「子どもの能力」はいかなるものか・・・米国型フットボールと英欧型フットボールの違いから語る

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トニーのおっさん @tonynoossan

『発達心理学』 1 児童期の変遷 古代から中世において子供とは『未熟な大人』である→消極的存在 それがルネッサンスで市民の生活が豊かになり、自然や人間をありのまま見る事が可能になる。子供を子供として観察する事で後に児童心理学などの母胎が形成される

2021-04-11 11:03:06
トニーのおっさん @tonynoossan

その中でルソーが『エミール』をどのツラ下げて書いたのか知らんが発表。 ペスタロッチやダーウィン等により『どの様に観察すべきか?』という観点が明示される。 そこで更にヴントが『学際的に幅広い観点から観察・考察すべきである』と内観法を主張。このヴントの影響はアメリカへと伝播する。

2021-04-11 11:09:21
トニーのおっさん @tonynoossan

以上を踏まえて、子供の能力の成長というモノに対して ヨーロッパ・フットボールは 『子供の能力とは自然の動植物の様に遺伝からくるもの』 アメリカ・プロスポーツは 『子供の能力は教育によって変化するもの』 という根底の価値観に決定的な違いが発生した。 twitter.com/tonynoossan/st…

2021-04-11 11:11:59
トニーのおっさん @tonynoossan

日本サッカーはアメリカ・プロスポーツ的な『能力とは教育によって得られるモノ』という価値観でヨーロッパ・フットボールを解釈する。 だから、我々は『問いには必ず解がある』という近代教育の前提に基づいてサッカーを理解しようとする。 なので、技能や知識も『教育によって得る』と考えてしまう

2021-04-11 11:14:11
トニーのおっさん @tonynoossan

しかしながら、ヨーロッパ・フットボールは遺伝、つまり、強いクラブには伝統や文化が形成されており、そこに属する者は無意識にゲームにおいて強い性質や志向を吸収する。 家族の行動から無意識に我々が影響を受ける様に、伝統的に強いクラブに根付く志向を基にして、ヨーロッパは育成を行う。

2021-04-11 11:17:04
トニーのおっさん @tonynoossan

つまり、映画の名台詞を借りれば 『マナーが人を作る』と考えるのがアメリカや日本の育成における価値観 『教わらなくても自然と身につく様にする』と考えるのぎヨーロッパ・フットボールの価値観 この差異が分からない者が育成・戦術・欧州フットボールの伝統的価値観を論じると、ズレが生まれる

2021-04-11 11:19:21