秋田プライドマーチ2022 畑野とまと講演「PRIDEGLIDEをかかげた50年」実況まとめ

よねざわいずみ @yonezawaizumi

秋田プライドマーチ、午前中はアトリオン7階研修室で、「PRIDEをかかげた50年」と題して私の母（笑）、畑野とまとしゃんが講演します！ pic.twitter.com/Nyz48jWGTF

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10時30分、はじまりました。参加者50人くらいかな？（不確か）

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【実況】なぜLGBTは差別されるか？ 世界的には「ソドミーの罪」が未だに悪さしている。「欲深かったために天罰が下った」という話がいつの間にか「性欲」になり、さらに「VとP以外の性交」まで変化した。

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大航海時代、これをイギリスが禁止して世界中に拡めた。 また「QUEER」は1894年、同性愛を侮蔑する意味で使われだした。

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最初のドラァグクイーンはアメリカ奴隷制のもとで生まれた元奴隷のウイリアム・ドーシー・スワン。1896年に逮捕され禁錮10ヶ月。これへの恩赦運動が、おそらく世界初の同性愛者による抵抗運動である。

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最初の同性婚は1901年、スペイン。レズビアンカップルが、1人が男性になりきって結婚証明書を取得。 ドイツで性的少数者の研究が1919年からはじまり、ここで「変態」視せずに当事者を見るようになった発端。研究資料はナチスが焼却。

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アメリカ初の同性愛者権利団体が1924年にイリノイ州で結成。警察にソッコーで弾圧されて短命に終わった。 1931年、バルセロナで史上残る最古のQUEERなデモ。LGBTがよく集まる公衆浴場を破壊されたことへの抗議。トランスジェンダーが中心。

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20世紀初頭、アメリカの音楽業界に当事者が次々と現れる。1930年代にブルースでレズビアン讃歌が唄われる。 いっぽうで1933年、ナチスが同性愛者やトランスジェンダーを激しく迫害する。命を奪われた当事者多数。

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1950年、スウェーデンとアメリカで当事者の権利団体設立（現存）。アメリカの赤狩りでは「同性愛者も共産主義者同様に危険」とし、政府内部から排除。（ラベンダーの恐怖）

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シスター・ロゼッタ・サープ（1915-73）、ロックの母でレズビアン。エスケリータ（1935-86）、QUEERなゲイ。リトル・リチャード（2932-2020）、フレディー・マーキュリーも影響を受けた。

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1959年、全米各地でゲイ（今のLGBTQ）の怒りが爆発しはじめる。クーパーツドーナッツで警察官がIDチェックをはじめ大暴動に。65年にフィラデルフィアの珈琲店がドラァグクイーンやトランスに珈琲を売らない宣言をしたために抗議の座り込み。

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ストーンウォール暴動（1969年）。トランスがショーをするパブはたくさんあって白人セレブにも人気だった（店が警察に賄賂でおめこぼし）。ストーンウォールは誰でも歓迎するために違法営業をしており、警察には賄賂を渡していたが、警察がさらなる賄賂確保のため、店に抜き打ちチェックをはじめる。

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当時は異性の服飾品を3点以上身につけていると違法だったため、それを根拠とした取り締まり。いつもは店が賄賂渡して終わるところ、ドラァグクイーンの1人が野次馬（違法でないため）のゲイの傍観に抗議をしたことで暴動に発展した。

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さらにゲイ活動者がこれを地元新聞社に通報、これを聞きつけたブラックパンサー党や学生運動団体が支援に入り3日3晩の大暴動となった。活動者はここで人権冊子を作成して配布し、権利運動が知られるきっかけとなった。

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当時の黒人公民権運動とのアナロジーで理解されたゲイ（今のLGBTQ）の運動。翌月には初のデモが開かれ、当事者の活動者が次々と生まれていく。 1969年にGLF（Gay Liiberation Front：ゲイ解放戦線）結成、ソドミー法や異性装禁止法の撤廃、就労の権利などを主張。旧来の白人当事者運動団体と衝突。

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1969年、ベトナム反戦運動を行っていたフェミニストでばいせwクシャルのブレンダ・ハワードがGLFに讃歌、黒人解放運動の「プライド」概念を今のLGBTQの中に持ち込んだ。

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1970年、全米4都市で史上初のプライドパレード開催。「クリストファーストリート解放記念日マーチ」、すなわち、暴動が起こったことを記念すべきだと主張した。 また同年、大学生のゲイカップルが同性婚の訴えを起こした（敗訴）。

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1973円、トランス女性の存在を否定するフェミニストがはじめて公然登場。60年代末から70年代にかけて、レズビアンのフォークシンガーが続々と登場していたが、そこに混じっていたトランス女性シンガーを「レイプ犯と同じ男性である」と会議の基調講演で批判し、ステージを襲撃した。

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同1973年、プライドパレードで、レズビアンのフェミニストが「ドラァグやトランスを参加させるべきでない」と主張。これに救援活動者のトランス女性が、ブーイングの中一大演説を行った。（後年、フェミニストは自己批判）

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同1973年、メリーランド州で同性婚禁止を法制化。94年までこの流れが続く。WHOもゲイ（今のLGBTQ）を病理化した。 1977年、サンフランシスコ市議会議員選でゲイの活動者が当選。大都市でオープンリーな当事者が議員になった初の例。

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1978年、ニューヨークのゲイプライドからドラァグとトランスが排除される。具体的には「異性装の禁止」。両者の活動者はパレードの前を堂々と行進した。 同年、シドニーでパレード開催。サンフランシスコパレードのためのレインボーフラッグ誕生。

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同1978年、サンフランシスコ市議が市長とともに、前市議に殺害されるも7年8ヶ月の禁錮刑となり、暴動発生。 1979年、スタンダードオブケア第1版発行。性別適合手術のガイドライン。当時手術をした人の生活面の改善がなく自死者も多かったことから「慎重を期す」ためにできた。今は内容が大きく変わる。

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1981年、CDCがHIV症例を報告、エイズパニックとなり、トランス排除をしていたような白人男性活動者が次々と亡くなる。にもかかわらず他の当事者はこれを救援していった。

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1990年、ICD10で同性愛が削除され脱病理化、トランス関連は「性同一性障害」にまとめられた。（現在のICD11では「性同一性障害」はなくなり、かつ精神疾患から『性の健康』カテゴリーに移動している）

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1992年、女性の音楽フェスからトランス女性が排除されたことをきかっけに、会場の横で『キャンプトランス』がはじまる。しだいに参加ミュージシャンからの抗議やボイコットが強まり、2014年に解禁されたが15年でフェスじたい終了。よっぽとトランスが嫌だったのだろう。