PP33 -POWER PLANT No.33-
『PP33』怪獣を背景美術として描くことで重厚感を出すという方法論を模索した作品らしい。6分ちょっとの短編なのにちゃんと怪獣映画になってる。すごい。最後に主人公の女の子が絶縁服?を脱ぐところに監督のフェチズムを感じてとてもよい。
2022-05-21 19:42:47ヒストリー機関
『ヒストリー機関』歴史が断絶してしまった未来で過去の記録映像から人類の歴史を検討する会議の様子を描いたコメディ。山寺宏一を過労死させようとしてる。 記録映像と称され映し出されるのは娯楽映画やアニメ。ツッコミ不在で二転三転していく会議の様子がコミカルで、オチも完璧。
2022-05-21 20:00:57吉浦監督のこのコメディセンスはアイうたでも存分に活されてるけど、ギャグじゃなくコメディが描ける才能は今のクリエイターでは希少だと思うのでこれからの作品でも存分に振るっていただきたい。
2022-05-21 20:00:57アルモニ
『アルモニ』濃厚で濃密。吉浦監督のフィティッシュや情念が濃縮されてる。 監督のフィティッシュ全開のヒロインが最高。こんなヒロイン、オタク大好きじゃん。彼女の見ている夢の世界の秘密が気になるけど、それが明かされてしまったらこの作品の魅力が半減してしまう気がして悩ましい。
2022-05-21 20:37:40商業作品ではここまでドロりとしたものは難しだろうけど同じような方向性の作品も観てみたい。 クラスメイトのニックネームがゴッちゃんだったりするのもニヤリとできる。
2022-05-21 20:37:41ペイル・コクーン
『ペイル・コクーン』色味の抑えられた画面に表情の乏しい登場人物たち、美しくもどこか寂しい劇伴と退廃的な世界観。見終わったあとこんなにも独りになれる作品は貴重。 発掘された記録は真実なのか全て嘘なのか通信を介して会話する同僚は本当に存在していたのか。
2022-05-21 21:03:11復元を続けることでその記録の中へひたすら沈降していく主人公がある映像記録をきっかけに一転して上を目指す展開と、ラストのカタルシスが素晴らしい。 歌を効果的に使う演出もアイうたに通じるものを感じる。
2022-05-21 21:03:12水のコトバ
『水のコトバ』吉浦監督最初期の作品。登場人物達の会話はコミカルだが娯楽性は乏しくアートっぽい作品。 3Dモデルで作り込んだ喫茶店内にキャラクターを配置してカメラをグリグリ動かしまくる変なアニメ。テクニカルな演出がちょっと悪目立ちしてるかも。
2022-05-21 21:13:55キクマナ
『キクマナ』吉浦監督が大学2年時に個人制作した処女作。モノトーンな画面でほぼセリフもストーリー性も無い実験的な作品。監督もテーマの無い「感じる作品」と書いてるので難しく考えない方が良さげ。 実験的な作品ではあるけど映像のテンポは緩急があって映画的な気持ち良さがある。
2022-05-21 21:39:37パトレイバーREBOOT
『パトレイバーREBOOT』やっぱ何回観ても最高だわ。劇パト1序盤の市街戦をリメイクした感じ。 緻密な背景美術に魅力的な会話劇、どこかコミカルな戦闘シーンと押さえるところをしっかり押さえつつレイバーをCGで動かすという新しいこともやっていてまさにREBOOT 長編はまだですか?
2022-05-21 22:00:17ひとり鑑賞会を終えて
吉浦監督の短編7作鑑賞終わりました。初めて観るのもあって楽しかったです。 作風の幅が広くてほんとにすごいけど、多くの作品で“記録や記憶”がテーマになっていて並べてみると監督の作家性が見えてきて面白い。 この先も素晴らしい作品を世に送り出してください。
2022-05-21 22:14:04各作品視聴するためのソフト・配信情報
漏れや間違いがあるかもしれないので、正しい情報はスタジオ・リッカの公式ホームページで確認するのが良いかと。
http://studio-rikka.com/
『ペイル・コクーン』(『水のコトバ』も収録) 残念ながら中古のみ。価格は¥1,500くらい。 ペイル・コクーン [DVD] amazon.co.jp/dp/B000C1YXHS/…
2022-05-21 22:50:54