【自分用】新約パスタリエの想音動詞講座
まあパスタリエ文法の要点を抑えるとだ ・想音動詞(想音+動詞)+修飾語の流れは同じ、文法は殆ど一緒 ・単語も第一塔登録単語(つまり標準的なヒュムノス)に加え、パスタリエ専用のワードも使える ・むしろ使える単語が大幅に増える分、表現の幅も広がる こんな感じ
2016-02-21 21:30:02その想音動詞が肝なんだが、要は動詞に想音を内蔵させて詠唱速度(プログラム処理速度)を大幅に向上させる目的のもの。例えば「Was yea ra hymme」の4語が「hEmEmErE」という1語で表し、各種処理を向上させている
2016-02-21 21:34:18現実のプログラムでも変にメモリを多数取って長々とコード書くよりも、メモリを最小限に、コードも最低限にすれば処理も速度も向上するじゃろ?意識的にはあれと同じ。この変更がパスタリエという詩魔法の強みである
2016-02-21 21:37:20さて、どう想音と動詞が合わさって「hEmEmErE」になるのかということだが。小文字の部分「h○m○m○r○」が動詞「hymme」、「○E○E○E○E」が想音「Was yea ra」に相当すると思っていただいて問題ない(本来小文字部分はh.m.m.r.なのだが今は解り易さ優先)
2016-02-21 21:40:36動詞にあたる小文字部分は「基礎単語」と呼ばれ、これについてはインフェルピラ・サーバーに登録、用意されているので、その中から合致するものを使えばいい。ヒュムノスの例に漏れず、大まかな意味であっていればあとは解釈でどうとでもなる、はず
2016-02-21 21:44:50で、そのパスタリエ用動詞を調べると「h.m.m.r.」のようにピリオドが入っている。そのピリオド部分に想音の役目を果たす「想母音」を入れて、初めてヒュムノスとして使用できる。なおこのピリオドのことを「バンクピリオド」と呼ぶ。
2016-02-21 21:48:33なお標準ヒュムノスでは、第一想音が「想いの強さ」、第二想音が「想いの種類」、第三想音が「想いを維持したいかどうか」を表していたが、パスタリエでは「想いの強さ」を「想母音の位置、数」で、「想いの種類」を「使用する想母音」で表すことが出来る
2016-02-21 21:52:13今回の「hEmEmErE」の場合、まず「E」は「己=歌い手の喜び、幸せ」を表す。例を見るとバンクピリオドが全て「E」で埋まってるので「歌う事が楽しくて仕方がない、幸せで仕方がない」といった感じになる。もはやRrhaで表現してもおかしくないレベルだ
2016-02-21 21:56:46さて、想母音を少し変えよう。「hEmEmLYErLYE」、「E」は先ほどと同じだが、後半二つが「LYE」に変わっている。これは「場の幸福、喜びを願う(そうなれ、そうあれ)」を表す。意味合い的には「皆さんのために歌えて、私、とても幸せです!」。これも「Was yea ra」の範疇
2016-02-21 22:00:35この想母音の位置を入れ替えよう。「hLYEmLYEmErE」、想母音は「手前のバンクピリオドに入るほどより強い」というルールがある。そのため「hEmEmLYErLYE」とは自分と場の優先度合いがひっくり返る。「私、皆さんの幸せを願って、楽しく歌います!」という感じだろうか
2016-02-21 22:05:40最後、「hLYEmLYEmLYErLYE」。もはや想母音が「LYE」しかない。自分のことよりも今は場のことを強く思っている状態だ。いわば、「この歌でみんなに幸せを与えたい!力になりたい!助けになりたい!」という具合
2016-02-21 22:07:19このように想母音の種類と位置を調整することで、細やかな感情の違いまでもを表現するのがパスタリエの想音動詞の特徴だ(と、個人的には思っている)。なお、標準ヒュムノスでも想音をわざと抜くことでただの言葉として伝えるというテクニックがあるが、パスタリエでも想母音を抜くことで再現できる
2016-02-21 22:10:46さて、肝心の想母音の種類だが、18個存在する、とはいえその傾向ごとに6×3の分類分けが可能だ。すなわち母音の種類「A,I,U,E,O,N」と文字数「A,YA,LYA」の分類であり、それぞれ「想いの質、種類」と「感情を向ける先」で纏めることができる
2016-02-21 22:14:36まず、母音の種類から A:力、懸命、集中 I:苦痛、逃げたい、恐怖 U:悲しみ、憂い、心配 E:喜び、幸せ、快楽 O:怒り、攻撃的、呪い N:無、放心、リラックス 以上の六つである。この中からおおよそ近いものを選び組み合わせていく
2016-02-21 22:20:12次いで、想いを向ける先 1文字 ○ 例「A」:己の内側の声、一人称の感情 2文字 Y○ 例「YA」:相手に対する願い、二人称への感情 3文字 LYA 例「LYA」:場に対する願い、三人称その他多数への感情 この使い分けにて、誰に対しどう思うか、どう願うのかを表す
2016-02-21 22:24:28以上を踏まえ実践。 助ける、救うという意味の想音動詞「r.w.」がある。 これに想母音を入れたい。何を入れよう?どう思ってる? 辛い、苦しい。「rIwI」。 だけど必死に助けを願う、誰か助けて!「rAwI」! 足音!やった、誰かが来た!助かるかも!助けて!「rAwE」 !
2016-02-21 22:27:18彼が助けてくれた!嬉しい!ありがとう!「rEwYA」! でも他にも助けを求める人が!助けたい!「rLYAwA」! 君、大丈夫!?今、助けるからね!「rYEwYA」! 他の人も大丈夫!みんな、必ず助けるから!「rLYEwLYA」! …という具合に、r.w.だけでここまで表せるのだ
2016-02-21 22:29:17ここまで見てくれれば解ると思うが、想音動詞は簡略化されたものにも関わらず、より緻密な表現が可能となる。それがややこしさを引き起こしていることは重々承知ではあるが、ここを操ることが出来ればパスタリエが一気に魅力的なものとなるはず。ヒュムノスクラスタ諸君にも是非習得して頂きたいものだ
2016-02-21 22:33:43