「世界に一つだけの花」という歌に対して感じる欺瞞性

SMAPの代名詞になってしまった感もある有名曲、「世界に一つだけの花」。しかしこの歌に嘘臭さや欺瞞性を強く感じている人は多いはず。 そこで、その欺瞞性が一体どうして感じられるのか、なぜ嘘くさいと感じるのかをわたしなりに考えてみました。 注意:わたしはSMAPを批判したいわけでは全くないので、その点はよく留意してください。あくまで「世界に一つだけの花」に対する考察です。 なお、わたしは「世界に一つだけの花」が言わんとしていることは、「君は君だよ」のほうがうまく言えていると思います。
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倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

わたしは「世界に一つだけの花」よりも、「君は君だよ」の方が好き。 同じSMAPの曲ね。

2011-09-15 22:07:18
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

皮肉だけどオンリーワンはナンバーワンなんだよ。

2011-09-15 21:54:10
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

全ては相対化されるという前提条件であれば、オンリーワンで居続けることとナンバーワンで居続けることはどれだけ異なろうか…

2011-09-15 21:57:34
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

オンリーワンとはメインストリームの評価軸とは異なる(が、一定の評価はされている)軸でのナンバーワンの事。 言い換えれば個性派だよね。 しかし、「個性派」は主流におけるナンバーワンに劣る事の言い訳ではない。 違う切り口でみたら優れている、見るべきものがあるという事。

2011-09-15 22:01:33
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

「世界に一つだけの花」はオンリーワンである事の本質を全く理解していない偽善の歌なんだ。 「君は君だよ」は素直な愛の歌なんだ。愛の本質をとても見事に突いている。

2011-09-15 22:21:12
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

ナンバーワンもオンリーワンも、どちらも相対的なフレームに属する概念。 しかし「世界に一つだけの花」が言いたいのは「君は君のままでいい」ということ。これは絶対的なフレームでの話。相対的な話ではない。 絶対的なフレームの事を相対的なフレームを使って歌ってるのがこの歌のダメなところ。

2011-09-15 23:06:57
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

「世界に一つだけの花」に嘘臭さや、欺瞞を感じている人は、「フレームの履き違え」に無意識で気づいているからだと思う。 でもその話って実は結構高度だから、それをうまく言葉に出来なくて、競争是認のトンチンカンみたいなことしか言えなくてひんしゅくを買うんだと思う。

2011-09-15 23:11:09
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

嘘臭さや欺瞞を感じたりするのはどんな時か、それは話に一貫性がないとき。特に反証が難しく答えも一つではないものでは特にそうなる。 「君は君のままでいていいんだよ」という絶対的な話を、相対的な「ナンバーワン/オンリーワン」で語るというのはとても一貫性がないでしょ? フレームが違うんだ

2011-09-15 23:17:38
[ 休 車 ] 美 鈴 @Alins_72

世界に一つだけの花か。好きには好き(※ただし槇原敬之に限る)だけど、花屋に並べられない花派オンリーワンにすらなれないのか、とSMAPが歌ってたときに感じた。なんで歌い手でこんな変わるんだw

2011-09-15 23:21:25
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

そうなんだよね。「世界に一つだけの花」のもう一つの欺瞞として、「花屋に並べられない花」はどうなってるのかということ。 「花屋に並べられた花」は品種改良という選別を経ているし、さらに流通過程で選別を受けて花屋に並べられている。 そりゃ選別されてるんだから、どれも綺麗で迷うよね。

2011-09-15 23:30:43
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

そうなると「世界に一つだけの花」の欺瞞性というのは、選別や競争が「花屋に並ぶ花」には厳然と存在しているのに、それに見事に目を瞑った綺麗事だということ。 「君のままでいていい」絶対的なことを、相対的なフレームで、しかもそこにある選別に極めて無頓着で語っている、ということ。

2011-09-15 23:36:36
倒壊3rd🦐 @Lilium_vitro

一方でそれに対し、「君は君だよ」は、「君は君のままでいていいんだよ」、「君の代わりは誰もいない」という絶対的フレームの事を、「僕は君が好きだから」という絶対的なフレームで歌っている。 両者ともフレームが一貫しているんだ。 そしてなにより素直な愛が感じられる!素敵な歌!

2011-09-15 23:59:13