アジア太平洋防衛専門家、軍事弱者たる日本の進むべき道を指南する

🐯Ryo Hinata-Yamaguchi（山口亮）🛫 @tigerrhy

反撃能力も必要だけど、統合司令システム、ウサデン、対ハイブリッド戦、非対称戦も非常に重要。わしは主に海・空に関する研究してるが、制空権や制海権は当然重要だけど、中国軍の規模と作戦、そして北朝鮮とロシアの脅威のことも考慮すると、交戦のレベルをずらした非対称戦能力が鍵となる。

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防衛のことになると威勢の良いことを言おうとする人がよう出てくるけど（政治的な意図もあるが）、現実的に防衛力にとってプラスになるかは別問題。重要なのは、限られたリソースで国防に必要な作戦を確実に遂行できる能力を作ること。デカいもんばっか狙うとハリボテ戦略になって、弱点が増える。

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正面から叩く能力だけじゃ不十分だし、そもそも中国軍の規模や、北朝鮮やロシア等その他の脅威と併せて対処するには限界がある。我が国の場合、色々リソース等の制約があるので、「鋭い」＆「トリックスター」的なものも非常に重要。我が国の防衛にとって鍵となるのはイノベーション。

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我が同志＆僚友に対する怪文書について。学界においては意見が違うことは普通だし、色んな考えがあるべき。ただ、これに関しては思想以前の問題で、無礼、卑怯、下品であるだけでなく、視野があまりにも狭く、考えがえろうひん曲がっていて、呆れてものが言えん。

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前からコラムや研究論文とかで書いてきたが、防衛費増額自体は賛成。ただ、同時に我が国の防衛において重要な作戦を確実に遂行できる能力を構築し、無駄を無くすよう防衛計画を徹底的に精査せんと。防衛費増額はあくまでリソースで、防衛力ではない。最大限に活かすには如何に使うか考える必要がある。

🐯Ryo Hinata-Yamaguchi（山口亮）🛫 @tigerrhy

よく「海上優勢・航空優勢」というキーワードが出てくるが、工夫が必要。我が国にとって制海・海洋拒否の両方が重要だが、限られたリソースキャパ、相手の数的優勢、複数の脅威に対処する必要があるので、正面装備では限界があり、非対称戦能力が鍵となる。機雷、潜水艦、無人機、電子戦等・・・

🐯Ryo Hinata-Yamaguchi（山口亮）🛫 @tigerrhy

バイデン米大統領が日本より先に韓国を訪問していることについてあれこれ聞かれたりするが、日米関係は安定してて、方向もしっかりしてるし、あとは今後どれぐらい具体的に進められるかだけなので、むしろ後の方がいい。先に韓国を訪問したのは、政権交代したばかりなのと、それだけ課題が多いから。

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米韓共同声明について。米韓が朝鮮半島だけでなくインド太平洋地域にも目を向ける、日米韓協力の重要性、合同軍事演習の拡大、米国戦略アセットの韓国への展開の計画、経済安全保障とサプライチェーンや共同開発等、非常に良い内容。修復よりは、進化と評価できる。（続）whitehouse.gov/briefing-room/…

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尹政権が今月10日に発足したことを考えると、怒涛の勢いで準備が進められたことは確か。ただ、尹政権のメンバーやアドバイザー、韓国の関係機関の方で長年暖められてきた考えやプラン等が反映されている。10年以上前から議論されてきた内容が多く、やっと表に出たという印象。（続）

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韓国が「インド太平洋戦略」を策定するという点は評価。これが法に基づいた秩序と交流をテーマにするものになるのか、或いは同盟ベースのゴリゴリの安全保障問題をテーマにするものになるのか。いずれにせよ、中国やロシアをスコープに入れることになるので、具体的にどんなものになるか注目。（続）

🐯Ryo Hinata-Yamaguchi（山口亮）🛫 @tigerrhy

韓国の安全保障政策においてリトマス試験となるのは、①中国からの圧力・報復にどう対応するか、②持続可能な日米韓安保協力と日韓関係の修復にどれだけ力を入れるか、③同盟ネットワークをベースにした、インド太平洋地域における安全保障活動に、どんだけ賛同・参加するか。（続）