「戦争は女の顔をしていない」を読むと当時のソ連の人権感覚に違和感を感じる描写が……と思ったら当時ソ連はジュネーヴ条約締結国ではなかったらしい

その感覚だと、捕虜に食料を与えてあげただけでもめちゃくちゃえらいということになるわけか…… このあたり、歴史的背景も含めて読むとさらにいろんな気づきがありそう
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諸隈元シュタイン @moroQma

『戦争は女の顔をしていない』は従軍した女たちの証言録 女性視点独特の悲惨さが語られ、ただ「恐ろしい話を集めることではなく、事実から新しい世界観、新しい視点を引き出す」と称されるアレクシエーヴィチ文学の結晶ともいえる名著だが、検閲に削除されたという男の証言の方がただただ恐ろしい pic.twitter.com/6Ijl8BLV44

2020-09-05 21:04:35
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諸隈元シュタイン @moroQma

余談ついでに自分が本書で一番好きな話 夜に艀で移動中に爆撃され、兵士達は水中に退避 でも負傷兵は沈んでいくから、泳ぎ自慢の女性が半裸で飛び込み、一人抱えて岸まで泳ぎつくが、爆弾の光に照らされたそれは、瀕死のチョウザメ…! 愉快ではないがつい笑ってしまい、でも戦争の悲哀が伝わる名逸話 pic.twitter.com/qLiAN7mLwz

2020-09-08 21:52:37
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戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)

スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ,三浦 みどり

諸隈元シュタイン @moroQma

捨てかけた先月の朝日新聞GLOBEに目が止まる ロシアのクリミア侵攻に続く東部紛争中の2014年5月 ウクライナ大統領選の選挙管理委員だったAメルニコヴァさんは、選挙を妨害する親ロシア派の男達に連れ去られ、 「処刑→聖職者が救う→性的暴行→別の男が止める」 という善悪の二転三転劇で奇蹟の生還 pic.twitter.com/o2ZUuX28Ko

2020-07-11 20:11:42
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諸隈元シュタイン @moroQma

ところでメルニコヴァさんは連れ去られた当時57歳 年齢の問題でもないが、初老ともいえる女性に性的暴行とは、見境なさすぎないか 満州からの引揚時「ロシア兵の強姦を防ぐために陰部に大便を塗りたくった」女性の話を先日知ったが、その程度で防げたか疑問だ おそロシア健在 twitter.com/moroQma/status…

2020-07-12 08:36:31
諸隈元シュタイン @moroQma

もちろん内容も面白い 弟の乱痴気ぶりなど既視感ある話ばかりの気もするが、天性の文章神経で改めて面白く読ませる手腕は見事 戦後の引き揚げ時に女たちがロシア兵の強姦を防ぐべく大便を陰部に塗りたくった話は初耳 既に書き上げ、死後出版される予定の自伝『私という男の生涯』も(文が)楽しみです pic.twitter.com/eWpHitTV9j

2020-05-22 21:03:19
諸隈元シュタイン @moroQma

クリミアとヴィトゲンシュタインは何の関係もないが、現在のウクライナの地は彼も踏んでるし、自分も行った事がある 物価が安くてメシは旨く、人は皆さん親切で、野犬が恐いこと以外は良い記憶しかないので、ウクライナの窮状を伝える記事には毎度どうでもよくなさみを感じる twitter.com/moroQma/status…

2020-07-11 21:15:29
諸隈元シュタイン @moroQma

対照的な印象の墓地といえば、ウクライナのリヴィウにあるリチャキフ墓地。#東欧一美しい墓地 どうでもいい話だが、従軍中のヴィトゲンシュタインは1915年7月から一年、リヴィウ近郊の駅に配属される。この間の日記は残っていない。自慰はしてたと思う。#どうでもいいヴィトゲンシュタイン情報 pic.twitter.com/NxU1pTKZon

2016-12-25 16:28:10
諸隈元シュタイン @moroQma

対照的な印象の墓地といえば、ウクライナのリヴィウにあるリチャキフ墓地。#東欧一美しい墓地 どうでもいい話だが、従軍中のヴィトゲンシュタインは1915年7月から一年、リヴィウ近郊の駅に配属される。この間の日記は残っていない。自慰はしてたと思う。#どうでもいいヴィトゲンシュタイン情報 pic.twitter.com/NxU1pTKZon

2016-12-25 16:28:10
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諸隈元シュタイン @moroQma

ヴィトゲンシュタインもロシア兵の横暴に直面 1947年9月、第2次大戦後初めてウィーンに帰郷した彼は、彼が建てた家ぐるみ街を占領する傍若無人なロシア軍に憤る 英国へ帰る列車内で偶然会った再従甥の経済学者ハイエクによれば、かつて移住さえ夢見たロシアに対する「彼のすべての幻想が打ち砕かれた」 pic.twitter.com/W2Q9rttpLC

