対談の内容は一切知らないし興味もあまり無いのでそれには降れないでおく。ただ、デフレに関しての議論があったというのでそれについて。
2010-05-04 03:13:02勝間氏から先に言及しよう。結論から言えば、勝間氏のマクロ政策は基本的に正しい。財政政策に関しては曖昧さが残り、一部の指揮者からは「公共事業型」との批判もあるようだが、いずれにせよ間違いはないだろう。また、デフレというマクロ問題をマクロ政策で対応するという点も妥当である。
2010-05-04 03:14:53細かい手法については議論も分かれるだろうが、普段の彼女のデフレに関する議論は、オーソドックスな意見を述べていると思う。
2010-05-04 03:15:54一方、ひろゆき氏のデフレに対する考え方はよくわからないので多くは語れない。ただし、この前のニコ生討論会?の際の意見を聞く限りあまり経済学を理解できていないようだ。デフレ問題はミクロで対応するのが不可能だ。難しいではなく、不可能。
2010-05-04 03:18:57100人くらいの村ならば、ミクロもマクロも違いがあまり無いので対応は可能かもしれないが、1億人ともなるとミクロな対応では無理である。しかも金融政策を否定するとなると手段が無くなる。この辺がこの前のニコ生で理解できているかどうか疑問に感じた。
2010-05-04 03:20:18実はデフレはメディア問題と直結している。日銀によるメディアコントロールがデフレ対策から遠ざけている。事実上マスメディアは日銀の味方である。日銀を太平洋戦争中の帝国陸軍、海軍、大本営などと置き換えれば分かりやすい。ほとんど言いなりになっている。
2010-05-04 03:22:52「生産性向上」「自己責任論」を主張する場合の多くは、国民をデフレから目を逸らすようにする工作活動と言っていいだろう。それはツイッターと言え例外ではない。2ちゃん以上に自由度が高いだけに、様々な工作が行える。
2010-05-04 03:25:01経済をどう考えるかという話の前に、国家をどう考えるかというものがあるだろうし、また経済発展をしないという選択肢もあるだろう。だが、国家を否定すれば、外国の侵略を黙認し、国民の人権を守ることは出来なくなる。
2010-05-04 03:26:31また、経済発展を否定した場合、生活が豊かにならないどころか、生活を維持することすら難しくなる。成長率が0では、インフラ整備が出来なくなり、老朽化したインフラを使いつづけることになる。資本財の収穫逓減から必ず経済は崩壊に向かう。つまり、「豊かさや安全を捨てる」という選択肢になる。
2010-05-04 03:28:26道路や橋、学校、病院が無くても生きていければ良いと考えるのであれば、それも選択肢になるだろうが、おそらくそれを望んでいる国民はほとんどいないだろう。つまり、経済を発展させるしかないのである。ということは、「デフレを容認する」という解は存在しない。
2010-05-04 03:29:47そして、デフレが貨幣現象であり、それはマクロ政策のみでしか対応できず、通貨供給量の増加が経済成長率に追いつかない限り続くことになり、最終的には生産することも難しくなることを考えれば、選択の予知などないはずだ。
2010-05-04 03:31:35おそらく氷河期世代以降の若者は「自己責任」を当然と考え、政府に対して強い不信感を抱き、個々の努力で突破できると考えているのだろう。だが、残念ながらそれは間違いだ。それが成り立つのは自分の人生だけで、それ以外では全否定になる。
2010-05-04 03:33:07なぜならば、個人の能力では総需要は増やせず、通貨供給量も増やせず、銀行の貸出残高を増やすことも出来ず、したがって、経済成長をすることも出来ないからである。
2010-05-04 03:35:13もし「個人の能力によりGDPが増えた」というデータがあったとしてもそれはペテンである。潜在成長率ならばある程度寄与できるが、潜在成長率基本的に景気には中立だからである。潜在成長率が伸びれば需給ギャップが増えてデフレが深刻になる可能性もある。
2010-05-04 03:36:19いずれにせよ、この「個人の努力」「自己責任」の縛りから抜け出せない限り、デフレ脱却も安定成長もないだろう。それはちょうど「日米開戦」や「原爆投下」を防げなかったのと同じである。
2010-05-04 03:37:56結局、ネットメディアがどれくらい頑張って、日銀のメディア工作を白日の下に晒すことができるかでしょう。でなければ、ネットメディアは既存メディア以下でありつづけるでしょう。あるいは必要すらないかもしれませんねw
2010-05-04 03:46:59今、数年前に2ちゃんに書き込んだデフレに関する仮説を思い出した。それは「日本がデフレになる最大の理由は、サプライサイドとデマンドサイドが完全に分離しているため、経済政策がサプライサイドに偏る」というもの。
2010-05-05 02:51:18どういうことか簡単に説明すると、まず筧において消費は主婦、生産(仕事)は夫と分かれている。次に家計は主婦に一任され、責任がある。消費の主体である主婦は自らの存在意義を家計だけに見出そうとする。そのため消費(デマンドサイド)は貯蓄を増やし、消費を減らすことが素晴らしいとされる。
2010-05-05 02:54:16一方、夫はその人生のほとんどを職場で過ごし、生産者としてのみに存在意義を見出す。結果的に生産を増やすことが常に正しい。その一方、消費者とは自社の顧客を意味し、顧客以外の消費者はどうでもよい存在になっている。そのため、常に意識が生産(供給)のみに行ってしまう。
2010-05-05 02:57:18@koteihandle 西洋社会は消費は主婦、生産(仕事)は夫と分かれてないんだろうか?東洋社会はおしなべてそれっぽいけど。東アジア~東南アジアは貯蓄率が高いもんなあ。
2010-05-05 03:02:58西欧は家計では完全に労働者と消費者は一体化していますね。アメリカ、ドイツは男が家計を管理しているし、女性は働いていなくても浪費する存在w RT @macron_: @koteihandle 西洋社会は消費は主婦、生産(仕事)は...
2010-05-05 03:07:34つまり、マクロ経済学的素養が足りないということですね。これ日本の経済学会にも言えるかも 経済コラムマガジン「日本のケインズ経済学」http://bit.ly/d6tZT8 RT @koteihandle: という仮説を考えた。真偽のほどは未だに不明w
2010-05-05 03:15:30