動画『誰がカリフォルニアにならうのか』を訳してみた。

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『誰がカリフォルニアにならうのか?』を訳してみた。「カリフォルニアが国を動かす」。これが賞賛の言葉だったのは昔の話。今ではこれは教訓の言葉となってしまった。アメリカはこの教訓をしっかりと心に刻んだほうがいい。政治評論家のマイケル・アントンが解説します。 youtube.com/watch?v=Z8OLVG… pic.twitter.com/yVyi9LDbsT

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昔から「カリフォルニアが国を動かす」とよく言われてきた。以前はこれは熱烈な賞賛の言葉だった。 しかし今は教訓となっている。 アメリカがカリフォルニアのようになれば、この国は大変なことになる。奇妙な話である。カリフォルニア州は地球上でもっとも天国に近い場所ともいえるからだ。 pic.twitter.com/MRzBPS06rt

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温暖で過ごしやすい気候という点で、カリフォルニアに肩を並べる都市はそう多くない。世界有数の自然港が2つある。アウトドア派の人は、スキー、サーフィン、スキューバ・ダイビング、セコイアの森でのハイキング、ハーフドームでの登山を楽しめる。これらすべてに数時間のドライブでアクセスできる。 pic.twitter.com/9p3tjDydsy

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自然に関して言えば、カリフォルニアの唯一の泣き所は地震である。しかし、地震はそれほど頻繁に起こるわけではない。また、しっかりとした建築工事によりその悪影響を和らげることができる。 pic.twitter.com/PvnPni3kNm

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ニュースでよく耳にする干ばつや山火事も自然災害にちがいないが、これらも人間の創意工夫、すなわち灌漑、貯水、森林管理などによって対処可能である。しかし、活動家はこれらの工夫に目もくれないどころか、積極的に反対している。 pic.twitter.com/E1KrcjzXZB

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一言でいえば、カリフォルニアの勝利と悲劇がここにある。すなわち、人が住むのに最も素晴らしい場所であり、正真正銘のエデンの園だったカリフォルニアが、州民のせいでごみ捨て場のようになろうとしているのだ。 pic.twitter.com/CXh388OqTH

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この衰退は一夜にして起きたのではない。過去100年以上にわたり、米国内のみならず世界中からやってきた人たちが、この州を経済的、文化的、技術的な中心地に育て、中産階級のパラダイスを築いた。だが、この10年間というもの、カリフォルニア州民はせっせとそれを台無しにすることにいそしんできた。 pic.twitter.com/PkinhgTv8o

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カリフォルニアの自然条件の絶大な優位性と、過去60年にわたって先進的なインフラと制度が築き上げられてきたことを考えれば、これは簡単な仕事ではない。しかし、機略に優れたカリフォルニア州民はこの仕事をやりとげた。合衆国で最も豊かだった州を、最も大きな貧困問題を抱える州にした。 pic.twitter.com/VrXydWRDKP

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カリフォルニアはかっては中産階級の天国だった、今では住宅費と一般的な生活費の高騰に悩まされている。車文化の発祥地だった場所が、ガソリンがこの国で飛びぬけて高い場所になった。 pic.twitter.com/oJ30FgFhzy

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犯罪は手がつけられないほどはびこっている。サンフランシスコとロサンゼルスのかなりの部分が事実上の立ち入り禁止区域となった。屋外でドラッグが公然と売買されている。当局は何もしない。警察が逮捕しても、検察官は逮捕者を釈放する。盗みが横行しているため、いたるところで店が廃業している。 pic.twitter.com/Y7hMBMzeXD

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文化は窒息させられている。正しい種類のショッピング・バッグを持っていなければ、正しい種類のストローで飲み物を飲んでいなければ、間違った代名詞で誰かを呼べば、のけ者にされるか、もっと悪い結末があなたを待っている。 多額の資金を投入された公立学校は目も当てられない惨状だ。 pic.twitter.com/3PRN2HPMdF

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そしてもちろんカリフォルニアの税金、特に販売税と所得税の税率が全米で最も高い州の1つである。 この州は、ビーチボーイズが歌にした1960年代のパラダイスどころか、1990年代の『ベイウォッチ』のイメージからも遠く離れたところまできてしまった。なぜそうなったのか? pic.twitter.com/RWlS2UiBp7

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間違った政策である。それには能動的なものもあれば受動的なものもある。だが、すべて意図的であることに変わりはない。能動的な政策とは、たとえば、極めて厳格な学区割り、偏った労働法、新しい家を建てることや新しい事業を起こすことを非常に困難にした環境規制である。 pic.twitter.com/kXrsv8Dj3S

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受動的な政策の最たるものは移民法の無視である。カリフォルニアは聖域州(移民に対して寛容な州)なのである。能動的政策と受動的政策はしばしば組み合わされる。カリフォルニアの政治家と企業は過去10年ほどにわたって不法移民を推進してきた。政治家は票のため、企業は賃金を低く抑えるためである。 pic.twitter.com/PBL1A4zCuG

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天気を除けば(天気だけは政治家が台無しにすることはできない)、今のカリフォルニアには人に勧められるようなものは何もない。 どうすべきなのか? 何もしないでおきたいという誘惑にはかられる。なすがままに任せるのだ。これが西海岸の痴れ者たちが望むものなら、与えておけばいいではないか。 pic.twitter.com/Ze8K4jWxqE

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しかし、それでもカリフォルニアはアメリカの一部であり、私たちの国、私たちの文明の一部である。この国にとってカリフォルニアは大きな資産であったし、もう一度そうなる可能性もある。もしも、ほんとうにもしも、気の確かなリーダーが責任ある立場に就くことができればの話だが。 pic.twitter.com/DvdTEKkyY2

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それには何が必要なのか? その答えはシンプルだ。カリフォルニアの有権者が、人々の生活を振り回し、州を破滅に追いやっている詐欺師と気取り屋を選挙で落とせばいいのだ。そのためには、有権者は最も大事にしてきた意見のいくつかについて考え直す必要があるだろう。 pic.twitter.com/eMXz7m0bdP

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シンプルだが簡単ではない。しかし、変化の兆しは見える。2022年の初め、非常に左寄りの都市として知られるサンフランシスコの有権者は、教育委員会の3人の極左委員を大差でリコールすることに成功した。 pic.twitter.com/mCeZkDUb5f

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北部でも南部でも、逮捕者をすぐに釈放してしまう地区検事長をリコールしようとする試みが真剣に行われている。そのうちいくつかには、エスタブリッシュメント層やハリウッドが資金を提供している。 pic.twitter.com/HNpCDMjpfz

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これらは良い兆候だ。こうした動きはもっと必要だ。しかし、変化は起こりうる。そして、ほんとうに変化が起きれば、カリフォルニアは再び黄金の州となり、この国のモデルとなるだろう。 pic.twitter.com/8X2w3YUnhH

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私はカリフォルニアで生まれ育ち、学校に通った。もし今でも住んでいるなら、私は用心しながらも楽観的な見方をしているかもしれない。だが、テキサス、フロリダ、テネシーなどの不動産広告にも目を通しているだろう。 pic.twitter.com/4GtqrPz5id

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ヒルズデール大学ワシントンDCキャンパスの政治学講師であり、『The Stakes: America at the Point of No Return』の著者のマイケル・アントンでした。(了) 英文スクリプト: ↓ prageru.com/video/who-want…