- Kim_Kaphwan11
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はじめに。
2022年1月3日に世界最大のテクノロジー見本市「CES」が米ラスベガスで開催されました。
その中で韓国の「ヒュンダイ自動車」が、配下のロボット企業「ボストン・ダイナミクス」とともに「メタモビリティ」という概念を発表しました。
この概念が大変面白く、また大きな可能性を感じたので「宇宙開発」と絡めて語ってみました。
はたして「インターネット+メタバース+ロボティクス」=メタモビリティは「宇宙世紀」への扉を開くのか?
皆さんはどのように感じますか?
【技術】【社会】 おお、なるほど! この考えはありですね、面白い😀 『メタバースとロボットが組み合わさることで、たとえ今までなら人が行けないようなところにも“行ける”ようになるだろう』 ↓ advertimes.com/20220106/artic…
2022-01-09 15:16:52記事では、世界最大のテクノロジー見本市「CES」での「ヒュンダイ自動車」のプレゼンを取り上げています。 ヒュンダイ自動車は「メタバース」の発想をもとに、「ロボット工学」と「インターネット」を組み合わせて「バーチャルの体験をフィジカルの体験に反映させる」ことを目指しています。
2022-01-09 15:16:52これが実現すれば、ロボットを現実世界の「アバター」としてインターネットを通して遠隔操作することで様々な体験をすることも可能となります。 記事では例として『海外にいながら自宅の愛犬にエサをあげたり遊んだりすることも可能になる』としています。 ↓ pic.twitter.com/U1irFSbIRd
2022-01-09 15:16:53また海外の工場に高精度のロボットを配備し、そのロボットを技術者のアバターとすることで、本国にいながら海外の技術者に「技術指導」を行うなども可能になるかもしれません。 こればビジネスとして大きな可能性がありますね。
2022-01-09 15:16:54「インターネット+メタバース+ロボティクス」という組み合わせはもっと大きな可能性も秘めています。 昨年、実業家の「前澤友作」さんが宇宙に滞在して話題となりました。 前澤さんは帰還後、『地球の1Gがこんなに威力があるんだと再認識できました』と語っています。 ↓ nikkansports.com/entertainment/…
2022-01-09 15:16:54前澤さんはまだ若いのでこの程度ですんでいますが、あと20~30歳年長の人なら体力的に宇宙にいくことは叶わないかもしれません。 でも『どうしても宇宙に行きたい!!』という情熱を持つお金持ちはいるかもしれません。 その場合はどうするか?
2022-01-09 15:16:54一つはVR空間に宇宙を再現してVRで体験してもらう方法が考えられます。 しかし『どうしても本物の宇宙でないとダメだ』と考えるかもしれません。 ならば『自分の「分身」に宇宙に行って欲しい』と思うかもしれません。
2022-01-09 15:16:55「インターネット+メタバース+ロボティクス」なら、この要望を叶えることが可能です。 「分身ロボット」を宇宙ロケットに乗せて宇宙ステーションに滞在させ、ロボットを遠隔操作することで様々な体験が可能になります。 しかも身体的な負担はほとんどありません。
2022-01-09 15:16:55上記は極端な例ですが、もっと身近な分野で同じような発想をもって研究されている方が日本にもいます。 以前「分身ロボットカフェ」の話題で紹介したオリィ研究所の「吉藤オリィ」さんです。 ↓ togetter.com/li/1426082
2022-01-09 15:16:55「分身ロボットカフェ」で働くロボットの操縦者(パイロット)は重い障害を持ち外出が困難な人達が務めています。 そのため障害者支援と絡めて語られることが多いですが、分身ロボットは別に障害者だけのものではありません。 普通に一般人(健常者)も利用できます。
2022-01-09 15:16:56実際「怪我や出張等でどうしても結婚式に行けない時、分身ロボットを使って式に参加することができる」サービスが実現しています。 これはまさに「インターネット+メタバース+ロボティクス」ですね。 値段はまだまだお高いですが、可能性を感じるサービスです。 ↓ bridal-lp.orylab.com
2022-01-09 15:16:56分身ロボット「OriHime」の開発者である吉藤オリィさんの本当の狙いは「人類の孤独」つまり「さみしい」を解消することです。 先ほどのサービスも『結婚式にきてもらえなくて(行けなくて)さみしい』という気持ちを解消するものです。 ↓ orylab.com/mission/
2022-01-09 15:16:57孤独解消の課題は「移動」「対話」「役割」にあると言われています。 最初の記事で紹介したヒュンダイ自動車の取り組みも「移動」を解決する取り組みと言えます。 「移動の目的は何か?」「現在の移動手段は適切か?」と考えた時に「なにも本人が移動することはない」という発想は当然でてきます。
2022-01-09 15:16:57それがメタバースという概念や様々な新技術と結びついたとき、今までにないモノが生まれる。 そのような未来を示唆した記事だと感じました。
2022-01-09 15:16:572022年1月10日追記 なるほど、「インターネット+メタバース+ロボティクス」は「メタモビリティ」と呼んでるんですね。 勉強になりました。 ↓ note.com/sasakitoshinao…
2022-01-10 19:12:36そういえば、マンガ「宇宙兄弟」にもメタモビリティが登場しています。 様々なトラブルに巻き込まれ月面基地で窮地に陥った主人公を助けるため、先輩宇宙飛行士が遠隔操作するロボットが向かいます。 主人公とロボットは月面で普通に会話しながら共同して作業にあたります。
2022-01-10 19:12:37このとき先輩宇宙飛行士の身体は地上にありましたが、精神と感覚は間違いなく月面にいました。 これぞメタモビリティだと思います。 ↓ comic-hobby.best/2020/06/20/spa…
2022-01-10 19:12:37