「女神転生」というタイトルは鈴木敏夫氏が決めた…原作小説の作者・西谷史先生が明かす「Digital Devil Story」裏話

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

デジタル・デビル・ストーリー女神転生が、なぜ「デジタル・デビル物語・女神転生」でアニメ化されたか……Digital Devil Storyは英語として微妙だから。 「The Digital Devil Story」か「Digital Devil Stories」の方がいいんじゃないか？とも考えた。まあ、いまの時代だと英語圏でもOKだよね。

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

OVA『女神転生』は、日本で発売する前にヨーロッパからの予約で製作費がリクープできた。なのになぜ『女神転生2』が制作されなかったのか？　理由の一つは、当時の責任ある人に「女神転生のタイトルは代えて、次は『男神転生』で行こうよ」といわれて、僕がブチ切れて企画を作るのが遅れたこと。つづく pic.twitter.com/106lb0jk2E

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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

OVA『女神転生2』の企画を作り始めた頃、僕はだれにも相談せず、中島朱実を『転生の終焉』で殺した。 これには全員がブチ切れた。ただ、担当編集者だったTさんだけは「ここで中島が死ぬのは、理にかなっている」と味方してくれた。本は一週間で完売したから、Tさんは正しかった。 pic.twitter.com/0ZqINy75An

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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

ぼくは、業界の外からエンタテイメントの世界に入った。だから、この作品を売るためにまわりの人がどれだけ苦労してくれたか、理屈ではわかっていても、実感はしてなかった。 だが、業界の人になったあとなら、もう少しまわりの人に「申し訳ない」という気持ちは持ったと思う。

皆楠じゃり @minakusujari

私もあの物語では３巻の結末はあれしかないと思う。あれが一番、若い中島にとっては救いだったかも。弓子と読者の傷は酷いけど。

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@minakusujari ぼくは、業界の外からエンタテイメントの世界に入ったから、この作品を売るためにまわりの人がどれだけ苦労してくれたか、理屈ではわかっていても実感はしてなかったわ。 いまでも、僕は中島朱実を殺すと思う。でも、もう少しまわりの人に「申し訳ない」という気持ちは持ったと思うよ、まじで。

しいたけあじ @siitake_aji

@ayanakajima3 その時の北爪先生の反応も気になりますね 「え！？マジで！？」 みたいな反応でした？

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@siitake_aji 当然ですね、という反応だった。このとき北爪さんは、死ぬほど仕事を抱えていた。なので、北爪さんの部屋に居座って、「描いてくれるまで帰りません」というのを編集者のかわりにやった。そのせいで、いくつかのアニメのスケジュールが狂ったかも。俺はあくまでも自分中心人間なのだ。

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@siitake_aji ただ、北爪さんはこの終わり方をとても気に入ってくれていたよ。

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@siitake_aji 俺は一年半、編集者をやったことがあるんだけど、当時の北爪さんくらい多忙な人は知らない。まあ、僕が知らないだけかもしれないけど。

遥 @ake_yumi

先生の手元には海外版も含め発売されたものは全てあるようでなんだか安心した。　＞RT

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@ake_yumi しいたけあじさんには負けてます。

Marsh @MarshSMT

@ayanakajima3 僕は西谷さんの大ファンです。 新デジタル・デビル・ストーリー7冊目を書く予定だったのですか？中島さんの話は終わりですか？アメリカからのご挨拶です。日本語が下手でごめんなさい

The Spider Genius @spidergenius10

@MarshSMT @ayanakajima3 I'm a big fan of Mr. Nishitani. Did you plan to write the seventh new Digital Devil Story? Is Mr. Nakajima's story over? Greetings from the United States. I'm sorry I'm not good at Japanese

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@spidergenius10 @MarshSMT I had no intention of writing the seventh New Digital Devil Story. Currently it's difficult to talk about Akemi Nakajima after the catastrophe.

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

本の刷部数と実売部数はちがう。『Digital Devil Story』は、しばらくの間『転生の終焉』が実売部数はNo1だったと思う。つまり一巻、二巻より三巻が売れていたようだ。こういう例は珍しい。 『神々の血脈』は一巻がいちばん部数が多く、典型的なシリーズ小説の特徴を示していた。 pic.twitter.com/t8xwWFxvTv

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皆楠じゃり @minakusujari

１、２を買わずに３巻だけ買った人が多かったということ…？？ なんでだろ…？？

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@minakusujari あのころはね、図書館でもライトノベルを入れるところがけっこうあったんだよ。まあ、当時はライトノベルなどというジャンルはないけどね。 俺は、神々の血脈の一巻が20回以上借りられてるのを見たことがあるもの。いままで図書館で読んでいた人が、買おうという気を起こしてくれたんでしょう。

遥 @ake_yumi

@ayanakajima3 1、2巻を借りて読んだり、アニメやゲームで知った人が続きを知りたくてとりあえず３巻を買った…とかでしょうか？ かくいう私もそのパターンですが… （TVでOVAを観る→即本屋に走る→平積みの３巻を買う→読み終わってから1、2巻を注文した）

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

@ake_yumi じゃりさんの突っ込みに書いたけど、当時は図書館でライトノベルを置くところが多かったから、買わずに借りる人が「転生の終焉」は買ってくれたんだと思う。少なくともそういう人はだいぶいるはず。

Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

俺、たぶん、思われてるよりは、ゲームをやってるよ。輸入されるゲームの評価を仕事にしてたことがあるから。売れてる日本のゲームも、やらなあかんから。 その中で、『真・女神転生』は、最高のゲームの一つ。ひとつのゲームを三回以上やったのは、生涯でこれしかない。 pic.twitter.com/zyu7qu5mRU

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Aya Nishitani 西谷史 @ayanakajima3

もちろんゲームの『女神転生』は名作！　ゲームデザイナーの上田和敏さんは、僕が尊敬するゲーマーだ。 ただ原作小説のせいで苦労されたと思う。小説の世界観は、ゲームの自由度を狭めていると思う。 それでも原作ゲームが成立したのは、出版業界の規模がゲーム業界よりも大きい最後の数年だったから。 pic.twitter.com/gxlJr3d9zT

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