2020-07-12 16:06:21
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諸隈元シュタイン @moroQma

遅まきながらロシア幻想を棄てた弟に対し、第1次大戦で右腕を撃ち抜かれ、捕虜としてシベリアに抑留され、かつてドストエフスキーも収監されて『死の家の記録』の舞台となった収容所で死にかけ、釈放後また志願してロシア戦線に復帰した兄パウルは、戦後も一貫してロシア嫌い twitter.com/moroQma/status…

2020-07-12 17:30:06
諸隈元シュタイン @moroQma

1930年パウルはソ連を演奏旅行。劣悪な食糧事情に「帝政を続けてりゃ今よりマシだったのに」と逮捕必至の悪態をつき、晩年には「ロシアのものは全て嫌い」と公言。かの地で地獄をみた彼の心情は解るが、数年後そこに移住を望んだ弟とは音楽観だけでなく対ロシア感情も正反対。twitter.com/moroQma/status…

2018-06-28 18:31:55
戦争は女の顔をしていない 1 (単行本コミックス)

小梅 けいと,スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,速水 螺旋人

https://twitter.com/prime46502218/status/1511910199929765889

『戦争は女の顔をしていない』の

「飢えたドイツ兵捕虜がロシア兵に物乞いする。最初は冷たくあしらっていたが『お粥があったな』『ラードもあった』と気前よくあげた。これがロシア魂ってもんですよ」

美談風だけどよく考えたらおかしいんですよ。捕虜に飯を配給するのはロシア軍の義務じゃん。

「独ソ戦は修羅場だから」
「ナチスの占領地や捕虜収容所の地獄さは半端じゃないから」
「女性が戦うということとは」

とかそんな理由でマシに見えてるけど、描写される行為自体は「八路の匪賊を縛って銃剣でグサリよ」とたいして変わらないですよね。

どこが問題なのか話す当人が分かってないのも。

ナガピー @koki_N0901

@prime46502218 ついさっきまで殺す気で戦ってた相手に対して施しをするというのは感情的にはなかなかできない行動だが、それをやってのけた と作中の人は思ったのでしょう 当時の兵隊がジュネーブにおける捕虜への待遇をどれほど理解していたかという話でもあるかもしれません

2022-04-07 20:27:35
ナガピー @koki_N0901

@prime46502218 その後だか前だかに占領地のミシン等の工作機械を部下にくばって"あけだ"話もありましたが、完全にただの略奪ですからね 当時の主人公の主観を重視して描かれた作品だと思います

2022-04-07 20:29:10
Do🗣 @do_twit

@prime46502218 残念なことに、当時のソ連はロシア帝国が批准したハーグ陸戦条約の継承を認めず、ジュネーヴ条約も締結国ではなかったので、捕虜の扱いについて保証していませんでした。 尚、現在のロシアはジュネーヴ条約締結国ですので、ウクライナで捕虜を虐待すれば戦争犯罪になります。

2022-04-07 18:04:20
まるみや @Yuka_Maru_Toho

@prime46502218 (ご存知とは思いますが)後日、ソ連の捕虜になったドイツ兵ほとんど餓死病死で全滅してるので、何が 「これがロシア魂ってもんですよ」 ってなったのを思い出しました(震え声

2022-04-07 13:44:46
現場猫のおっさん(40) @OssanBlackRX

@Yuka_Maru_Toho @prime46502218 まぁドイツ軍はドイツ軍で大量のソ連兵捕虜を吹きさらしの野原で鉄条網で囲っただけの場所に収容してましたし、結局どっちもアウトなんですよね…

2022-04-07 18:04:02
神威神代 @ZnAWkPgnoNOqvJJ

@prime46502218 まあ「私は嬉しかった」とか言いながらドイツの工場からミシン略奪した話する本だからね

2022-04-07 20:45:24
BrainMaschineInterface @bm297391895

@prime46502218 組織として義務なんだけど守られてない状況の中、 末端ロシア兵個人が少し優しさを見せたって話。 話の切り分けが必要な案件。

2022-04-07 20:39:39
出口哲也@アマビエ様・疫病退散 @kumabasiri

@prime46502218 @mitupuu1 ドイツに捕虜になったソ連兵は戦後帰国したら「捕虜になった罪」でそのまま収容所に送られて大勢の方々亡くなった 「ファシストを喜ばせたく無い一心で生き残ったが同胞から仕打ちには耐えられない」と言ってノミ取り用の風呂で溺れた そんな証言聞いた事あるよ

2022-04-07 17:04:30
戦争は女の顔をしていない 2 (単行本コミックス)

小梅 けいと,スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,速水 螺旋人

戦争は女の顔をしていない 3 (単行本コミックス)

小梅 けいと,スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,速水 螺旋人