アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、陽だまりの樹1話脚本:パイオニアの教え
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makimogpfb
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まきもgpfb
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 1 カイジが好きで始めた、アニメ版カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの担当作を追うシリーズの続きやります。 今回は、陽だまりの樹1話(高屋敷さん脚本)について。 陽だまりの樹は、短い感想ツイートを過去書きましたが、あらためてじっくりやっていきます。
2022-05-01 14:07:15
まきもgpfb
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 2 前回の特集は、DAYS11話(高屋敷氏脚本): makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2022/04/… ↑のtogetter版: togetter.com/li/1877248 私のブログの、DAYSに関する記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego… 他: togetter.com/id/makimogpfb
2022-05-01 14:09:48
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 3 アニメ『陽だまりの樹』は、手塚治虫氏の漫画をアニメ化した作品。激動の幕末期を生きた、武士の万二郎と、蘭方医の良庵の物語。監督は杉井ギサブロー氏、シリーズ構成は浦畑達彦氏。
2022-05-01 14:11:26
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 4 ブログ版は、こちらにアップしました: 陽だまりの樹1話脚本:パイオニアの教え - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2022/05/… #はてなブログ #陽だまりの樹 #カイジ #高屋敷英夫
2022-05-01 14:13:47
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 5 今回の話: サブタイトル:「三百坂」 コンテ・演出:杉井ギサブロー氏、脚本:高屋敷英夫氏。 時は幕末(安政)。武士の万二郎と、蘭方医の良庵の、くされ縁の始まりが描かれる。
2022-05-01 14:15:36
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 6 時は幕末の安政元年(原作は安政二年)の冬の早朝。若き蘭方医の手塚良庵は女遊びの末に朝を迎え、下級武士の伊武谷万二郎は、父母と共に朝食を取る。この場面はアニオリ。キャラの特徴を一気に掴んでいる。キャラの掘り下げは高屋敷氏の十八番。 pic.twitter.com/wp6VqjbjBo
2022-05-01 14:16:56
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 7 良庵の父で、同じく医者である良仙も女遊びで朝帰りし、良庵と鉢合わせする。 一方、万二郎は、慌ただしく朝の身支度をする。ここもアニオリ(所々、原作にある設定をキャラに言わせている)で、状況やキャラの説明が巧み。 pic.twitter.com/PU7pcdiOGx
2022-05-01 14:18:03
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 8 良庵と良仙は、二人とも朝帰りはまずい、と時間をずらして家に帰ることに。 一方、万二郎は父を継いで武士になったばかりであるのがわかる。 ここも設定説明は原作ベースだがアニオリで、どうして万二郎と良庵がリンクするのか布石が置かれている。 pic.twitter.com/6AvNGgjqb8
2022-05-01 14:19:02
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 9 万二郎は、主・松平播磨守を江戸城に運ぶ際の警護に就く。そして毎度鍛練のため、三百坂を走らされる。 その最中いつも、万二郎は良庵が目に入る。良庵が女物の簪をしているのを、万二郎が注目するのはアニオリ。ここもキャラの特徴を上手く捉えている。 pic.twitter.com/XGamUupFse
2022-05-01 14:20:06
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 10 いつも三百坂を走り切れる万二郎は上役に褒められるが、周囲からは疎まれる。そんな折、剣の先生・千葉周作が危篤との報が入る。 周囲による万二郎への嫌がらせが、アニメでは省かれているが、彼が新米故に疎まれているのが一瞬でわかるようになっているのが凄い。 pic.twitter.com/FX6VSGoWnf
2022-05-01 14:22:21
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 11 万二郎が玄武館(千葉周作の道場)に駆けつけた時には、既に千葉周作は亡くなっていた。悲しみとショックのあまり、万二郎は大声をあげ、師範代の清河八郎に諫められる。原作だと万二郎は清河を知らなかったが、アニメだと知っている。ここも調整が細かい。 pic.twitter.com/Vk5cPzUBi0
2022-05-01 14:24:09
