「サッカー選手になる」・・・将来の夢にみる日本労働市場の宿痾

1
トニーのおっさん @tonynoossan

『サッカー選手になりたい!それが夢だ!』 って言う人は多いけど、例えばそれはサッカーで飯を食いたいのか?それとも上手くなりたいのか?

2021-01-28 15:43:53
トニーのおっさん @tonynoossan

『就職』したいのか? 『上達』したいのか? プロになるって言ってるのだから、就職なんだろう。って事は仕事だ。 仕事なんだから仕事の考え方をしなきゃいけない。

2021-01-28 15:45:46
トニーのおっさん @tonynoossan

誰もがプロになれる訳ではないが、指導者にとって最も多くの選手をプロにしたい場合、 『全員プロになる可能性がある』 という前提で指導する事が最適解になる。 だから、誰に対してもプロになる可能性があると言いながら、誰もがプロになれる訳では無いと言う現実と折り合いをつける羽目になる。

2021-01-28 15:49:33
トニーのおっさん @tonynoossan

『諦めろ』とは言えない。 可能性はあるからだ。 だからこの国のスポーツ文化は、夢を諦めさせる為に、異常なほど過酷な練習を強いてふるい落としてきた。 それは指導者が自身の存在意義を『上達を促す者』ではなく『就職を斡旋する存在』だと誤魔化してきたからだろう。

2021-01-28 15:52:14
トニーのおっさん @tonynoossan

その欺瞞に耐えられない指導者の中には 『例えプロになれなくても、人生において得られるモノがある!』 という結論に飛びつく者もいる。 プロになれなくても得られるモノがあると誤魔化す訳だ。

2021-01-28 15:53:58
トニーのおっさん @tonynoossan

サッカーの育成・練習と学校教育の違いは才能を伸ばす為にやるか?最低限秩序だった市民を輩出するか?という目的の差で、過酷なトレーニングも意味不明な特訓も 『誰に何の才能があるか誰にも分からない』 という現実の挙動からの逆算で着手されている。

2022-02-21 10:46:46
トニーのおっさん @tonynoossan

つまり、何がキッカケで開花するか分からないから、やれる限りの量と質と幅を持たせる。 また、指導者たちは経験則から〝全員に才能があると仮定して臨む事が有意に多くの選手の才能を伸ばす〟と理解してるし、統計的にも立証されたので、前時代的なパワハラトレーニングを改めたという経緯がある。

2022-02-21 10:49:02
トニーのおっさん @tonynoossan

この中で問題なのは、全員が全員才能を開花させる訳ではないので、ダメだった奴には『お前はダメだ』と諦めさせないといけないって事だ。 しかし、プロになる、一流のフットボーラーになるという夢を諦めろと言うのは『全員に才能がある』と仮定した方がより多くの才能を開花させる以上、言えない。

2022-02-21 10:50:52
トニーのおっさん @tonynoossan

よって、現場にて求められる実力を想定した過酷なトレーニングを課す事でふるいにかける。 これが出来なきゃ職業として食っていくのは別にして、君の思い描いた夢の実現は無理ですよ、とシステマチックに諦めさせる。

2022-02-21 10:52:43