エリー提督と加賀さん日記まとめその8

エリー提督と加賀さん日記 @EllyKaga

海域攻略は7-4で詰まっています。 ボスに到達するのがまず低確率なのに、倒しきれない。 対潜と対空を両立する五十鈴が外しまくるときがある。 潜水艦の命中率がやばい。 まだまだ艦隊の練度が足りないようです。 #加賀さんとエリー

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「なぁ、潜水艦の姫さんよ」 「んぁ……スキャンプ？　どうしたの？」 「海域攻略に詰まってるんだって？　そういうときは根を詰めるなよ。あたしのとこの時はバケツも資材も枯渇したんだろ？」単冠湾のときは確かに入れ込みすぎましたね…… 「期限はないんだろ？　焦るなよ」 #加賀さんとエリー

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「…そういうお前も、潜水艦の姫じゃないか…」 「あ？　あたしは『元』だろうが。あんたみたいに現役じゃない。ま、あんたに出会わなければ、今もあそこで姫やってたかもしれないけどな」背中をバシンと叩かれます。 「ま、頑張れ。力は貸す。これでも楽しみにしてんだぞ」 #加賀さんとエリー

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「立入禁止？　なにこれ、アイツは執務室じゃないの？」提督の自室前。白雪に言われてきた叢雲は怪訝な声を出します。 「朝から執務室に顔を出さないもので来てみたら、札がかかっていたもので……すみません、叢雲さんも忙しいのに」 コンコン。「開ける……あ、駄目だわ」 ＃加賀さんとエリー

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「聞こえる？　何かの唸り声。あー……ああ霧島。朝からエリーがそっち行ったかしら？　野良の北上を持ってった？　納得。ありがと」携帯をしまいます。 「おそらく食事中ね。そろそろ満月かしら？　九乃姫のほうが空腹なのだと思うわ。仕事はアタシたちで回しましょ」 ＃加賀さんとエリー

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「指揮はアタシが取るわ。本部への用事は山風に任せて。アイツが自分で出てくるまでは、絶対にここを開けたら駄目。死ぬわよ」 「全艦娘に通達しておきます」そうして、と叢雲。 「あの、叢雲さん。提督のいる意味って、一体……」 「何。アイツ、いらないんじゃないかって？」 ＃加賀さんとエリー

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「そうねぇ……まあ、アンタたち文官職から見たら面倒なだけかもしれないわね。 居ない、しない、やれば出来るのに。サボりが強すぎると思うでしょう」 「……はい」 「それをカバーするためにここには秘書艦が多いのよね。アンタたちも、山風も。もちろん、アタシも」 ＃加賀さんとエリー

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「嫌なら出て行け、とはアイツは言わないわよ。誰か抜けた夜は魂が抜けたようにしてるの、知らないでしょ？ 悪いわね、こんなとこに配属になって」 「叢雲さんとは、ケッコンしてるんでしょう。強く言ったりはしないんですか？」 「……アイツの仕事は、アタシに回して」 ＃加賀さんとエリー

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「青葉！　中の監視怠るんじゃないわよ！」 『見なきゃよかったですううう……』『ヒィ、嫌な音しか聞こえない！』 「さ、戻りましょ。磯波がアンタを待ってるわよ」 「質問の答えに……」 「アンタ、最近やけに突っかかるわね。変な入れ知恵でもされたの？」 ＃加賀さんとエリー

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「そんな、ことは……」 「ならいいじゃない。今まで通りよ。今までも、これからもね。あ、電話。 　……重巡をよこせ？　建造で出にくいのは面倒なのわかってるでしょうに。仕方ない、狩りに行きますか。 　バシーに出るわ。用意して」 「は、はい」 ＃加賀さんとエリー

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執務室近くにて。 「あら九乃姫。一通り食べたみたいだけど、何が一番口に合った？」 「……関係ないだろ」 「顔中返り血で見られたもんじゃないわ」ペロリと頬をなめる叢雲。 「……戦艦は、硬い」 「そう。やっぱり駆逐が一番？」 「……お前が、一番、旨い」 #加賀さんとエリー

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「この間お腹に収まったばかりじゃない。しばらくは食べさせてあげないわよ」 「……ん」 「ほら顔を洗っていくわよ。午後の仕事、増えてるんだから」 「白雪に任せればいいよぅ……」 「頼りきりはダメよ。やれることはやりなさい」 「はぁい。じゃあ行こ、すずさん」 #加賀さんとエリー

