- m_kakitaro
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VOCALOIDエンジンは「前後2音を繋ぐ」というのがキモである 同じ音階のノートを繋げば接続地点まではピッチが維持されるし、同じ母音のノートを繋げば接続地点までは発声が維持される
2011-09-07 00:41:25何かと悩まされがちな自動ポルタメントも、「とりあえずここまではピッチを変えたくない」ってところで1個ノートを分割しとけば、ピッチ推移は割と簡単にコントロール可能 速めのテンポでもピッチはキメられる
2011-09-07 00:42:31大体のライブラリでは音符は音長分より短いところまでしか発音しない&リリース処理なんかが入って尻すぼみになったりするが、後ろに適当に音符1個置いとけばとりあえず音長分まで発声を維持できる(もちろん発声ニュアンスが変わるので必要ならその後自分で表情付けをする)
2011-09-07 00:43:52子音長に関して。子音は接続地点より前に食い込んで発音される ここでも「前後2音を繋ぐ」という動作がポイントで、2音を繋ぐんだから前の音は完全には食えない つまり子音長は前に繋がった音符あるいは休符の長さに大きく依存する
2011-09-07 00:53:43よって子音を長く取りたい時は、前に繋がる音符を十分長くする、あるいは大きく休符を取る必要がある ピッチ推移ともかかわってくるので、なんかうまいこと適当に妥協点を見つけるべし
2011-09-07 00:55:03あと大抵のライブラリではサ行子音の食い込み割合が短めに設定されているので、ある程度以上音符が詰まったところでサ行を入れたい時はトラック分けて子音空間を確保するのが「ツァ行」になるのを回避する近道
2011-09-07 00:57:47ちなみにVOCALOID2の場合はVELに子音長が依存する(VEL小→長 VEL大→短)が、VELは自動ポルタメントのかかり方にも影響するので、その辺はなんか適当に妥協点を(ry
2011-09-07 00:59:28初代VOCALOIDは音符プロパティで子音長を割と細かく調整できるのでその辺は多少楽ではある が、やはり接続音符長の壁は超えられない
2011-09-07 01:01:51以前も書いた通りVOCALOIDは音を繋ぐということを重視しているが、逆に音を切るのは結構苦手である 一定以上の休符が挟まれないと音を切れないので、ある程度以上詰まってるとこで切りたい場合はトラック分割するしかない
2011-09-08 10:37:53DYN等で音を擬似的に切断する手もあるが、異なる音素に接続するとこで切る場合は発音接続を考慮して調整する必要があるので結構面倒な処理になる (子音を削って発音がおかしくなったり、削った後に一瞬母音が残ってたりとか)
2011-09-08 10:39:47ちなみに接続処理タイミングは音素ごとに異なってくる(また同一音素でもDBごとに違う)ので、DYN等で強引に編集したものは再利用性の悪いデータになりやすい この辺を考慮してもトラック分割は色々便利であるので覚えといて損はない
2011-09-08 10:42:20ちなみに音を切断するのに必要な空間はVOCALOID2のほうが長く、だいたいBPM120で64分音符3個分くらい必要 初代VOCALOIDはもうちょい短くても切ってくれる(つまり2エンジンのほうが音を切るのが苦手といえる)
2011-09-08 10:46:05そういや自動ポルタメントも実時間ベースだったはず 仮にVOCALOID3でこの辺の動作仕様(音符ベースではなく時間ベース)がそのままだとしたら、きっと皆ぼかりすプラグイン使った後で追加編集する時に面倒な思いをするんじゃないかなーとか
2011-09-08 11:08:58@yanagi4126 まだやった事は無いんですけど、発音記号silを挟むと任意の場所で切れるんじゃないですかね?
2011-09-08 11:10:08VOCALOID3でReWire対応廃止されたのは正直痛いけど、自分の場合はReWire使ってた理由の7割くらいは出力にVST噛ますことなので割となんとかなりそうかなと思っている
2011-09-08 15:05:52発音記号Silを試してみてたけど、動作的には「前のノートに強制的にリリース処理を行わせる」という感じで、発音接続処理そのものは継続するようだ
2011-09-08 21:13:54