宣政佑氏の語る韓国漫画関連ツイート

自分用のまとめです。公に名前が出ている所では、宣政佑さん、秋菊姫さん、佐島顕子さんあたりコラボで韓国漫画に関してまとまった本を書かないかなぁと妄想。在野でサークル的に追っかけてる方々もまだたくさんいらっしゃるんですが。
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mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

私が日本で書いた韓国ウェブトゥーンの話も2004~06年止まりなんで、ここ数年でまた事情がちょっと変わったり、作品の数もかなり増えたので色んなジャンルが出たりしてる。その辺いつか紹介したいなと思いつつ、書けなかったけどTwitterなら何か気軽に書けるような。

2011-08-31 03:57:29
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

韓国語版ボーカロイド、「韓国語と日本語ライブラリを搭載し、より向上された3エンジンで10月韓国と日本で同時に発売される予定です」って告知されている…。じゃあ韓国語版が日本でも発売されるのか。

2011-08-31 04:07:05
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

2度目に日本旅行に行って、初めてコミケに行った時『エヴァ』のカヲル×シンジ同人誌を買おうとしたら売り手の人から「ホモですけど…」と言われ、まだ下手だった日本語で「大丈夫です」(何がだ)と答えたこととか。(今なら「分かってます」(…)と答えただろうに。)

2011-09-07 02:15:39
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

池袋K-BOOKSの2階(当時はまだ「乙女ロード」の時代じゃなかったんで、1階に男性向けや一般向け、2階に女性向けで分けていた)に上がって『聖闘士星矢』同人誌を買いたかったんだけど、それがちょうど店の奥にあって、入って行ったら他の日本の女子高校生の視線が痛くて(汗)、

2011-09-07 02:19:06
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

結局『聖闘士星矢』は買えずに出口の近くにあった『幽遊白書』のところで1冊だけ買えたのだがそれがちょうど月光盗賊の本で、韓国に帰った後読んでみたらかなり良かったと思ったこととか…。

2011-09-07 02:21:04
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

幸いに、所謂「JUNE」系や、やおい本じゃない本格的な「ガチ」系の作品を買い始めたのは、日本書籍を旅行よりも主にネット注文で買うようになってからなんで、田亀源五郎さんの作品とかはネット注文だったのでそういう事件はあんまなかった。

2011-09-07 02:24:00
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

田亀源五郎さんの『PRIDE』とか、『日本のゲイ・エロティック・アート vol.1 ゲイ雑誌創生期の作家たち』などの本や確かbk1.jpで注文してたよな…。

2011-09-07 02:25:21
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

最近の「男の娘」ブームにまで繋がる、初期のショタアンソロジー(『少年愛の美学』とか『好色少年のススメ』)もまんが王で買い始めた。これより前の、『微熱少年』とかも確かまんが王で注文したけどその時は税関で没収されたこともあった…。まだ韓国の税関が厳しかった時代。

2011-09-07 02:40:33
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

今検索してみたら、没収されたのは『微熱少年』じゃなく『少年天使』だったような。確か最初みなみ遥さんの画集『PANIS ANGELICS』(98年発売)を買って、他の作品も読みたくて雑誌を買おうとしてたから98年以後だったろうから。(『微熱少年』は96年)

2011-09-07 02:46:44
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

まぁとにかく、私が94年韓国の輸入書店で尾崎南さんの『独占欲(新装版)』の1巻から6巻までを買ったのが、だんだん幅が広くなって色んな日本漫画を見るようになったきっかけだったけど、その尾崎南さんの代表作『BRONZE』の新刊がついに出る…。

2011-09-07 02:51:50
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

『BRONZE 最終章』というタイトルで9月21日発売。 http://t.co/mrLYvgI 1巻が92年発行だから19年。『絶愛-1989-』(90年)からだと21年ぶりの完結かな…。

2011-09-07 02:59:50
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

ちなみに、私が携帯電話に加入したのが確か96年だったと思うけど、後ろの番号を1989にしたのは勿論『絶愛-1989-』に因んで(笑)。当時韓国のパソコン通信でも私は『絶愛-1989-』好きとして知られていたので、この番号は結構すぐ皆に覚えられるようになった。