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暦を読む提督。「へえ、満月の次のお月様は『大潮』っていうのかぁ。お船にもいるねぇ」 「あら、知らなかったの？　毎月月の満ち欠けに振り回されてるアンタなら知ってると思ってたわ」 「……提督だって全知じゃないんですー」 「拗ねないの」 #加賀さんとエリー

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「はー終わった終わった。夕食行くわよ」 「わぁ叢雲さん！　お部屋だからって急に脱がないでください！」 「何よ、いつものことじゃない。この傷だって…… 　アンタ、本当にエリー？」眉間をじっと見つめる叢雲。 「……アイツは仕事の時は眉間にしわが寄るの」 #加賀さんとエリー

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「第一アイツはさん付けで呼ばないわよ。ほら、せっかくだからアタシの裸でも拝んでいきなさい」座り込み、足を開く叢雲。 「みゃー！　わ、私はロ級です！　あ、足を閉じてくだ……あれ？　いない？」 顔を覆っている間に消えた叢雲。 「怒られちゃうかなぁ……」 #加賀さんとエリー

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鎮守府より少し上流、小さな滝の裏の小さな祠。 提督とカナリアはそこにいました。 「さぎりのかみさま、ろうかくのかみさま。しばらくぶりです。鹿冥館の提督をしています、海から来た……」 『存じている。番連れで何用か』『言い方がきついよろうかく。せっかく来てくれたのよ』 #加賀さんとエリー

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「この深海棲艦、私がカナリアと名付けたものです。深海から来たものですが、私の伴侶とし、川辺に住まうことをお許しいただきたく参りました」「ヒメ……」 『好きにすればよかろう。お前も海から来たものだ』『わざわざ顔を見せてくれてありがとうね』 #加賀さんとエリー

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『しかしお前は嫁が多いのう』『本当よ。身体が持たないんじゃない？』 「あ……その、……搾り取られております。しかし彼女らの望みが私の願いなので」 『嘘ばっかりこの被虐性癖。乗られて嬉しいんでしょ？　お尻の重み、気持ちいいものね』『さ、さぎりの……』 #加賀さんとエリー

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『男なんて尻に敷かれてるくらいで丁度いいのよ。君が男かどうかはまあこの際置いておくけどね』『これ、やめんか』『ろうかくうっさい』『我らの威厳というものが……』『せっかく来てくれたお客様よ。可愛がりたくもなるわ』『まあ、そうなんだが……』 #加賀さんとエリー

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「ヒメ。ダイジョウブ、ナノ？」「何が？」「カナ、ヒメノ、オヨメサン、ナノ？」「お嫁さんだよ？」 「お嫁さんよねぇ。アタシに黙ってこんなとこまで連れてきて。神様に挨拶は済んだの？」 「む　ら　く　も、さん？　どしてここに？」 「ロ級が吐いたわ」 #加賀さんとエリー

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「口止めしてなかったみたいだし、こうなるって分かってたのよね」「ん、まあねぇ」 『土地神としては、新たな住人は祝うものである』『真面目で可愛らしい子よね。すずちゃんももちろん可愛いんだけど』 「ありがと。さ、帰るわよ」 『あ、一つ、あげるわ』 #加賀さんとエリー

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ヲ級の手の上に大きめな箱が現れます。 『うちのお下がりだけどね、巫女の正装よ。似合うと思うわ。夜の彩りに使いなさい』『そうじゃないだろう！』『だまりなさいろうかく。あんたが好きだからたくさんあるのよ！』『ぐむむ……』余りものかい。 「アリガ……ト」『よいよい』 #加賀さんとエリー

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『今度は娘さんも連れてきなさいよ。しむしゅ、って言うんでしょ？』「……はい。また来ます」『うんうん』 「シアワセニ、ナリ……マス。イマモ、シアワセデス」 『くのちゃん、その子私もほしい』「私の嫁です」 「じゃ、また来るわ。ほら……」振り返る叢雲。 #加賀さんとエリー

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神の声が聞こえたあたりに、ぼんやりとした青白い影。大きな男と、着物の女性。こちらに手を振っています。 「また顔を出すわね、神様。戦争が早く終わって、この付近にも人が戻るように願っているわ」『またね、すず』 「さ、寒さが酷くなる前に戻るわよ」「ウン」 #加賀さんとエリー

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よく考えると、日中の加賀さんは何をしているんだ？ 叢雲は私の後についてくるし、執務室には山風か誰か少なくとも一人はいる。なのにあまり加賀さんを見たという人がいない。 「追ってみればいいじゃない」 そうだね叢雲。仕事終わるまで、加賀さんを見失わないでくださいな。 #加賀さんとエリー