも出てこなくてなじみが薄いけれど、首都をブラジルに移転したり、大学教授が長期独裁体制築いたり、意外と面白いんです。ということで第一次世界大戦頃のポルトガルのグダグダをまとめてみました。
歴史 軍事 ポルトガル史 ポルトガル 第一次世界大戦
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Хаями Расэндзин 『男爵にふさわしい銀河旅行』2巻12/9発売! @RASENJIN
WW1ポルトガル軍ってそれなりに精鋭じゃなかったかしら(うろ)
山猫男爵 @baron_yamaneko
@RASENJIN 戦闘で活躍以前に、なんとか西部戦線派遣軍を編成できただけで、「タンコスの奇跡」と呼ばれたそうです。タンコスは遠征軍の訓練地名。戦場では・・・。 http://t.co/iAqUYhs
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Хаями Расэндзин 『男爵にふさわしい銀河旅行』2巻12/9発売! @RASENJIN
ウッ、WW1ポルトガル軍ぼろぼろでしたか。どこから来た記憶だったんだろう……士官はイギリス人だったといううろ覚えな記憶もあるのだけど。
現場猫教授 @Dr_crowfake
@RASENJIN PoGだとポルトガル軍は特に大勢に影響のないユニットになってますね。実質数個師団のベルギー軍やセルビア軍はかなり高く評価されているんですが、これは実際の戦果から割り出した評価で、編成的には過大らしいです。
Хаями Расэндзин 『男爵にふさわしい銀河旅行』2巻12/9発売! @RASENJIN
@ninomae_fumi 昨日のボルボン・スペイン史とも絡むんですが、近代ポルトガル史というのも興味あるのですよね。イギリスと非常に密接な関係がありますし。
山猫男爵 @baron_yamaneko
ポルトガルというと教科書的には南蛮貿易あたりを最後に歴史の闇に消えちゃう国だけれど、そこから先もなかなか面白い。イギリスとの永久同盟での子分っぷりとか、ナポレオンに追われてリオデジャネイロ遷都とか。
[せきひろみP]∵ごま∴ @kurumigi
ブラジル遷都の時もイギリス海軍頼りだったぐらいなのに、そのイギリスと植民地領有を争った挙句そこで折れたのが王制崩壊の遠因になってしまったりと、本当に面白いのでもうちょっと流行ってもいいと思うんだ。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその1:中立だったのに、アフリカ植民地がドイツ領東アフリカ軍と英軍の追いかけっこの場所にされて大迷惑。警備のために本国軍を派遣して、熱帯病で苦しむ。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその2:中立国として戦争特需謳歌のつもりが、永久同盟を盾にしたブリテンの要求で在泊中の同盟国側商船を拿捕したため、開戦へ。船腹不足のブリテン人は、さっそく拿捕船の半分を御借り上げ。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその3:西部戦線にも来いよとイギリスに言われて、アフリカとの両面作戦に困りつつ、なんとか遠征軍を編成。これがポルトガルの歴史教科書にも載ってるタンコスの奇跡。尽力したゴメス・ダ・コスタ将軍は名声を博し、10年後に一瞬だけ大統領になり、元帥に上りアゾレス諸島島流し。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその4:出征、食糧不足、政治不信。そんな1917年5月13日、ポルトガルのファティマ村に聖母マリア出現。3つのメッセージを残す。カトリック教会は聖母出現と公認。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその5:カトリックの信仰心とアナーキストのテロが盛り上がる中、1917年末、シドニオ・パイス元大佐が軍の一部を率いて蜂起。外征で軍主力不在の隙をついてクーデターは成功。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその6:シドニオ・パイスは市民の熱狂的支持を受けて独裁化。ドン・セバスティアンの再来と称えられる。ポルトガル王セバスティアン1世はモロッコで敗戦して行方不明となった人で、祖国の危機に帰ってくると言い伝えられる。
[せきひろみP]∵ごま∴ @kurumigi
ちなみに、ロボトミー手術の考案でポルトガル人ノーベル賞受賞者第1号となったエガス・モニスは、シドニオ・パイスの側近として要職を歴任し、パリ講和会議にも外務大臣兼全権として出席していたりする。
[せきひろみP]∵ごま∴ @kurumigi
その後のポルトガルの政治的混乱によって政界から医学界へと戻り、ロボトミー手術や血管造影法を生み出した。世の中思わぬことが思わぬものへと影響を及ぼすものである。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその7:1918年4月、ドイツ軍の西部戦線春季攻勢で、ポルトガル軍が弱点と見られて激しく攻撃を受ける。ポルトガル派遣軍団(CEP)は壊滅状態となる。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその8:1918年10月14日、商船護衛中のポルトガル海軍武装トロール「アウグスト・デ・カスティーリョ」が、浮上襲撃を仕掛けたドイツ潜水艦「U139」と交戦して撃沈される。停戦1月前に起きたこの戦闘が、WW1においてポルトガルが経験した唯一の海戦であった。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその9:1918年12月、停戦は迎えたものの、スペイン風邪の流行によりますます政情が不安となるポルトガルで、独裁者シドニオ・パイスが暗殺される。穏健保守系の高級軍人が軍事政権を樹立し、急進共和派の反乱を鎮圧。
山猫男爵 @baron_yamaneko
WW1ポルトガルその10:1919年1月、パイヴァ・コウセイロ元大佐を中心に王党派が軍事蜂起し、王政復古を宣言。リスボンの王党派は海軍や市民の攻撃で制圧されるが、国土の北1/3が王党派の手に落ちる。しかし、中流市民の支持を得られず約1月の内戦の後、北部王国は瓦解した。
山猫男爵 @baron_yamaneko
ポルトガルはその後、10年ほど混乱状態が続く。1年で6回政権交代、国庫破綻で連盟に介入されかけ。ゴメス・ダ・コスタ→カルモナの軍事政権ルートに入って多少安定、まもなくコインブラ大学の人気教授サラザール博士が乗っ取ってエスタドノヴォなのである。さあ一緒に「神、祖国、そして家族!」

コメント

国井・久一ほぼO型です。 @kyuuiti 2011年9月4日
アントニオ・サラザールが「サラザール・スリザリン」のモデルらしい、と言う話は第一次大戦には関係なさそうですねw
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