サッカーはなぜメリトクラシーと相性が悪いのか

トニーのおっさん @tonynoossan

良い結果と良い待遇が結びついてるのが問題なのよ。 例えば、学校のテストは良い点をとって良い就職先に入る為に存在するのではなく、自身の学力を点数という形で客観的に測定して、学習すべき事は何か？を判別する為に存在してるわけ。 本来ならね。

トニーのおっさん @tonynoossan

だから、ずっと欧州が気付く前から 『能力主義とサッカーの様なゲームは相性が悪い』 と主張している。 良い能力は素晴らしいけど、良い能力が良い結果・良い待遇と結びつく事で、様々な弊害を生む。

トニーのおっさん @tonynoossan

良い能力＝良い待遇 と結びつく事で、大多数の能力が不足する者は心理的に『能力によって待遇が決まるべきである』と考えて、 〝下手な人の待遇を悪化させようとするんだよ〟 だから、本来もっとも良い学習環境を得るべき下手な人が、劣悪な育成環境に置かれるという悪循環が生まれる。

トニーのおっさん @tonynoossan

本来、手を差し伸べねばならない人達が、能力主義による弊害から学習環境を奪われる。 自分には能力があると示さなければ、より良い学習環境を得られないのなら、今度は誰もが自分の実力を過大に見せることに腐心するだろう。 ますます、状況は悪化する。

トニーのおっさん @tonynoossan

悪循環を断ち切る為に、ドイツは直接的なゼロサム（勝敗）を問わない事にした。 勝ち負けがなければ、結果が待遇と結びつく事もない。 純粋に自身の能力に応じて学習機会を受けるべきであって、下手な人は上手く、上手い人はもっと上手くなる為に、学習環境とその機会を与えられるべきだ。