自衛隊の89式小銃でヒグマを狩れるのか

ヒグマの駆除を仮に猟友会や警察をすっとばして自衛隊が担うとなれば89式小銃はどの程度役に立つのか。 また自衛隊はどのような狩り方をするのか勝手に考えてみました。
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銃器、ミリタリークラスタがなんかヒグマと自衛隊の話をしていると聞いて

ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

ミリタリ界隈が熊狩り自衛隊の話してるけど震源はどこなんだ

2022-02-02 18:40:00

どうも北海道で巨大なヒグマが家畜を食い荒らし逃げ続けているらしい

北海道では以前、市の依頼を受けて銃によるクマの駆除を実施した猟友会猟師が後になって警察から「危険な発砲をした」として銃所持を取り消され銃も押収されるという事件がおきた。

駆除当時同じ現場にいた警察官は特に制止することはなかったという

出動要請を受け危険を冒してヒグマを駆除したのに曖昧な理由で銃所持許可を取り消されたのではたまらないと、この件を受けて北海道の猟師は警察への不信とともにヒグマ駆除要請受諾に消極的になっている現状がある

なお所持許可を取り消された猟師は処分の取り消しを求め行政訴訟を提起、一審判決では公安委の「銃所持許可取消」処分を取り消した。(現時点では道側が控訴、二審以降の判決が待たれる)

北海道の猟師はもうヒグマ駆除に協力してくれない(かもしれない)

そうなったらヒグマを駆除するのは役所職員か、警察か、自衛隊か

ここでは役所職員や警察官による駆除の妥当性はさておき、あくまで「もしも自衛隊がヒグマを駆除するとしたら」どうなのだろうという前提でお話をすすめています

ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

「行政が熊駆除にかかれ」となったら 警察と自衛隊とがお互いに仕事をなすりつけ合う未来が見える… とはいえ知事からの災害派遣要請がないと動けない自衛隊と違って、警察はワンクッションおかず動けるからね。 確か銃使用基準にも猛犬等には射撃可能と書いてあったような…

2022-02-02 18:18:29

法的根拠やコスト面で考えると警察が害獣駆除を担うのが筋であるように思われるが…

それはさておき自衛隊がやる場合ね

とりあえず自衛官の基本ウェポンである89式小銃を使うとすればはたしてどうなのか

ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

5.56mmで仮に熊が一発で死ななくても89式なら猟銃(ライフル)と違って6発以上連発できるからな。 猟銃とは違うのだよ猟銃とは

2022-02-02 18:38:05

警察官がイノシシを拳銃で射殺した事例がある

ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

人にかみついたイノシシに警察官が発砲したケースが2件 それぞれ雄と雌、どちらも体長130cmということで成獣だろう。雌のほうは体重100kgとのこと それぞれのケースで警察官は4発と6発の射撃でイノシシを射殺している。 使用弾薬は警察官の拳銃で一般的な.38スペシャル弾だと思われる

2022-02-02 23:01:45
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

この2件では総発射数に対して何発命中したかは定かではないが6発のうち3発は至近での射撃で命中しているようだ。 .38のイノシシに対する威力が十分であるかは定かでないが、 まずイノシシ自体に命中しているか 動く相手のバイタルに命中したか そのあたりは気になるところ。 しかし

2022-02-02 23:06:47
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

「いいところ」に当たれば警察官の拳銃弾でもイノシシに止めを刺せそうではある。 今話題のヒグマに対しても同様に殺せることは殺せるだろうが、より大きな体躯の相手であるためバイタルに当たりにくくさらに厳しい条件となるだろう。ライフルを持った隊員の到着を待つのが順当なところと思われる

2022-02-02 23:12:18
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

すこし話が変わって これまた今の話題である自衛隊ならヒグマを駆除できるかというもの。 自衛官の銃では威力不足ではないかとの指摘もあるが、それはヒグマをゾイドかなんかと思って過大評価しすぎだ。 ヒグマは分厚い頭骨に毛皮、脂肪、筋肉、と頑強ではあるが装甲板つけてるわけじゃない。

2022-02-02 23:18:10
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

一般的な自衛官の基本装備である89式小銃の5.56mm普通弾は警察官の拳銃弾よりはるかに威力が高い。 5.56mmは猟師の用いる7.62mm弾以上の弾薬より威力で劣るのは確かだが、日本の猟銃は装弾数5発以下に制限されるのに比して89式小銃は30連発。総合的な殺傷力で言えば圧倒的ではないか。

2022-02-02 23:21:56
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

ヒグマの頭骨がいくら分厚く、角度によっては弾をはじきかねないとは言え自衛官の小銃がまったく役に立たないことは考えづらい。 より安全策があるので推奨はしないだろうが、89式小銃でヒグマを倒すことは可能だと俺は考える。 所詮は机上の空論だが… 実験するわけにもいかないので

2022-02-02 23:26:40
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

陸自、対人狙撃銃持ってるからなあ(猟銃としても使われてるレミントンM700 とだいたい同じやつ) ヒグマ撃つならそっちかな。

2022-02-03 12:30:57
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

巷でみかける状況設定だと、そもそもヒグマと自衛隊員が1対1になる想定自体に無理があるわけで、もしやるなら分隊対ヒグマにするでしょね。 なので狙撃銃メインに護衛の89式小銃手数名とかになるのでは

2022-02-03 12:31:44

誤射や跳弾は防ぎましょうね

ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

(仮定の話) あと陸自の習性上、および安全管理、法令等を考慮すると陸自は巻き狩りや忍び猟をやりたがらないと思うんですよね。 一定の偵察は必要としても、待ち構える方策を取るのでは。バックストップを有するKZ設定だね。 それならヒグマにバレないよう遠距離にHMG陣地を作れる

2022-02-03 12:37:34
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

ようは対象のヒグマを誘き寄せて罠陣地に嵌める。 ブローニングM2の12.7mm弾なら威力不足もなにもなかろう。真ん中に当てれさえすれば死ぬ。

2022-02-03 12:41:15
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

ヒグマの行動範囲や警戒能力次第になるが…… ヒグマの行動範囲って50km四方ぐらいなんだろうか?? これを捕捉して誘い込めるか 500m離れた機関銃陣地を察知されるなら厳しい

2022-02-03 12:46:36
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

既に知られた話だとは思うが 昭和46年5月清水地区で遭難したヘリコプター(北部方面航空隊所属)を 捜索支援中の第5特科連隊の隊員が羆と遭遇し襲い掛かられたため射殺したという記録がありらしい。そのクマの剥製は美帆駐屯地に現存するとか yamateru.stars.ne.jp/sakutou025.pdf

2022-02-03 13:19:28
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

実際剥製が保存展示されているのか、経緯がその通りなのかは美幌駐屯地にいた人に話を聞きたいところだが、それはさて置き。 昭和46年(1971年)の特科連隊隊員とのことなので、64式小銃が制式化されてから日も浅く、おそらくM1カービンによる射撃だったのではないかと思われる

2022-02-03 13:25:07
ぬるゆ《无》ホルツバウワー @nuruhoru

M1カービンの弾薬は.30カービン弾 64式小銃なら7.62mm NATO弾(減装薬弾) 銃弾のエネルギーは.30カービン弾が1190J、7.62mmは通常弾で3304Jと結構違うのだね。 ※参考:5.56mm NATO弾のエネルギーは1700J前後 ※※このとき射殺された羆は性別:雄 年齢:4 歳 体重:120kgと比較的小柄と思われる

2022-02-03 13:35:34