2011-09-07 03:03:04
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

で、一昨日のやおいの話の続きをちょっと。90年代初からは韓国でも「やおい」がかなり話題になってた。最初は80年代に、多分漫画同好会を中心に日本のやおい系の漫画を読んでたアマチュア同人作家たちの中での話題だったのが90年代に入って一般化した感じだが、

2011-09-09 09:50:02
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

私がその作品を本格的に見たのが1994年輸入書店で買った同人誌『独占欲(新装版)』(尾崎南)だったということ。そして私が95年、パソコン通信の漫画同好会での活動を本格的に始めてから(1990年に加入はしてたが95年までは活動してなかった)、

2011-09-09 09:50:31
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

「やおい」についての情報を韓国の漫画好きたちに知らせるようになった。まず95年に韓国最大のパソコン通信サービス会社だったHiTELにやおいファンのフォーラムを作ろうとしたが適わず(まぁまだ社会的に厳しかった時代だし)、

2011-09-09 09:51:01
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

ファンの皆で集まって一緒に『間の楔』のアニメを見たり、『LESSONxx』(おおなぎえい/門地かおり)や『終わりのないラブソング』(栗本薫/吉田秋生)とか、同人誌とかをお互い見せ合ったりしながらオフ会でやおい話をする程度だった。

2011-09-09 09:54:35
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

そのちょっと後にキョボ文庫の日本書籍輸入コーナーで『炎の蜃気楼(ミラージュ)』(桑原水菜)が販売順位1位になる快挙(?)があったのだ。『炎の蜃気楼』は完全なやおい作品ではないが、やおい好きな女性には大受けしていた。(日本でもそうだったけど。)

2011-09-09 09:55:03
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

勿論私も、『間の楔』『LESSONxx』『炎の蜃気楼』は当時、全部キョボ文庫で買っていたし。そして私はそのオフ会などにも参加していたが、ただ同好の中で埋もれるよりも外に向けて情報を知らせたいと思っていたので、『間の楔』『絶愛-1989-』のアニメ情報を同好会の掲示板で紹介したり

2011-09-09 09:56:35
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

日本のやおいや同人誌関係の情報を積極的に紹介していた。特に「やおい」という単語の意味に関しては、私が阿島俊(後に知ったが米澤嘉博さん)の著書で見た内容を掲示板で紹介したのが、そのまま韓国での「やおいの意味」として定着し、他の研究書や論文に引用され今に至っている。

2011-09-09 09:58:35
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

確か『マンガ&アニメ同人誌ハンドブック』に出ていた内容を紹介したのだが、その本を1994年末か95年初くらいに日本書籍の輸入書店で買っていたので、読んですぐ書いたのだと思う。

2011-09-09 10:01:18
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

まぁその前にもやおいって言葉が韓国に入ってなかった訳ではないと思うし、ということはどこかでその意味も説明されたはずだが、やっぱり同人誌とかに書かれていたり仲間内だけで話されたりするだけでは一般に広がり難かったのだろう。パソコン通信に公開的に書かれた解説の方が広まった感じだった。

2011-09-09 10:03:16
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

韓国はかなり早くからネットが社会的に広まっていたので、90年代中盤には色んな業界においてパソコン通信はかなり重要な意味を持つものだった。例えばパソコン通信に自作曲をmp3で発表したのがデビューである人気歌手や、パソコン通信でデビューした有名小説家とかもいるのである。

2011-09-09 10:03:56
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

(その雰囲気が今のウェブトゥーンにまでも繋がれていると言えるだろう。)なので、パソコン通信に書かれたことが同人誌や業界内での言葉より一般化し易かっただろうし、特に業界の人はまず直接的・間接的にパソコン通信内の情報に触れていた時期だったので、論文や本への引用が多かったのだと思う。

2011-09-09 10:06:22
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

例えば、1998年韓国の言論学会で発表された『女性漫画ファンたちの「やおい」物読み』(ノ・スイン、ナム・ウンジ)という論文があるが、ここにはやおいの定義として「宣政佑(ID: mirugi)が紹介した阿島俊のやおいの定義は次のようだ」と記述されている部分がある。

2011-09-09 10:06:56
mirugi/宣政佑 @mirugi_jp

まぁ単純に、所謂「やまなし、おちなし、いみなし」の略で、それがどういった意味で、現在のやおいジャンルはどういう風になっているかの解説だけだが。その解説はこの論文以外にもいくつかの本に(日本漫画の解説本とか)紹介されている。

2011-09-09 10:08:29