『葬られた「第二のマクガバン報告」』要約文:第4回

おちゃらかさっさの、おちゃらかほいっ。
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村井ニボシ @niboshi2000

んぅー。やるかー。肉や乳製品が食べたくなくなるマクガバン報告のつづきだよー。

2011-09-06 22:47:00
村井ニボシ @niboshi2000

ここまでのあらすじ:幼いころに殺された父親の敵を討つために少林寺の門弟となった少年は、ある日、寺の裏の洞窟に見知らぬ男が鎖で繋がれているのを発見した。少年は男に食物や飲物を運んで仲良くなり、カンフーの奥義を伝授してもらう。

2011-09-06 22:47:42
村井ニボシ @niboshi2000

男の名は法愚といい、10年前に少林寺の掟を破った為に閉じ込めらていた。力をつけた少年は、少林寺を出るために、「木人」という木製のからくり人形と戦いこれを撃破、下山を許される。ある日街へ出た少年に、法愚が脱走したとの連絡が入る。実は法愚こそが父親の仇だったのだ・・・。

2011-09-06 22:49:52
村井ニボシ @niboshi2000

中国・アメリカ・日本の食事摂取量比較の表を文字で書きます。 ☆カロリー摂取量(kcal/日):中2641 ア1989 日2148 ☆脂肪の摂取量(対カロリーの割合):中14.5% ア34~38% 日22~27% ☆食物繊維(g/日) 中33g ア12g 日15g

2011-09-06 22:56:00
村井ニボシ @niboshi2000

☆タンパク質の摂取量(g/日) 中64g ア91g 日78g ☆動物性タンパク質の摂取量(対カロリーの割合) 中0.8% ア10~11% 日 8% ☆鉄の摂取量(mg/日) 中34mg ア18mg 日8.6g

2011-09-06 22:59:09
村井ニボシ @niboshi2000

中国人とアメリカ人の値は、いずれも体重65kgの軽作業(事務職のことか)の男性の平均。日本人の値は、平成19年の成人男性のもの。

2011-09-06 23:00:51
村井ニボシ @niboshi2000

★なんと、肥満大国にもかかわらず、摂取カロリーはアメリカが一番低い。中国は思いのほかとても高い。食物繊維の摂取量は中国が圧倒的に高く、逆に動物性タンパクの摂取量はものすごく低い。中国の鉄の摂取量は、日本の約4倍。

2011-09-06 23:04:03
村井ニボシ @niboshi2000

★ていうか、「それは少林寺木人拳のあらすじだ!」って誰か突っ込んでくれませんかねえ・・・。

2011-09-06 23:05:24
村井ニボシ @niboshi2000

★中国農村地帯の平均的な成人男性(つまり、肉体労働者を多分に含む)のカロリー摂取量にいたっては、一日約3000kcalであった。こんなに食べているのに、痩せている。

2011-09-06 23:08:12
村井ニボシ @niboshi2000

我々が「食習慣と健康の関係」を調べる際、収集したデータのばらつき(すなわち範囲の広がり)は不可欠である。幸いにも、「チャイナ・プロジェクト」では、測定した要素のほとんどに、かなりのばらつきが生じていた。

2011-09-06 23:11:43
村井ニボシ @niboshi2000

★「欧米におけるベジタリアンと非ベジタリアンの食事の比較」っていう表も、別ページに載っているんだけど、これはベジと非ベジの差がたいしたことなくて、分布範囲が狭いんだよ。たとえば、☆脂肪(総摂取カロリーに対する割合) ベジ30~36% 非ベジ34~38%

2011-09-06 23:16:08
村井ニボシ @niboshi2000

★ ☆コレステロール値(mg/日) ベジ150~300 非ベジ300~500 ☆タンパク質(総摂取カロリーに対する割合) ベジ12~14% 非ベジ14~18% ☆動物性タンパク質(総タンパク質に対する割合) ベジ40~60% 非ベジ60~70%

2011-09-06 23:19:35
村井ニボシ @niboshi2000

★欧米では、ベジタリアンつっても、けっきょく牛乳や卵食べたりしてるから、動物性タンパク質をけっこう摂っちゃっている。これでは研究対象として微妙。

2011-09-06 23:21:57
村井ニボシ @niboshi2000

★えーと、脱線した。もとにもどるるる。

2011-09-06 23:22:46
村井ニボシ @niboshi2000

(中国では)罹患率には桁外れのばらつきがあり(前回参照)、臨床的な測定値と食事摂取に関しては、十分すぎるほどのばらつきがあった。

2011-09-06 23:27:00
村井ニボシ @niboshi2000

例えば、コレステロール値では最高と最低でほぼ2倍の違いがあり(全国平均)、血中βカロテンでは約9倍、血中脂肪では約3倍、脂肪摂取量では約6倍、食物繊維の摂取量では約5倍という違いがあった。我々はある地域を別の地域と比較することに関心があったため、この違いは極めて重要なことだった。

2011-09-06 23:28:01
村井ニボシ @niboshi2000

我々はこの研究で「植物性食品が多い食習慣」と「植物性食品が非常に多い食習慣」を比較している。過去の研究は(そのすべてが欧米のものであるが)、「動物性食品が多い食習慣」と「動物性食品が非常に多い食習慣」とが比較されている。

2011-09-06 23:33:44
村井ニボシ @niboshi2000

★つまり、中国のどこをとっても、欧米よりは植物性食品中心の生活をしていたってことですね。チャイナ・プロジェクトは中国国内どうしでの比較だから、「かなり植物食ってる」と「超植物食ってる」の比較になる、と。

2011-09-06 23:36:07
村井ニボシ @niboshi2000

★あ、「中国のどこをとっても」じゃないな。いろいろな農村部の調査だから。

2011-09-06 23:37:26
村井ニボシ @niboshi2000

「中国の農村地帯の食習慣」と「欧米の食習慣」、そしてその結果として生じる病気の違いは実に大きい。この研究がきわめて重要なものになったのは、何よりこの病気の違いのためである。

2011-09-06 23:39:14
村井ニボシ @niboshi2000

豊かさが招く病気(栄養的過剰):ガン、糖尿病、冠状動脈性心臓病。

2011-09-06 23:40:17
村井ニボシ @niboshi2000

貧しさが招く病気(栄養的不足と粗末な下水設備):肺炎、腸閉塞、消化器系潰瘍、消化器系の病気、肺結核、寄生虫病、リウマチ性心疾患、糖尿病以外の代謝・内分泌性の病気、妊娠に関する病気、そのほか多数の病気。

2011-09-06 23:42:36
村井ニボシ @niboshi2000

★そら、豊かな国のほうが長生きなのである。病気にかかんないのである。かつてなく人間が長生きする時代なのである。

2011-09-06 23:44:08
村井ニボシ @niboshi2000

中国では、ある農村地域では「豊かさが招く病気」が少ないのに、他の地域ではこうした病気がはるかに多い。「これは食習慣の違いのためだろうか」という疑問こそ、「チャイナ・プロジェクト」の核心部分なのだ。

2011-09-06 23:50:29
村井ニボシ @niboshi2000

この章を進めていくうちに、私は観察結果についての「確実性」を示唆していくことになるだろう。ローマ数字の「Ⅰ」は95%以上の「確実性」を、「Ⅱ」は99%以上、「Ⅲ」は99.9%以上の確実性を意味している。ローマ数字のないものは、95%未満の確実性であることを意味している。

2011-09-06 23:53:40