大学TRPGサークル、あの空間は今でも我らの原点なのだ。
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dragoste_eu
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ちょうど、TwiterのTLに「TRPGに反省会は不要」みたいな話が上がっていた頃。
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
#TRPG まあ、TRPGに切磋琢磨などいらん、楽しければいい、皆で和気あいあい、は大変いい理想だと思う。一方、数十人の人間が十数年に渡ってTRPGを核心にコミュニティーを維持しようとするとき、そんな綺麗事ですまない話も結構ある。めんどくさいGMを皆が忌避して、極少数の人が毎回GMをやる。(続く
2022-05-12 23:09:15
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
セッションを上手く回せない、そもそも回そうとしないGMに毎回付き合わなければならない、困ったちゃんなPLが永久に困ったちゃんのままでそのセッションをGMとして運営したり、他のPLとして尻ぬぐいする。そんなセッションが繰り返されるコミュニティーが長続きできるかというと、Noでしょう。
2022-05-12 23:09:15
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
「TRPGは上達する。上達せよ」 これを掲げ、ある意味、強制したサークルの先輩は、憎まれ、恨まれた。しかし、それ以上に尊敬もされ、愛されてもいた。そのポリシーとそれを維持するシステム無しにサークルのあの環境を維持できなかったのは明白だったからだ。
2022-05-12 23:09:15
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
その先輩をもっとも敬し、最後まで付き合っていた後輩たちは、「TRPGは上達する。上達せよ」をあまり実践しなかった人達である。彼らは、TRPGではなく、サークルのもう一つの柱、ボードゲームの方でその先輩と濃密な人間関係を築いていた。そして「GMをする」というサークルの鉄の掟には従っていた。
2022-05-12 23:09:16
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
サークル在籍当時、私はその先輩に「あなたの死後(サークルから去ったらの意)には銅像を建てますよ。でも生きている間はダメです」と面と向かって言ったこともある。先輩は笑いながら「葦ノ葉、殺すぞ」と小突かれたものだが、今もその思いは変わらない
2022-05-12 23:09:16
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
ちなみにその先輩がGMをするセッションは断トツに面白く、魅力的であり、またPLとして参加したときには容赦のない批判がコメントに記されていた。まあ、いかにもな老害なんだが、先輩から評価されると本当に嬉しく誇らしかったのだ。
2022-05-12 23:09:16
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
#TRPG 古巣のサークルでセッションの後に必ず行われた「感想戦」について、記憶を頼りに書いてみる。古巣のサークルの際立った特徴は「TRPGは上達する。そして、サークルに所属する者は上達を目指す。少なくとも、上達するという概念があることを認める」という明確な共通認識があったことだ。(続く
2022-05-12 21:28:09
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
セッションを始める前に、GMはシステムやシナリオ名を記入した「感想用紙」を回して参加PLは自分とPCの名前やイニシアチブ等の情報を記入する。この用紙はセッション間に色々確認できるので便利だった(オンセのキャラ情報と同じ機能を果たしていたんだろう)。(続く
2022-05-12 21:28:09
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
セッション終了後、「感想用紙」にセッションにかかった時間とGM、PLが「感想」を記入する。その上で、GM、PLが30分から一時間ほど自分達がやったセッションについて語り合う。これは和やかな雑談から激論まで千差万別だが、一種の批評をメインにしていたことは間違いない。(続く
2022-05-12 21:28:09
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
サークルの上達の定義は明文化されたものではないが、基本的にはセッションを通じて創り上げられる「物語」がどこまで魅力的(単に面白い、より幅広)であったか、が上達の尺度であったように思う。いわゆる、キャラビルドや戦闘の強弱はさして評価の対象ではなかった。(続く
2022-05-12 21:28:10
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