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 12 千葉一門に入門して10日(原作では3日)なのに、剣の道を甘く見ているとして、清河は万二郎に勝負をふっかける。ほぼ原作通りだが、生意気な素人と、渋い玄人との勝負という図式は、F-エフ-(脚本)と重なる。 pic.twitter.com/kb14j2Oq7K
2022-05-01 14:24:58
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 13 真剣での勝負、しかも相手の清河は北辰一刀流の達人とあって、万二郎は緊張する。原作だと具体的な勝負の内容が描かれるが、アニメは勝負開始直後に場面が切り替わる。高屋敷氏は、時系列操作やニュアンスを含めた表現に長ける。 pic.twitter.com/TFHFSQgiEc
2022-05-01 14:25:48
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 14 帰宅した万二郎が流血しているのに気付いた千三郎(万二郎の父)と、とね(万二郎の母)は驚き、医者として良庵を呼ぶ(良仙が留守だったため)。ここは原作を所々カットし、アレンジを加えて、良庵と万二郎が会うまでのテンポがよくなっている。 pic.twitter.com/kh9yILTe3b
2022-05-01 14:26:41
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 15 普段から良庵を憎たらしく思っている万二郎は、良庵の医療具を放り投げ、怒った良庵は万二郎と取っ組み合いのケンカに。 万二郎が良庵を噛むのはアニオリ。噛みつき攻撃は、F-エフ-(脚本)や、ど根性ガエル(演出)など結構出る。 pic.twitter.com/j0neGB8WMq
2022-05-01 14:27:29
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 16 千三郎は、大人気なくケンカする万二郎と良庵を止め、双方の言い分を聞くが、二人とも譲らず。ここで、良仙が留守となると町の外科医は良庵しかいないことなどが、テンポよくわかるようになっている(原作から所々カットすることでスピーディーになっている)。 pic.twitter.com/BST1az9wNZ
2022-05-01 14:28:22
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 17 そうこうするうち、万二郎の傷が悪化。別の痛みを与えればいいと言い、良庵は万二郎をどつく。ほぼ原作通りだが、物語の軸となる二人の始まりが最悪なのは、ワンナウツ(脚本)と重なってくる。 pic.twitter.com/cMHCjP0IRu
2022-05-01 14:29:04
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 18 良庵は、万二郎の治療にとりかかる。良庵は(初めてなのに)万二郎の傷を見事に縫合する。仕事を終えた良庵は歌を歌いながら帰る。アニメは、原作の時系列をアレンジしている。やはり高屋敷氏は時系列操作が上手い。 pic.twitter.com/HEUGfyPA9k
2022-05-01 14:29:59
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 19 帰宅した良庵は、緒方洪庵(医師・蘭学者)が大阪で開いている適塾へ、自分が入塾できる事を手紙で知り歓喜する。お中(良庵の母)は、大阪で息子が女にひっかからないか案じる。ここは、原作からのカットやアレンジのテンポがいい。 pic.twitter.com/iI6bCBeDxp
2022-05-01 14:30:46
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 20 そんな中、良仙らが推し進めている種痘について懐疑的な奥医師・多紀らが良仙宅に来て、種痘を止めるよう脅す。良庵は激昂し彼らを追い出す。多紀が覆面をしているのはアニオリで、多紀の卑怯さをよく表している。 pic.twitter.com/R8ZA0rqZWU
2022-05-01 14:31:38
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 21 良庵は、火照った頭を外気で冷やす。アニメオリジナルで、大樹が映る。作品にとって重要なものを1話にアニオリで映すのは、RAINBOW-二舎六房の七人-(脚本)にも見られる。 pic.twitter.com/w0D8Jyk0Z0
2022-05-01 14:32:42
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 まとめ1 1980年版鉄腕アトム(高屋敷氏脚本参加)にも見られる傾向だが、手塚治虫氏の漫画は非常に密度が濃いので、アニメの尺(約22分)にどう収めて行くかが肝になってくる。
2022-05-01 14:33:27
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 まとめ2 今回驚くのは、尺に収めるためにカットをし続けるのではなく、冒頭からガッツリ、アニオリを挟んでいる点である。しかもこれにより、あっという間に、どんなキャラかわかるようになっていて、見事という他ない。
2022-05-01 14:34:05
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#高屋敷氏脚本陽だまりの樹1話 まとめ3 思えば杉井ギサブロー監督はアニメ鉄腕アトムの第1作目スタッフ(演出や脚本、作画)、高屋敷氏は1980年版鉄腕アトムのスタッフ(脚本)であり、「手塚漫画をアニメにするとは、どういうことか」をよく知っているのかもしれない。
2022-05-01 14:34:43