mRNAワクチンの3回目ブースター接種の効果

知念実希人　物語り @MIKITO_777

なぜワクチンのブースター接種をすると、2回接種に比べてオミクロンに対する免疫が大幅に強化されるのかを、 B細胞の多様性から説明した論文が出ました(プレプリント)。 うーん、免疫はあまりにも複雑で難しい。 ただ、とても興味深い内容なので、ご興味ある方はぜひ。 twitter.com/HironoriFunabi…

Hironori Funabiki @HironoriFunabi1

mRNAワクチンを2回接種してもオミクロン変異に効果のある中和抗体はできなかったが、3回接種すると有効な中和抗体が作られた。その謎を解くヒントをロックフェラー大チームがプレプリントで報告。1/ twitter.com/FraukeMuecksch…

2022-02-16 10:30:55

Hironori Funabiki @HironoriFunabi1

mRNAワクチンを2回接種してもオミクロン変異に効果のある中和抗体はできなかったが、3回接種すると有効な中和抗体が作られた。その謎を解くヒントをロックフェラー大チームがプレプリントで報告。1/ twitter.com/FraukeMuecksch…

Frauke Muecksch @FraukeMuecksch

1/ Our new work on antibody immunity following SARS-CoV-2 mRNA booster vaccination provides insight into why a 3rd dose of a vaccine that was not designed to protect against variants is so effective at preventing severe disease after Omicron-infection. biorxiv.org/content/10.110…

2022-02-16 08:09:55

Hironori Funabiki @HironoriFunabi1

3回目のワクチン接種1ヶ月後では、2回目接種1.3ヶ月後よりも、武漢型（やベータやデルタ）に対しても遙かに高い中和能力を持つ抗体が血清中に算出されていた。この中和抗体の強化が、変異したオミクロンに対してもある程度効果を発揮したように見える。2/ pic.twitter.com/sYCbdXlOWT

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Hironori Funabiki @HironoriFunabi1

ワクチン接種によって、新型コロナに対する抗体を産生するB細胞が作られる。そのうち記憶B細胞では、抗体遺伝子を少しずつ変異しながら次の感染に備えるのだが、ワクチン接種2回目から5ヶ月後より、3回目接種1ヶ月後のほうが抗体遺伝子の変異の数が増え、記憶B細胞の多様性も拡大していた。3/ pic.twitter.com/FvnrLpN1WF

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Hironori Funabiki @HironoriFunabi1

ワクチン接種2回目1.3ヶ月後で良く効く中和抗体は、コロナが細胞のACE2 と結合するスパイクの部位に反応するClass1や2のものが多かったが、この部位はオミクロンで多くの変異を受けていた。3回目の接種では、オミクロン変異が少ない部位に反応して中和効果をもつClass3,4の抗体ができていた。4/ pic.twitter.com/GcruT1apFv

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Hironori Funabiki @HironoriFunabi1

つまり、3回目の接種により、オミクロンに対して十分対抗できる新たなタイプの中和抗体を産生する記憶B細胞が作られるのだ！オミクロンに感染すると、血清中の中和抗体量が少なかったとしても、この記憶B細胞が活性化され、2−3日後にはウイルスに対抗できる抗体を作って重症化を防ぐと考えられる。5/

Hironori Funabiki @HironoriFunabi1

3回目の接種により、抗体の質と種類の幅が向上することにより、2回の接種だけでは効果の薄かったB細胞による防御効果が期待できるようになる。 3回目の接種を受ける意味は大いにあるということです。5/