そういった才能は、サークルのもう一本の柱であるSLGやボードゲームの方で評価されていた。 ちなみに批判される場合も結構激烈で「コメントを拒否する」といった強烈なものもあったし、「あんなRPはない」とか「あの展開は納得いかない」といった激論もしばしば発生した。(続く
2022-05-12 21:28:10
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
それこそ、そのようなサークルは忌避されそうなものだが、実際は最大100名ぐらいまでメンバーを擁したこともある大サークルであり、大学卒業後も院生や社会人として参加を継続する人も多かった。理由は簡単で「圧倒的にセッションが面白かった」(続く
2022-05-12 21:28:11
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
「その面白さに己が関わったときの凄まじいばかりの承認感がある」である。実際、セッション内の出来事が武勇伝の如く語り継がれ、一晩中ゲラゲラ笑いながら語り明かせる経験などそうそうできるものではない。 このような「感想戦」がどうして成立しえたのか。それはやはり「TRPGは上達する。(続く
2022-05-12 21:28:11
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
そして、サークルに所属するからには上達を目指す」という大前提があったこと。そして、「サークル員は必ずシナリオを自作し、GMをしなければならない」という鉄の掟があったことだろう。「感想戦」において、お客様気取りで批判することはできないのだ。(続く
2022-05-12 21:28:11
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
他人を吊るす者は己が吊るされることを覚悟しなければならない。鉄の掟の方は、毎週、セッション例会を開くためには安定的にセッションを供給(そのためにはGMが必要)できなくてはならないという切羽詰まった必要性があった。(続く
2022-05-12 21:28:12
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
そして、もし毎週行われるセッションに「魅力がなければ」サークルが衰退、消滅してしまう。だから、「TRPGの上達を目指せ」という金看板は絶対だし、それを維持するための努力も必然だった。(続く
2022-05-12 21:28:12
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
今、オンセ等にあのようなポリシーや「感想戦」が必要かと言われれば、正直否定するし、やったところであの環境は再現されないだろう。しかし、あの空間は今でも我らの原点なのだ。
2022-05-12 21:28:13
A.Etchu
@AK__HU
@AshinohaTW システムとして大変優れていたとは思うけど、それが楽しくもあったのは多分に属人的だったんだよなぁ。全ての感想戦が盛り上がったわけでもないし。必ずしも良い評価でなかったとしても、感想戦であの怪人どもを騒がせる事さえできれば取り敢えず充実感があった。
2022-05-12 23:09:48
葦ノ葉(あしのは)
@AshinohaTW
@AK__HU あの空間はある種の奇跡であり、まごうこと無き固有結界ですからね。私の感想もそれがある種の生存バイアスであるという自覚があります。
2022-05-12 23:12:12
かづさみくる
@dragoste_eu
コンベンションや、オンラインの野良ならそういうGMや PLは自然と避けられていくのだろうけど、サークルだと万事そういうわけにもいかず、何かしらの付き合いは発生しますね。GM、PL、そして何より同じコミニュティに所属するものとして。 twitter.com/AshinohaTW/sta…
2022-05-13 16:35:27いろいろ思い出してしまった。
かづさみくる
@dragoste_eu
「あの空間は今でも我らの原点なのだ。」 まさしく私もそう(部員は30名くらいだから多分葦ノ葉さんとは別大学)。 ただ、うちは複数の他大学のサークルと交流あって、合同テストプレイ会とかしてた。サークル主催のコンベンションのために。 twitter.com/ashinohatw/sta…
2022-05-12 23:50:14
かづさみくる
@dragoste_eu
うちの TRPGサークル、部会のたびに20面ダイス振って、出目高かった何名かが翌週の部会後にGMとしてセッションやる(部会が5限終了後だったので、3hくらいの短めのやつ)というのもあった。 1年は前期終わりくらいまでダイス振るの免除だったかな。
2022-05-13 17:26:17
かづさみくる
@dragoste_eu
すくなくともうちの大学 TRPGサークルという空間、 TRPGを全力で楽しむのはもちろん、TRPGをうまくなろう、という空気は無意識にあったように思う。 大学サークルは先輩・後輩の概念があるから、先輩はよい手本を見せねばみたいなことは意識せずとも考えてたひと、案外いるんじゃないかなぁ
2022-05-13 07:35:24