大坪、佐賀被告の公判始まる
1)押収証拠のFD改ざん事件を隠蔽したとして犯人隠避罪で起訴された大阪地検特捜部の大坪元部長、佐賀元副部長の初公判。2人とも、起訴事実を否認。それは予想されていたことだったけど、弁護側の冒頭陳述聞いて、改めて検察特捜部のありように、唖然とさせられました
2011-09-12 12:37:482)なんと佐賀副部長は、前田検事によるFD改ざん疑惑とともに、公判担当の塚部検事から「村木さんは無罪」と聞かされただけでなく、公判の主任検事で証人テストなどで公判準備を重ねてきた白井検事からも「有罪の心証が取れない。検察側証人が次々供述を変えている」と伝えられていた。
2011-09-12 12:37:553)にも関わらず、佐賀元副部長は「公表する」と息巻く塚部検事や「公判部長に報告する」と言う白井検事を制し、本人に確認してから特捜部として報告するということにした。前田に事実を聞いたり、組織内部でいろいろやっているものの、無実の人を起訴してしまったのではないか、という観点から
2011-09-12 12:38:044)調査をしたことは何も出ていない。要するに、佐賀副部長の頭にあるのは、検察の組織防衛のことだけで、無実の人を犯罪者にしてしまったのではないことは、関心の外だったようだ。これが、大阪地検特捜部ナンバー2の人権感覚、ということが、むしろ弁護人の冒陳で明らかになってしまった。
2011-09-12 12:38:095)それから、國井検事が同僚たちに出したメールの中で、「前田検事を信じましょう。言ってもいないことを調書にすることはよくある。これも証拠改竄やもみ消しと同じ」などという内容があることが、弁護側冒陳で明らかにされた。國井検事は上村厚労省元係長の取り調べでもそれをやったわけですね。
2011-09-12 12:45:276)同僚にそういうメールをしているということは、少なくとも大阪地検では、言ってもいないことを調書にするということがよくある、というのが共通の認識になっていた、ということなのでしょう。
2011-09-12 12:45:34初公判終了にゃう。検察官の一人が被告人席に歩みより、何度も頭を下げて挨拶。大坪、佐賀両被告人は笑顔で応じる。ナンダコリャ
2011-09-12 15:59:30大坪被告、佐賀被告の初公判。検察側の冒頭陳述。大坪被告は検察幹部の立場が危うい、F前田が責任問われるから、他言禁止、もみ消しはかると主張。
2011-09-12 10:32:23大坪被告、佐賀被告の初公判。佐賀被告の弁護士、國井検事がF前田と大坪被告、佐賀被告の知らないところで過誤ストーリーを相談。最高検がそれに乗っかると主張。
2011-09-12 11:07:08大坪被告、佐賀被告の初公判。佐賀被告の弁護士、全容を知る國井検事が、最高検に事情聴取され、逮捕されると泣いたと暴露。
2011-09-12 12:35:25大坪被告、佐賀被告の初公判。大坪被告弁護士、冒頭陳述。F前田は過誤と説明。國井検事と二人でストーリーを作り、ずっと改ざんを隠していた。無罪だ。
2011-09-12 13:04:36大坪被告、佐賀被告の初公判。H22年1月30日、佐賀被告はF前田に電話していないと大坪被告弁護士。検察側の主張と真っ向対立。どちらかが、ウソを言っていることになる!
2011-09-12 13:19:45昨夜の新宿ネイキッドロフトでのトークライブ終了後、ゆっくり寝る暇もなく、今日は、大阪地裁での大坪・佐賀公判の傍聴と、関西の民放局出演のために早朝の便で大阪へ。今、伊丹に到着。弁護士として刑事事件は全くやっていないので、刑事公判は、本当に久しぶり。
2011-09-12 08:47:32大阪地裁での大坪・佐賀両氏の公判を傍聴してきました。 刑事公判傍聴は本当に久しぶりでしたが、法廷内に大型ディスプレーが置かれたり、裁判所が、争点や今後の審理の予定についてわかりやすく説明したり、裁判員裁判の導入で大きく変わったなと実感しました。(続く
2011-09-12 17:42:57続き)公判の内容の方ですが、まず、冒頭陳述の印象は、紋切型の検察冒陳と比較して、弁護側特に佐賀氏の弁護人の冒陳は、訴えかける話ぶりで印象的でした。内容面でも、検察側が立証の柱にしている前田、國井供述の信用性に関する核心部分に対して、鋭い問題の指摘をしていたように思います。(続く
2011-09-12 17:45:31続き)今後の公判のポイントは、1月30日頃の、佐賀・國井の話、佐賀・前田の電話の有無・内容、大坪・前田の電話ということになるわけですが、弁護側冒陳で言っていた、佐賀氏から最初に質問された時の「証拠改ざんについては半信半疑」という國井の話はリアリティがあるように思いました。(続く
2011-09-12 17:48:43続く)その時点では、改ざんの客観的内容が判明しておらず、6月8日に改ざんしたという確証もない、ひょっとしたら上村氏側がFDを廃棄しているかも知れないのに、國井氏が、あっさり改ざんのことを認めるだろうか、疑問です。検察ストーリーの不自然な点だと思います。
2011-09-12 17:53:36