朝日新聞の記者です。2021年4月から米国ワシントン特派員。富山→大阪→東京→エルサレム→ワシントン。米国では外交安保担当→内政担当。ツイートは私見、リツイートは賛意とは限りません Correspondent/Washington Bureau/The Asahi Shimbun/JAPAN
ロシア空軍がいまだに「沈黙」を続けている謎について、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)の分析。 抑止力として温存、戦闘機の損失を避けたいーーといった説では説明しきれず、結局はロシア空軍は大規模で複雑な航空作戦を実施する能力に欠けているのではないかという結論。 rusi.org/explore-our-re…
2022-03-05 18:36:53続)その背景として指摘しているのが ・シリア戦では多くて4機程度での作戦が標準だったため、司令官が複雑な大規模作戦の立案・実施経験に乏しい ・パイロットの飛行時間はNATO軍などと比べて少なく、熟練度を欠いている ・もし複雑な航空作戦が可能なら、容易に航空優勢を確保できていたはず
2022-03-05 18:36:53続)筆者のJustin Bronk氏は2月末にも、序盤戦でロシア軍が制空権を確保しなかった「謎」について分析している。 ここでも「空軍に対する外部の評価と実際の能力のギャップが発覚するのを指導部が躊躇しているのでは」との推測を示していた。 rusi.org/explore-our-re…
2022-03-05 18:36:54いちごタルト評論家
ロシア空軍も開戦初日にKh-31PなんかでSEADを実施して、一時的に防空網を麻痺させることには成功してるんですよぬ(これができなければホストメリにヘリボーンできなかった) ただ、復旧したウクライナ軍防空システムへの反復攻撃やDEADを実施できるだけの体力はなかったのかも
2022-03-05 20:15:55やはりそもそも電子攻撃機の数が少ないっぽいのと、ARMの備蓄が必要量に対して不足していた、というのがいちばんあり得そうな話で、長距離SAMを含めた敵防空網が生きている+ウクライナ軍がNATOから対空情報を入手できる以上、戦闘機を投入しての制空戦も消極的にならざるを得ない
2022-03-05 20:19:33総合的に見てロシア空軍が能力不足だった、ということにはなるんでしょうが、それなりに充実した敵の防空網を開戦数日で完全に破壊できるだけのARMやワイルドヴィーゼル機を用意する米帝がそもそもチート、という側面はやはりありそう (同じことできる国が果たしていくつあるのか)
2022-03-05 20:22:37SEAD用装備はとにかく金がかかりますからね 予算の都合でPGMの調達が進んでいないロシア空軍が初日でARMの在庫をほとんど撃ち尽くしちゃったのだとしても、まあ驚くような話ではない
2022-03-05 20:25:55一定の損耗を覚悟した上での前線でのCASは継続的に実施しているようなので、航空作戦の実施能力そのものが無い、というわけではないのだろうが、敵縦深への航空打撃と航空優勢の確保ができていないギャップは確かにある (そもそも空軍がソ連時代からそういうのに積極的ではなかったが)
2022-03-05 20:49:10ソ連の戦術空軍は言ってみれば前線でのCASと国土防空に特化していた節があるので、西側空軍で一般的な戦場での航空優勢の確保や航空阻止の能力というのは限定的だったんですよぬ (敵の航空優勢下であっても地上軍で圧倒し、前線は敵味方入り乱れて敵空軍基地は核で吹き飛ぶか占領される)
2022-03-05 20:56:35