Rem Koolhaasトークイベントまとめ
多角的にいろんな答え方ができる。一つシンプルなのは世界的に見ても日本の建築は高い水準で話ができる。そこにメタボリストの影響があるのではないか。
2011-09-17 13:19:48また、西洋のヘゲモニーのようなものが衰退したあと明らかにアジアに重心が移ってきていて、その一番最初にあるメタボリズムに興味がある。
2011-09-17 13:21:44数年毎に建築の展覧会をやることにしている。三回目何をやるかと考え、何故日本の建築が評価されているのかから、戦後一番強く、今ならまだ歴史が書けるメタボリズムに焦点を絞った。
2011-09-17 13:25:16九つのインタビューが収録されている。オブリストさんと行った。建築家本人のみならず、家族や、メタボリズムを強く押していた官僚に焦点を当てることで文脈を分かりやすくしている。
2011-09-17 13:29:15理論に関しても、メタボリズムの焦点となったものにもページを分けて書いている。丹下健三は生活から設計まですべてをシームレスにまとめあげある種の強力なインキュベーターのようであったため特殊だった。
2011-09-17 13:30:51確かに展覧会でも世界に出ていったメタボリズム建築は紹介されてた。リストみたいになっててかなり量があったから多分有る限り全部紹介されてるんだろうな…
2011-09-17 13:33:02メディアの存在もこの本を作るに当たっては大きかった。丹下健三、黒川キショウはメディアが作り出した人物。特に黒川キショウは人物そのものにメディアの焦点が当たり、これにより建築家の認知が一気に上がった。この限界に関してはコールハース自身も常に意識している。
2011-09-17 13:40:41デモクラシーと建築が相容れないという考えはしたくない。しかし、余りに民間が強いため、自分達のアジェンダを産み出すためのものへの投資がない。人気取りのようなものになってしまう。
2011-09-17 13:45:00公共が全ての責任を追わされているのになにもできないことが問題。公共と民間の再定義が必要。政府が弱いため、才能ある人がどんどん離れていってしまう。
2011-09-17 13:46:03勿論汚職などの問題はあったが、建築側のアジェンダが強く打ち出せていて、一人のアクターとして扱われていた。政治主導でこういうことができたができた最後の時というのが30年前のこの時。
2011-09-17 13:49:25驚くことは多かったが、前提として、プログレッシブな提案であるにも関わらず、メタボリストそれぞれの立ち位置が全く違う。アメリカニズムを嫌うシモコウベさんや、地主制度を海上で復活させたかったキクタケさん。
2011-09-17 13:55:14